2月鳥取熟年大学 鳥取県人会(本橋幹久会長)の鳥取熟年大学は十八日午後一時から同県人会会館(聖市ミランドポリス区ドナ・セザリア・ファグンデス街三二三番。 電話11・2276・6032)で今年の始業式引き続いて講演を行う。 講師は佐々木陽明南米浄土宗別院日伯寺開教総監(淑徳大学客員教授)。会費=七レアル。 一般の方の参加も歓迎。
Dia: 10 de fevereiro de 2009
重文に匹敵の三線を発掘 楽聖知念績高愛用の逸品 沖縄県人会聖市在住、新城秀夫さんが所蔵 沖縄県人会(与儀昭雄会長)は昨年十一月、母県にもほとんど残っていないという二百年以上前と見られる貴重な三線(サンシン)が、聖市内で埋もれていたことを発見した。 この三線は、琉球王朝時代に「御冠船の歌氏を勤めた楽聖」と言われる天才的音楽家・知念績高(一七六一年~一八二八年)が愛用したとされる名品。 五日午後三時から同県人会館で「お披露目」が行なわれ、役員や琉球古典音楽関係者など約三十人が集まり、丹念に見入ったほか、手に取って演奏を行なうなど歴史的な逸品への敬意を払っていた。
ニッケイ新聞 2009年2月10日付け 母県から贈られた二宮金次郎の石像除幕式が聖市内の神奈川文化援護協会会館で、県庁などからの来賓を迎えて八日午前十時から行われ、約九十人が出席した。まず、鴻谷正博知事室長が挨拶を述べ、今までの経緯を説明した。昨年百周年を記念して松沢知事が来伯した折り、同県人会から尊徳像がほしいとの要望があったのが発端となり、知事が石像寄贈について報徳博物館の草山昭館長に相談し、快く快諾されたという。昨年九月十一日に『二宮金次郎像、ブラジルに渡る』プロジェクト実行委員会が結成され、パンフレット配布、会社訪問、ホームページなどの募金活動が始まった。わずか三カ月で北海道から九州まで、百五十団体、三千二百個人から約八百八十万円の募金が集まったという。除幕式で大部一秋在聖総領事は、「戦前の日本移民は、ブラジル国民に勤勉、努力家、信頼できるという印象を定着させた。これは尊徳思想と一致している。その石像が海を渡って届いたことに感慨深いものを感じる」と感想をのべた。草山館長は「現在は物質的な面に目が向けられがち。もっと報徳思想を見直さなければならない」と道徳面の大切さを強調した。神奈川協会の村田洋会長は「報徳思想をブラジル社会へ少しずつでも浸透させていきます」と啓蒙していく意気込みを見せた。
「二十一世紀を生き抜く為に」をテーマにした二宮金次郎(尊徳)像寄贈記念セミナーが、七日午後一時から聖市リベルダーデ区にある文協小講堂で開催され、約八十人が出席した。 同セミナーは、神奈川県人会(村田洋会長)の依頼で、母県関係者の協力により昨年九月から開始された「二宮金次郎像、ブラジルに渡る」プロジェクトの一環として開催されたもの。翌八日は、同県人会館で石像の除幕式も行なわれた。 草山館長による記念セミナーでは、少年期に両親を亡くした尊徳が、伯父宅に預けられながら農作業に励む傍ら、独学で精進。小田原藩主・大久保忠真に認められ、藩の土地開墾や財政改革を実現させた「報徳思想」が説明された。 また、セミナーの合間には、第五回聖州ビデオコンクール受賞作品の上映や、山村敏明FENIVAR(リベイラ地方日系文化連合会)会長によるレジストロ日系社会の歴史説明、講演者によるパネルディスカッションなども行なわれた。
ニッケイ新聞 2009年2月10日付け 「金融危機の今こそ、二宮金次郎の思想を思いださねばなりません」。神奈川文化援護協会(村田博会長)や文協・援協・県連などが組織した二宮金次 郎(尊徳)像ブラジル受け入れプロジェクト実行委員会(高村純委員長)が実施したセミナー「二十一世紀を生き抜くために・二宮尊徳から学ぶ」が七日午後、 文協小講堂で行われ、来伯した報徳博物館の草山昭館長の、そのような言葉に来場者約百人は耳を傾けた。当日は玄孫の二宮精三氏も来伯し、二宮哲学の世界普 及への願いを語った。 四十三年間、尊徳思想を研究している草山館長は、ニッケイ新聞などの取材に応え、移民史料館を見た感想として「移民のみなさんは子弟教育に尽力されたと聞き、まさにその実践者だと感銘を受けた」とのべた。 さらに、現代におけるその意義を「世界で経済と道徳の一元論を説いたのは、二宮尊徳だけ。現在は金融資本中心になり、マネーゲームで儲けることが美徳と なり、金融危機が起きた。尊徳はコツコツと勤勉に働くことを説いた。いわば、実体経済を尊重する機運こそ立て直しに必要。日本は胸を張ってその思想を世界 に訴えるべき」と強調した。 セミナーの最初には、小田原市教育委員会が製作した、尊徳の生涯と哲学を要約したアニメ(ポ語字幕付き)が上映された。さらに、十一月二十八日に金次郎 の生家前で行われた石像出発式で松沢成文(しげふみ)県知事が「(昨年)六月にブラジル訪問した時、報徳思想を胸にジャングルを開拓されたとの話を聞き、 いたく感銘を受けた」とのあいさつを行った時の映像が流された。 同知事代理として県知事室長の鴻谷正博氏が挨拶し、それに続いて、玄孫である二宮精三氏はポ語の文面を読み上げて挨拶し、「ブラジルでも尊徳精神で子弟教育に邁進されていると聞き、子孫として感無量の思い」とのべ、感謝した。 ジャクピランガ市とパリケーラス市の日本移民百周年祭実行委員長を務め、両市に二宮像を建立した斉藤咲男さんも、「小さい頃、母親から二宮尊徳のように なれと繰り返し言われた。百周年を記念して作るならこれしかないと思った」とのべた。聖南西・リベイラ沿岸百周年実行委員会をしていた山村敏明会長も、同 地の入植の歴史を説明した。 草山館長は約二時間に渡って、尊徳の思想が生まれた経緯を分かりやすく説明、生涯に六百カ所もの財政再建を果たした生き様をじっくりと語り、来場者は感心したように聞き入っていた。...
