「アマゾン日本人移民発祥の地」として、入植八十周年記念式典を九月十六日に行なうトメアスー。同地実行委員長で、トメアスー文化農業振興協会会長でもある海谷(かいや)英雄氏が、同式典をはじめとする記念行事の案内状配布を主な目的に今月二十日から来聖、四日間にわたってサンパウロに滞在した。海谷委員長は、文協、県連、百周年協会といった日系主要団体やスポンサー企業、日本政府関連機関などを訪問。「一世が現役で行なう最後の移民祭となる気持ちで臨む」と意気込みを見せ、式典への協力と出席を広く呼びかけた。 記念碑建立、記念誌刊行も 広く全伯から協賛募金求める 「トメアスー日本人移民八十周年記念祭実行委員会」は〇七年七月に発足し、十三の小委員会から構成。これまで毎月一回の割合で会議を開き、各種イベントの準備や実行を推進している。 すでに決定している行事は、九月十六日に同文化農業振興協会会館で開催される記念式典をはじめ、前日十五日のトメアスー西本願寺での先没開拓者慰霊法要のほか、農業物産展示会(十六日、十七日)、記念碑建立(協会敷地内)、芸能祭、移民史料館整備、会館改装、八十周年記念誌発刊、「移民の森」や「初期移民の家」整備などが進められている。 これまでに、一月の麻雀・相撲大会を皮切りに、ミス・ニッケイ・コンテスト(二月)、俳句(三月)、将棋大会(四月)を実施済み。今後、運動会・盆踊り(七月)、敬老会・囲碁(八月)、ゴルフ(九月)、野球・ソフトボール、空手(十月)、ゲートボール(十二月)を予定している。 二十二日午前に来社した海谷委員長は、九月の記念祭案内状とともに、九九年のアマゾン移民七十周年記念誌で先月四月にようやく完成したという「アマゾンの自然と調和して」を持参。記念誌編纂委員がそれぞれの仕事を持ち、諸事情で作業が思うように進まなかったことを説明した上で、「八十周年記念誌は専門家に入ってもらって、この十年分と日ポ両語で新たに編纂し、二〇一〇年の末には発刊したい」との抱負を述べた。 海谷委員長は今回の来聖で、到着した二十日に早速、文協、県連、レアル銀行、トヨタ、ホンダなどの企業を訪問。翌二十一日にJICAサンパウロ事務所、百周年協会、移民史料館などに足を運んだ。 約四十五万レアルが見積もられている記念行事の総予算の中で、現在地元を中心に協力券を発行して資金を募っているとし、今後も北伯地域やサンパウロの企業などにスポンサー協力を呼びかけていく考えだ。 海谷会長は「移民の八〇%は農業移民で、八十年の歴史の中でコショウをはじめ、クプアスー、アサイなど熱帯果樹の現物を物産として展示したいと思っている。各委員会には、二世、三世の若い人たちに実働部隊として積極的に入ってもらい、次世代に引き継いでもらうことを考えているが、八十周年は一世が主導となる最後の移民祭になるという気持ちで臨んでいる」と述べ、今年のアマゾン日本人移民八十周年記念祭典への意気込みを見せていた。
Dia: 25 de maio de 2009
アマゾン、トメアスーで九月にある入植八十周年式典。県連からは「ふるさと巡り」で約二百人が出席するが、全員が会場に入りきらないことから、川下りのツアーや自然保護区への訪問、作物の視察などを用意し、対応するとか。 来聖し、二十日に県連役員と調整を行なった海谷英雄・祭典実行委員長は、「現在取り組んでいる森林農業(アグロ・フォレストリー)などを見て行ってほしい」と呼びかけている。
