2日間で500人が来場
ブラジル秋田県人会(小松雹玄会長)による『第3回手工芸品バザー』が11月21、22日の両日、聖市ビラ・マリアナ区の同県人会館で催され、2日間で約500人が詰めかける賑わいを見せた。
同バザーには和紙絵、手作りのアロマキャンドル、陶器、アクリル加工飾り物、ハンドバッグ、折り紙と切り紙、粘土細工、各種アクセサリー、手作りチョコレートなどバラエティーに富んだ手工芸品が出品され、出品数は合計約2500点に及んだ。
午前10時の開場後、訪れた来場者が多種多様の工芸品を前に「とても綺麗」と口々に声を上げ、各ブースをじっくり見ながら好みの手工芸品を買い上げていた。
2人の弟子とともに 点近くの和紙絵を出展した同会婦人部長の米谷ヨシ子さんは、「和紙絵制作は様々な種類の和紙を使って色をつける手間のかかる作業ですが、それだけに完成したときの喜びもひとしお」と語る。和紙絵は雪景色、桜の花びらや遠くから見た木々の葉や枝など、出したい色や質感によって用いる和紙を変え、大きい作品になると制作に1か月以上を要することもあるという。
溝口オルガさん(3世)、萩原イアラさん(2世)、タマキ・ロウールデスさん(3世)は陶器とアクリル加工飾り物を出品。溝口さんはピニェイロスのアリアンサ陶芸教室で陶器づくりを習得。粘土などの材料はすべてブラジルのものを用い、ろくろなど多種の手法を駆使して制作する。「思ったとおりの色を出すことが一番難しかった」と語っていたが、展示品の出来栄えに満足そうだった。
正午からは特製焼きそば、パステル、秋田名物のわらびの酢漬け、飲み物なども販売され、買い物を終えた来場者たちが用意されたテーブルでランチタイムを楽しむ姿も見られた。
同会館の近所に住むアメリカ・タヴァーレスさん(88)は、娘と孫の女性3人で来場。全長1センチ以下の小さな折り紙細工とワイングラス用の装飾品を購入した。「日本の工芸品は芸術的で繊細。日本人はブラジル人よりも手先が器用なのね」と笑顔を浮かべ、お気に入りの品物を購入できてご満悦といった表情を見せていた。
写真:多数の来場者で賑わいを見せた会場
2009年12月1日付
