年々増す賑わいに関係者感慨
沖縄県人会ビラ・カロン支部(知花ルイ支部長)主催の第七回おきなわ祭りが、十五日正午から聖市マンチェスター区のハロルド・ダルトロ広場で開催され、昨年の二万五千人を上回る約四万人(主催者側発表)が詰めかけ、盛況を博した。聖市の公式カレンダーにもなっている同イベントは、来年は二日間にわたって行なわれることがすでに決定しており、今後さらに拡大路線を歩みそうだ。
会場では、ラジオ体操を皮切りに、空手、琉球民謡・舞踊、エイサー太鼓、獅子舞、歌謡ショーなど二十九の演目が特設舞台上で披露。また、約六十のバザリスタも出店して「沖縄県人会版フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」といった様相を呈し、午後四時の時点で場内がまともに歩けないほどの人々で賑わった。
地元ビラ・カロン支部の長浜清美婦人会長の説明によると、午後四時の時点で十五キロ分用意したサーターアンダギー(揚げ菓子)が売り切れの状態で、十三日から準備した七百食分の沖縄ソバも午後七時には完売していた。
また、サン・マテウス支部では恒例の「ヒージャー(ヤギ)汁」づくりのために、当初の八頭から十頭に増やしてヤギを使ったという。
午後七時から舞台上で行なわれた式典には、飯星ワルテル下議、高橋カルロス聖市長代理、神谷牛太郎市議、羽藤ジョージ市議、清水オリジオ・レアル銀行取締役、聖市観光局関係者ら来賓が揃いの赤色のハッピを着て出席した。
あいさつに立った知花支部長は、聖市の公式行事となっている「おきなわ祭り」の大切さを説いた上で、「我々ウチナーンチュがブラジル人と一緒に日本とブラジルをつなげる、これだけの祭りを開催することができたのも多くの人たちの協力のお陰」と感謝の意を示し、「『いちゃりば・ちょーでぃ(会えば、皆兄弟』の精神でこれからもやっていきたい」と述べた。
引き続き、あいさつを行なった上江田エドワルド実行委員長は各方面関係者に対して「オブリガード(ありがとう)」を連呼。今後も同祭を一緒に続けていくことの大切さを強調した。
毎年同祭に足を運んでいるという地元ビラ・カロン在住の山内幸寿(こうじゅ)さん(六九)は、「ピンガを飲んで、ヒージャーも食べた」とし、「こういう機会があることは本当に楽しい」と満足げ。
午後二時頃から会場に来たというサント・アンドレ支部長の糸洲(いとす)三郎さん(七二)も、ブラジル産泡盛とビールを飲みながら充実した表情を見せていた。
(写真=約四万人の来場者で賑わった会場/式典であいさつする知花支部長(中央))
2009年9月20日付
