八月三十一日に開催された北海道人移住九十周年記念式典には、北海道をはじめ、サンパウロ、バストス、ロンドリーナやボリビアなど遠方からも北海道人およびその子弟など関係者たちが出席した。当時や今後の思いなど、各人に話を聞いた。
小笠原尚衛の子孫に当たり、現在聖市ブタンタン区に住む小笠原直臣(なおみ)さん(九四)。
「父親(与吉さん)から聞いた話では、私は一九一八年に三歳でブラジルに来て、(聖州アルバレス・マッシャードの)ブレイジョン植民地に入った。二十歳まで居たから第二の故郷と思っている。尚衛さんは品位のある人で、『長寿になる秘訣を教えて下さい』と聞いたら『タバコを吸わず、先祖を大事にし、嘘をつかなければ長生きできる』と教えてくれた」
今回が初来伯の小林和男三笠市長。
「ブラジルの先輩方から話を聞いて、実際の移住が思っていたよりもっと厳しいものであると感じた。北海道には百八十の市町村があり、ここで聞いたことを報告し、ブラジルと北海道の関係をもっと強くしていきたい」
昨年の移民百周年一環行事として、北海道勇払郡安平町早来大(はやきた)町から雪だるまを持ってきた真保(しんぼ)生紀さん。
「昨年は北海道協会さんの協力により、ブラジルに雪だるまを持ってくることができ、私の長年の夢が叶いましたが、お金もかかりました。十年後の北海道人移住百周年にはできれば、百個の雪だるまを持って来たいと思っています」
在ボリビア北海道人会の伴井富雄会長。
「五年前の式典にも出席し、その時はロンドリーナでのパークゴルフ大会にも出席しました。独身の時にモジダスクルーゼスの養鶏家で二年間働いた経験があり、ブラジルには思いがあります。サンファン移住地には他の県の出身者も多いのですが、北海道だけが助成がないので、高橋はるみ知事に会ってお願いしました」
(写真=式典に出席した小笠原直臣さん)
2009年9月1日付
