06/03/2026

Dia: 21 de março de 2009

ニッケイ新聞 2009年3月21日付け 八日朝、天高く秋晴れの中、爽やかな空気のコパカバーナ海岸の波打ち際で参加者の一人、中野文雄さん(87、福岡)は、「七十年間ブラジルにおるが、リオは初めて。冥土の旅のいい土産ですよ」と呵々(かか)大笑した。一行はリオの誇る観光地コパカバーナ海岸のレメ・オットン・ホテルに宿泊。全員が海際の部屋で、伯国を代表する美景を堪能した。しかもここは、昨年六月に百周年を記念して静岡県浜松市から凧揚げ使節団一行が来て、真ん前の砂浜で揚げたという日本に縁のある場所だ。午前八時に出発し、キリストの像で有名なコルコバードの丘へ。〇七年七月に「世界七美景」に選ばれたほど有名だ。ドン・ペドロ二世の治世下の一八八四年に開通した由緒ある登山鉄道に乗り、エレベーター、エスカレーターを乗りついで、階段を使わずに頂上(標高七百十メートル)まで到着した。三十八メートルもあるキリスト像は、登山鉄道によって四年がかりで資材を運び上げ、一九三一年にようやく完成した。ちなみに奈良の大仏は約十五メートルなので二倍以上ある。昨年、皇太子さまも登られた名所ポン・デ・アスーカルからマラカナン蹴球場、町の隅々までがくっきりと一望でき、一行は記念撮影に忙しい。「これだけ眺めが良いのは、五回来て一回でしょうね」。ガイドの戸田エリオさんは、そう絶景を評した。☆    ☆登山電車の始発駅に程近い、高級住宅街のコズメ・ヴェーリョ区にリオ日系協会の会館はある。元石川島播磨重工の社員寮で、向かいにはグローボテレビ局の創立者ロベルト・マリーニョの生家があり、いまも一族が住んでいる関係で治安がいいという。正午から交流会が始まった。今年新会長に就任した松浦ミノルさん(64、三世)がリオ日系の活動紹介をしたのに続き、長友団長があいさつし、リオ州日伯文化体育連盟の鹿田明義会長(72、長野)が同地日系の歴史を語った。リオ州連盟は今年五十四年目で、首都時代の設立だ。日本国大使館がブラジリアに移転したのを受け、日系人の団結を落とさないようにとの新総領事の提案で、七二年三月十一日にリオ日系協会が創立されたという。「現在のリオ日系の役員はサンパウロやパラナに生まれて、ペトロブラスやヴァーレに就職してリオにきた優秀な人ばかり」。松浦会長もペトロブラスだ。リオ州には南部を中心に二十二団体があり、リオ州日伯文化体育連盟が統括する。ただし、昨年の百周年のような行事には「四団体」であたる。同連盟、リオ日本商工会議所、歴代伯人会長をいだく親日家伯人の集まりの日伯文化協会、それにリオ日系協会だ。同州の日系人口は五世まで入れて一万五千人。うち市内には五千人だ。昨年六月、麻生太郎日伯議連会長を団長とする議連慶祝団を迎え、ラゴア区のカンタガーロ公園に黄色イッペー百本の植樹をした。「三年したら名所になるよ」と鹿田会長はいう。同地の誇りは、なんといっても植物園内の「清苑」だ。紀宮親王がご来伯された一九九五年十一月十日に開所式が行われ、それにちなんで命名された。九七年に天皇陛下もお立ち寄りになり、秋篠宮さまも園内に植樹されていたものを清苑に移し、昨年は皇太子さまが植樹をされた。「皇室お手植えの木がこれだけ揃っている日本庭園は珍しいはず」と鹿田会長は胸を張る。宮本アキオさんの音頭で乾杯をし、一行は、会長みずから早朝から準備したシュラスコ、同地婦人部が用意した昼食を堪能した。(つづく、深沢正雪記者) 写真=コルコバードのキリスト像の前で記念撮影 この連載はこちらでご覧になれます。http://www.nikkeyshimbun.com.br/2009rensai-fukasawa2.html
ニッケイ新聞 2009年3月21日付け 愛知県からブラジル愛知県人会(豊田瑠美会長)を通して、三千九百五十冊もの新図書が文協図書館に届けられた。「若い人をはじめ多くの人に活用してもらい、日本文化に触れてほしい」――。昨年八月に挙行された同県人会創立五十周年記念式典に出席するため来伯した際に、神田真秋知事はそう話しながら上原幸啓文協会長へ目録を手渡したが、それが実現した。「図書館ができて五十年経つが、これだけ多くの新図書が寄付されるのは初めてのことでは」と栗原猛・文協会長代理。半年間は「愛知県コーナー」を設置し、多くの人の手に触れるようにしていく。豊田愛知県人会長は、「県人だけじゃなく、皆さんに使って頂ける。とても嬉しいです」と喜びを表す。十七日夜、ダンボール箱五十四箱が雨の中文協に届いた。中身は移民関係図書にはじまり、愛知県関係資料、生活・社会情報資料、日本文化資料、日本語学習、辞書・事典、文芸書、児童書、絵本、漫画など。「新しい本を中心に」との神田知事の言葉通り、厳選されている。愛知県関連の図書では行政資料だけでなく、戦国武将に関する本からプロ野球の中日ドラゴンズ関係図書、名古屋近郊の車窓風景写真集まで、多岐にわたっており、県人のみならず一般の人も楽しめそうだ。翌十八日に同図書館で行われた贈呈式には豊田県人会長、栗原会長代理、小森広文協図書委員長、図書館の職員が参加した。寄贈された約四千冊で、同図書館の在庫は五万冊以上になった。小森図書委員長は、「本当にありがたい。大いに皆さんに活用してもらいたい」と話し、すぐにでも新しい書棚を購入、『愛知県コーナー』を半年間設置して、登録が済んだ図書から貸し出す意向を説明した。また、登録済みでなくても、その場で読むことができるよう便宜を図るという。図書館職員の皆川ルイザさんは、「新しい本がこんなに大量に届けられたのは初めて。本当に嬉しい」と喜ぶ。皆川さんによれば、現在ある図書は寄贈されたものもたくさんある。古い図書が多いものの、遠くから二週間に一度通ってくる高齢者や、日本語学習のために通う若者もいる。「おかげで、ますます日本の本を読む楽しみを感じてもらえる」と皆川さん。同図書館は文協会員であれば一人五冊まで二週間貸し出し可能。月曜日から金曜日は午前九時から午後七時まで、土曜日は午後一時まで。問い合わせは、電話(11・3208・1755/図書館)まで。
ニッケイ新聞 2009年3月21日付け 滋賀県人会(山田康夫会長)は二十二日午前十時半(第二次招集)から同会館(ブラス・クーバス街415)で二〇〇九年度定期総会を開く。議題は〇八年度事業・会計報告および事業計画・予算案審議など。当日正午から会場で、滋賀県から来伯する県中学選抜チームの歓迎会も行なう。問合わせは同会(11・5571・9659)まで。