ブラジル沖縄県人移住百一周年を記念した第十五回開拓先亡者追悼慰霊法要が、二十一日午後二時から聖市リベルダーデ区の沖縄県人会館大サロンで開催され、約百五十人が出席した。 法要は、先亡者への黙祷のあと、田場ジョルジ実行委員長の開会の辞で開始。野村流音楽協会、野村流古典音楽保存会、琉球筝曲興陽会、琉球筝曲保存会の各ブラジル支部による献楽の儀をはじめ、県費留学・研修生OBによる献花の儀、ぶくぶく茶道ブラジル支部による献茶の儀がそれぞれ執り行われた。 引き続き、与儀昭雄会長が追悼の辞を述べ、一九〇八年から始まった移民の歴史を振り返り、「困難を極めた生活の中で先人たちは日系社会を築き上げてきた。我々はその遺志を受け継ぎ、今後も次世代に引き継いでいかなければならない」と強調した。 曹洞宗南米別院佛心寺の采川道昭導師が入道。読経の間に出席者一人一人が焼香を行ない、合掌しながら先人への思いを傾けた。 采川導師は法話の中で、「ご先祖様に命をつないでもらい、そのお陰で我々は今日の発展を見るに至った。子孫である我々が立派に生きることが何よりのお返しであり、そのことが日系社会、ブラジル社会はもとより世界の発展につながる」と諭した。 今回、初めて法要に出席したという聖市パトリアルカ区在住の伊豆味(いずみ)美枝子さん(七八、二世)は、「(法要は)本当に良かった。出席できて身に余る思いです」と先人への感謝の意を示していた。 また、県人会評議員の一人である山城勇氏は、「昨年は移民百周年という絶頂に達したが、今年は百一年目という新たな気持ちで臨みたい」と、気を引き締めていた。 写真:沖縄県人会での慰霊法要に出席した人々
