ニッケイ新聞 2009年8月27日付け ブラジル熊本県文化交流協会(小山田祥雄会長)は九月十六日から十九日までキロンボ温泉旅行を実施するにあたり、参加者を募っている。九月十六日午後十時にリベルダーデ広場をバスで出発。キロンボ市で二泊し、十九日朝に現地を出発し正午過ぎに着聖する予定。ゆったりと温泉を満喫するほか、カラオケなどのレクリエーションも企画されている。案内に来社した小山田会長は、「皆で楽しい旅行にしましょう。ぜひ参加して下さい」と呼びかけた。費用は三百十~三百六十レアル(部屋割り等で異なる)。申込み・問い合わせは同協会(電話=11・5084・1338)まで。
Dia: 27 de agosto de 2009
ニッケイ新聞 2009年8月27日付け 沖縄古武道神武会ブラジル支部(フラビオ・ビセンテ・デ・ソウザ支部長)は三十日午後三時から沖縄県人会館(トマス・デ・リマ街72)で「第二回沖縄空手・古武道演武会」を開催する。案内のためフラビオ支部長、仲村渠清徳実行委員長と、同演武会参加のため来伯した石橋満雄氏(沖縄小林空手古武道重礼館道場館長、福岡県柳川市)が本紙を訪れた。十歳で空手を始めたフラビオ支部長は、九一年に沖縄空手の新里善秀氏に弟子入り。その後古武道の習得も始めた。九七年から五度訪日して研鑚を積み、〇七年に神武会ブラジル支部を開設。消防士の仕事の傍ら、指導にあたっている。〇七年以来二度目となる今回の演武会では、同支部の生徒二百人とブラジル国内の空手道場の生徒らが参加し、演武を披露。琉球民謡協会、斉藤悟琉舞道場、城間和枝琉舞道場、和太鼓グループ喜楽も出演する。石橋氏は沖縄小林流空手協会教士八段、沖縄古武道連盟教士七段。フラビオ支部長とは十二年来の交流がある。ブラジル訪問は〇七年以来二回目。伯国の生徒について「本当の空手を教えようという意気込みを感じる。弟子も礼儀正しく、純粋に取組んでいる」と評価する。当日も演武を披露する予定だ。「沖縄文化継承のため、立派な演武を見せたい」と抱負を語るフラビオ支部長。仲村渠委員長も、「めずらしい武道の世界と、舞踊や民謡などを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。午後七時ごろまで。入場券は十五レアル。沖縄県人会(11・3106・8823)、Mercearia Nihon Hin Produtos Japoneses(2942・8096、ビラ・カロン)で取り扱っている。当日会場でも販売する。
ニッケイ新聞 2009年8月27日付け 「後世に残したい」――。日系農業の功労者を称える山本喜誉司賞選考委員会(高橋一水委員長)は二十二日午後から、『山本喜誉司賞のあゆみ』(藤井剛三編纂委員長)発刊式典を、リベルダーデの文協ビル貴賓室で開いた。文協国士舘での資料焼却事故という厳しいスタートだったが、四年越しの発刊に、歴代受賞者や来賓、関係者約百四十人が集まり喜びの声をあげた。また、故山本博士の次男坦カルロス氏や孫、ひ孫も駆けつけた。 「農業の神様と言われてきた日本人の歩みを残し、次世代に繋げたい」との選考委員会の強い願いのもと、日ポ両語で書かれた四百一ページの大著は、この日出席者全員に配られた。編纂開始後に歴代受賞者の資料が焼却処分されていたことが発覚、「これほど大変だとは思わなかった」と委員も洩らすほど困難を極めた編集だが、無事に昨年第三十八回まで全受賞者百二十四人の功績が山本博士の略歴、コラム、エッセイ共に一冊にまとまった。杓田美代子副委員長は、「同品種で受賞した方の功績を時系列で並べれば、ブラジル農業の発展も読み解ける。日系人がいかに貢献したか一目でわかる」と胸を張る。式典であいさつに立った木多喜八郎文協会長は、「歴史的出版」と位置付け、高橋委員長は「焼失した資料を一から集めるのは大きな努力が必要だった。子やお孫さんの協力のおかげ」と感謝を表し、「今、まとめなければ日本人の貢献が歴史から無くなってしまっていただろう。次世代にも勧めて」と語った。また藤井編纂委員長は、「若い日系農業者が技術革新を続けてブラジル農業を発展させ世界の食糧事情を明るいものにして欲しい」と思いを述べた。千坂平通JICAサンパウロ支所長、松尾治百周年協会執行委員長、森口イナシオ援協会長、与儀昭雄県連会長、近藤四郎農拓協会長、新留静コチア青年連絡協議会長、吉岡黎明救済会会長ら多くの来賓が訪れた。式典後、第一回受賞者の故柿原義治さんの娘、小田エルザさんに高橋委員長から記念品が贈られた。カクテルパーティーに移って乾杯。一九八一年受賞の杉本正さん(92、北海道)は、「家族を養うために一生懸命やっただけ。おまけにこの賞まで頂き、記念史として残って嬉しい」と顔を綻ばせた。なお、式典で行われた鈴木孝憲、荒木克弥両氏による記念講演会の内容は後日報じる。
