三重県人会は、去る二月十五日に定期総会を開き、会長の徳力啓三氏が「若い人に良い形でのバトンタッチをしたい」との思いから任期(二年)半ばで辞任を表明。同二十八日の役員会で改めて承認され、後任には第一副会長だった日系三世の前田ネルソン氏が新会長に就任した。
一年で会長を辞任したことについて徳力氏は、「(昨年一月に)会長就任要請の声がかかった時、二世会長から一世に戻るのは良くないと辞退したが、前会長の身体的問題や県知事が来伯することなどもあり引き受けた。私が一番目標にしてきたのは後継者への早い時期でのバトンタッチで、二年の任期の後に交替したのでは、後継者のやる気を損なうと感じた」と説明した。
同県人会では、定期総会前の同じ二月十五日に臨時総会も開き、一部定款を改正。これまで二十九人必要だった役員シャッパを十三人に減らしたほか、県人関係者および県人子弟以外の一般会員の入会を認める「協賛会員」制度導入などの承認を得たという。
昨年八月、母県から野呂昭彦県知事をはじめとする慶祝団を迎えて行なった県人会創立六十五周年式典で、会員の協力を得ながら一世会長として手腕を振るった徳力氏。「(式典時は)今まで県人会に来ていなかった人たちも、たくさん出席していただいた。この一年間、心置きなく会長職を務めることができた。思い残すことはない」と、さっぱりとした口ぶりで話し、新体制への期待感を示していた。
