福岡県人会(南アゴスチーニョ俊男会長)は十四日、聖市内のレストランでアマゾン日本人移民八十周年を記念した福岡県慶祝団(海老井悦子団長)の歓迎会を行なった。団員ら六人と集まった同県人会関係者三十四人は、郷里の話に花を咲かせるなどし和やかな時間を過ごした。
同日着聖した一行は、午後三時からブラジル日本移民史料館を見学。同県人会からは案内役として、松尾治名誉会長、鶴我博文理事、鶴我圭子同夫人が参加した。
慶祝団の顧問を務める井本邦彦同県県議会副議長は、「自分の感覚で移民の歴史を認識したい」と、ガイドに頼らず一つ一つの資料に足を止めた。「カーニバルの国程度の知識だった。県人の方が随分とブラジルに貢献している。嬉しく思います」と移民史に触れ、感激の表情を浮かべていた。
歓迎会の席で同県副知事の海老井団長は、「移民の皆さんがここに至るまでに抱いた思いを感じることができた」と史料館見学の感想を述べ、昨年から実施している子弟招聘制度などを通して、「グローバルな時代に対応できる県人会と、県の絆を更に深めていきたい」と、あいさつ。
同県から参加者に対して漆塗りの夫婦箸も贈呈され、南会長は、「母県から慶祝に来ているのはうちだけ。ブラジルのことを気にかけてくれているのがわかる。本当に嬉しい限り」と喜び、「良い旅にしましょう」と、一行の安全を祈念していた。
写真:歓迎会でスピーチする笑顔の海老井団長と、南会長
