06/03/2026

Ano: 2009

日本人植民地の原点に触れる 感動の交流ピクニック  鹿児島県人会(園田昭憲会長)は一月三十一日、地方との交流を目的とした「日帰りピクニック」をグァタパラ移住地で行った。  当地には、笠戸丸第一回日本移民、鹿児島県十八家族、高知県二家族、新潟県三家族計二十三家族八十八人が平野運平通訳に率いられ配耕された由緒 ある日本人植民地の歴史を誇る。   県人会員や日本からの研修生などで結成されたピクニック団は、午前六時過ぎに鹿児島県人会会館を発ち、約三時間かけ てグァタパラ農事文化体育協会(川上淳会長)に到着。川上会長はじめ役員や関係者の歓迎を受けた一行は、用意されたカフェを飲み、早速、第一目的地である グァタパラ駅跡地に出発した。   参加者からは、移民のルーツに触れ、当地に住む会員らと交流できたことを喜ぶ声が口々に聞かれた。また、会員からも、今回のような交流を望む 声が出るなど、わずか一日の滞在ながら、双方にとって得たものは大きく、百一年目のスタートとしては、これ以上ない一歩を踏み出した。
ニッケイ新聞 2009年2月5日付け  今年から宮城県人会(中沢宏一会長)は、好評の青葉祭りを大きく改革した。運営責任団体として、地域社会の健康的な生活を目的とするNGO団体「青葉健康生活協会」を設立し、月二回実施することになった。会場は今まで通りの同県人会館(ファグンデス街152)。  中沢会長は、「NGOを運営主体にしたことで、地域社会のための連合団体として、県人会の範囲よりも広く活動していける」との利点を強調した。  今月から第一土曜日(七日)は「青葉福祉祭り」と称し、主にカッポン・ボニート地方産の有機野菜の即売やADESC(農業婦人部連合会)手作り製品などを販売するのに加え、福祉団体が食事を提供する交流の場になった。  通常どおりの「青葉祭り」は第三土・日曜日(二十一、二十二日)。中沢会長は「いつも好評のはらこ飯、ずんだ餅、冷やし中華、恒例の秋刀魚定食、イカポッポ焼き、牛タン入り餃子があります」とお薦めする。  森山師範による武道医術、高橋幸衛家紋研究所の家紋の展示、岡崎幸雄氏のこけし販売に、評判の手作りの大豆製品、農地直送の有機野菜にバザーなども出揃う。  なお同祭りでは、会館のあるファグンデス街に建設が進められている援協福祉センターの建設資金の募金運動も行う。    ▽   ▽  宮城県人会では青葉祭りとは別に、毎週金曜日午後一時から午後五時まで同会館で足のマッサージが行われている。  マッサージ師の鈴木ラウラさんは、「足のツボをマッサージし、刺激が神経系統から患っている体の各部分に伝わり痛みを和らげる。また、体の循環機能を促 進させ、爽やかな気分にさせる。ストレスも自然と解消される」とその効果を説明した。無料だが、先着数人まで受付け。問い合わせは同事務局(11・ 3209・3265)まで。
ニッケイ新聞 2009年2月4日付け ブラジル茨城県人会の定期総会が一月二十五日午前十時から、聖市の同会館で開催された。モジ支部、グァタパラ支部も含めて五十三人が出席し、二年後の五十周年に向けた若手主体の体制づくりが話題になった。  先亡者への黙祷後あいさつした鈴木康夫会長は、「これまでの活動の根本方針は会員の親睦を深めること、文化活動、母県との連絡、若い会員の活動促進を目指してきた」と述べ、「今後は若い世代に台頭してもらわないといけない」と強調した。  〇八年度事業報告として同県人会が運営している書道、水墨画、カラオケ、刻字、篆刻などの教室の活発な活動状況が報告された。会場には書道と水墨画の生徒たちの作品が掲示され、各自の上達振りがうかがえた。  〇八年度会計報告では収入には、約四万レアルに加えて母県からの補助金百万円余りが計上され、支出は約五万レアルだった。他県人会同様、高額なIPTU(土地家屋税)が悩みの種になっており、免税交渉を市役所と継続中との報告があった。〇九年度予算は前年度とほぼ同様。  今年度の事業計画案では、ふるさと交流研修生の小林英二さん(心臓科医)と鈴木ウララさん(歯科医)が、今月十六日から十日間、母県を訪問することが報 告された。四月に敬老会、六月と十一月につくばね会報発刊。七月の県連・日本祭りには、若い会員を中心に参加準備を進めていく方針を示した。  また、十二月の忘年会は役員、婦人部、青年部、ふるさと交流、研修生の合同によるものにする予定だ。  青年部が活動を活発化させるための具体案を提案すれば、会として経費を負担することを執行部が決定したと、鈴木会長から報告があった。「二〇一一年の創立五十周年記念式典は青年部を中心に行う」と意気込んだ。  その後、役員改選が行われ、新しく小林操会長、黒沢儀人第一副会長、鈴木康夫第二副会長が就任した。  新役員の挨拶で小林会長は、「引き受けたからには、万難を排して精力的に活動する。会館改修や、にぎやかな文化活動、若い会員による五十周年式典の準備、同式典への県知事や議員の来伯を積極的に働きかける」との決意を表明した。  午後からの新年会には約百人が出席し、ふるさと交流会の壮行式も行われ、和気あいあいとひと時を楽しんだ。
ニッケイ新聞 2009年2月4日付け  在伯群馬県人文化協会は先月二十五日の定期総会で新役員を選出した。任期は二年。役職、氏名は次の通り。(敬称略) 【会長】内山住勝 【副会長】小渕民雄、渡辺ヨランダ、矢島靖弘 【会計】第一=有賀マルセロ、第二=茂木典子 【理事】茂木安太郎、高橋徳樹、石原正子、白田ネウザ、土屋エレーナ、登丸れい子、石倉佐内、小林英子、渡辺ジョルジ、柴田猛 【監査役】佐藤勝、清水あつし、加藤ジャッケス、【監査役補】藤生重行、小笠原澄代、丸山銀子 【支部代表】▽聖市=佐藤勝、▽モジ=西村文雄、▽スザノ=新井トウル、▽ピエダーデ=河合艶子、▽ジャカレイ=小代正治、▽カンピーナス=矢島靖弘、▽ロンドリーナ=五十嵐俊夫、▽バストス、マリリア、プレジデンテ・プルデンテ=藤生重行、▽ブラジリア=須貝吉彦 【顧問】渡辺忠一、野村次郎、栗原章行、丸山静子 【相談役】高柳清 【名誉会長】松田典仁 【評議員】高柳清(座長)、野村次郎、渡辺忠一、松田典仁、柴田勝男
援協移民上陸記念碑の移転  【既報関連】県連(与儀昭雄会長)は、二十九日午後四時から文協会議室で行われた県連代表者会議で、さきにサントス市役所から要望があった日本移民上陸記念碑移転の件について協議を行った。 同記念碑移転を、全会一致で承認。早速、サントス市役所に回答する。 「みなさんが述べられた意見もふまえて、サントス市役所と話を進めていきます」と語った。
県連旧神戸移住センターに贈る  ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は二十九日午後四時から、文協会議室で「一月度代表者会議」を行い、兵庫県日伯協会(西村正日理事長) から県連に対し、旧神戸移住センター改築に伴い、記念品を贈呈してほしいと依頼があったと報告。その記念モニュメントについて協議が行われた。 各県人会分担案が了承され県連から記念モニュメントの贈呈が正式に承認された。  なお、同センター完成予定は五月末で、それまでにモニュメントを完成させるためには、近日中に石の購入をしなければならない。そこで、とりあえず県連が全額支払を済ませ、その後、各県人会の分担金について話し合いを行うこととなった。
ニッケイ新聞 2009年2月3日付け  在伯愛媛県人会(藤原利貞会長)は十五日午前十時半(第二次招集)から同会館(グロリア街470)で二〇〇九年度定期総会を開く。  主な議題は〇八年度事業・会計報告および〇九年度事業計画・予算案の審議、役員改選など。  総会終了後、新年祝賀会を催す。一品持ち寄り。飲み物は県人会が用意する。問い合わせは同会(11・3207・9575)まで。
ニッケイ新聞 2009年2月3日付け  在伯群馬県人文化協会は一月二十五日午前、聖市の会館で二〇〇九年度定期総会を開催した。役員改選が行なわれ、二期四年務めた松田典仁会長が勇退。副会長だった内山住勝さん(71)が新会長に就任した。  先駆者へ黙祷を捧げ、群馬県歌を斉唱。続いてあいさつした松田会長は、知事ら母県慶祝団も来伯した昨年六月の聖市百周年式典、日伯政府、国内各地の慶祝に触れ、「百周年は日系人の大きなエネルギーの見せ所だった」と振り返った。  同会では昨年、六月の母県慶祝団ほか、群馬県高崎市長一行、県議会視察団、県経済同友会など多くの訪問団を歓迎。  昨年度収支は、収入約十四万三千二百レアル、支出約十三万七百レで、約一万二千五百レの黒字を計上。事業報告とともに拍手で承認された。  役員改選では、議長の高柳清元会長から新執行部のシャッパが発表され、拍手で承認された。  新会長の内山さんは「和をもって運営したい」としながら、あわせて会館の最大限の利用、事業収益の増加など会運営に向けた七つの基本方針を発表。「皆さんの協力で任期を務めたい」と呼びかけた。  二期四年の任期を終え勇退した松田会長は、今後は自身の会社経営に専念する意向を示した。  任期中の大きな行事として創立六十周年、昨年の百周年を振り返りながら、補助金が減額傾向にある中「会継続のためには一定の金が必要」として財政面安定に取組んだことを強調。「四年間を評価して、合格できたと自負している」と話し、会員の協力に感謝した。  開始から一年経った日本語、空手、太鼓などの教室についても「今までにない動き。継続する必要がある」と次期執行部へ要望。「夢のある会、期待される会をめざしましょう」と話した。あいさつ後は、各教室の生徒から花束が贈られた。  今年度予算は約八万二千レアル。執行部から会費を現行の年五十レアルから七十レにすることが提案され、承認された。  事業では、カラオケ大会や焼きそば祭り、南米リーダー派遣など恒例行事に加え、二、三月に支部移動役員会を開催。また、母県の留守家族会が創立五十周年を迎える。  このほか、会員増加の目標が掲げられ、留学・研修OBへの参加呼びかけとともに、小渕民雄副会長からは、「会員の子弟に会員になるよう話してほしい」との呼びかけもされた。  総会後は持ち寄りによる新年会が開かれ、約五十人の出席者でにぎわった。
ニッケイ新聞 2009年2月3日付け  聖州ピラール・ド・スール開拓の草分け、長浜フデさんが先月二十八日午前零時半ごろ、自宅で家族が見守る中、老衰のため亡くなった。享年百三歳。二カ月後に百四歳の誕生日を控えていた。  長浜さんは一九〇五年、鹿児島県坊津町生まれ。三〇年に夫の栄蔵さんと長男の三人で、りおでじゃねいろ丸で渡伯。聖州イタペセリカ・ダ・セーラに入植し、同地の日本語学校創立にも携わった。  ピラールに開拓農民として入植したのは四五年。最初に入った三家族のうち、長浜家だけが同地に残った。文協の発起人としても活躍し、長浜さんは昨年の外務大臣賞を受賞している。  六四年に夫、栄蔵さんが亡くなってからは、息子らと一緒に住んでいた。昨年末に体調を崩すまで元気に過ごしていたという。  七男の正内(しょうない)さん(61)によれば、葬儀・埋葬、初七日には多くの知人が集まったという。四十九日は三月十五日正午から、長浜本家のシチオ で行う予定。詳細は未定。問い合わせは、長浜正内さん(15・3278・1134/8137・7419)まで。
ニッケイ新聞 2009年2月3日付け  【ロンドリーナ】汎ロンドリーナ熊本県人会は一月十日午前十時から同市西本願寺会館で、定期総会と新年会ならびに県知事から贈られた高齢者章、米 寿章、功労賞の伝達式を開催した。聖市の本部より七年早い一九五一年に創立された同会。当日は同会最高齢で中川トミさんの末弟、西村光雄さん(93)も顔 を見せ、同市やイビポラン、マウア・ダ・セーラ、セルタネージャなどから集まった五十五人で迎春を祝った。  中川芳則会長はあいさつの中で、「会員だった中川トミさんの名を冠した広場ができ、熊本県人会本部の五十周年式典に参加できるなど喜ばしい年」と昨年を振り返り、「三家族の笠戸丸移民を含む五家族が新規入会し、若い人材が増えた」と報告、喜びを表した。  先没者への黙祷、会計、事業報告後に行われた役員選挙で、十年間会長を務めてきた中川芳則さんが、「若い世代が育ってきたので、後は任せたい」と話し勇退。  「名誉会長に」との声に会場は大きな拍手で承認。中川さんは同会初の名誉会長に、また新会長には、平川俊六さんが就任した。  県知事賞は、昨年八十歳を迎えた荒木ケサミさん、中川名誉会長、藤岡愛子さん、上村幸三さん(昨年十月に死去)の四人に高齢者章、また中川輝人さん、岩 下ヨエさん、福田勝義さんの三人に米寿章、長年会に尽くした清田勉副会長(75)に功労賞が贈られ、出席した本人と代理人に表彰状と勲章が手渡された。  記念撮影後、持ち寄りで開かれた祝賀宴会では、マウア産の果物や栗、手作りの食事を囲みながら、郷土の熊本弁で和気藹々と語り合い、カラオケなどで盛り上がった。
群馬県人会(松田典仁会長)は二十五日午前九時半から、同会会館で「第六十四回定期総会」を行った。  総会は、約五十人が出席し、開拓先駆者へ黙祷、会長挨拶の後、高柳清前会長が議長に選出され進められた。   新役員は次の通り。会長=内山住勝氏。副会長=小渕民雄、渡辺ヨランダ、矢島靖弘氏。
ニッケイ新聞 2009年1月31日付け  先日の県連代表者会。最後には〇七年度会費の未払い、一部未払いがそれぞれ四県、計六千八百レアルの未回収金があることを杉本教雄副会長が発表。「どの県か公表しては」との声も上がったが、杉本副会長はこれを拒否、あくまで自主的な納付を促していた。 ◎  昨年十一月に起きたサンタカタリーナ州の洪水被害に対し、同州と母県が姉妹州県であることから義捐金を呼びかけている青森県人会の玉城道子会長によれ ば、二十九日現在、八千三百四十二レアルの浄財が集まっているという。県連代表者会議で明らかにした。来月十三日にはイタジャイ日系人協会に義捐金引渡し のため赴く。玉城会長は、「引き続き募金をお願いしたい」とコロニアに呼びかけている。連絡は同会(電話11・3207・1599)まで。
ニッケイ新聞 2009年1月31日付け  ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)の一月度代表者会議が文協ビル十三、十四会議室で二十九日午後四時から行われた。五月末に改修工 事が完成予定の旧神戸移住センターに対し、重量二十六キロのアメジストを贈ることが決議されたほか、与儀会長が「第十二回フェスチバル・ド・ジャポン(日 本祭)」が七月十七~十九日に決定したことを発表。「従来のスポンサーの協力を取り付け、ルアネー法も認可されている」と成功に自信のほどを見せた。  会長のあいさつの後、一月の事務局報告、前会議事録の質疑、昨年十二月度の会計報告が行われた。  与儀会長は第十二回フェスチバルの日程ほか、会場が前年と同じイミグランテス会場に決定したことを報告、「スポンサーやバザリスタとも会合したが、全員 が今回も参加してくれる予定になっている。ルアネー法の認可も下りており、立派なフェスチバルになると思う」と自信を見せた。  県連が旧神戸移住センターの改修・再整備事業に関する募金運動に協力していることについて、山田康夫副会長(滋賀)から、大口の寄付が相次いでいることが報告され、「三月末まで県連事務局で募金を引き受ける」とし、県人会にさらなる協力を訴えた。  なお、県連執行部は重量二十六キロの紫アメジスト(一万三千レアル)の贈呈計画を明らかにし、五千レアルを県連が負担、残りを各県人会の協力金(約二百レアル)とする提案を行った。  出席者からは、「会で諮る必要がある」「今言われて、今決めるというのは納得できない」との声も上がったが、「販売元の期限や郵送を考えると検討している時間的余裕はない」ことから、一時的に県連が全額を支払い、詳細に関しては検討を続けるという条件付きで承認された。  一九九八年の移民九〇周年祭記念事業として県連が中心となり、サントス市ボケイロン海岸に建立した「日本移民上陸記念像」の移転計画について、与儀会長や役員らが二十一日に移転先である「エミサリオ・スブマリーノ公園」を視察したことを報告。  「(サントス市となっている)管理責任の所在などを書類で契約すべき」との意見を取り入れたうえで、満場一致で承認された。移転時には、記念式典を開く考えだという。  県連が年二回実施する「移民のふるさと巡り」について、長友契蔵副会長(宮崎)がリオ方面に計画している三月の旅行は、「すでに八十人が申し込み、キャ ンセル待ちの状態」とコロニアに定着した人気ぶりを説明したうえで、「県人会活動に貢献している参加者に対し、代金を割り引くなどの特典を与えてはどう か」との提案がなされ、次回会議の検討事案となった。  司会の園田昭憲副会長(鹿児島)により、定款改正案のポ語訳の進捗状況が報告、杉本教雄副会長(静岡)を委員長とする法務委員会設置が承認された。杉本委員長は、「県人会関係の法律問題などを相談して欲しい」と話した。  なお、〇九年度の予算計画案作成に先立ち、会費を現在の月額百レアルで据え置くことが決議された。
ニッケイ新聞 2009年1月31日付け  戦前建てられた日本の小学校の多くに置かれている、薪を背負って本を読む二宮金次郎(尊徳)の像。郷愁を感じる人も多いだろう。その刻苦勉励する 姿は、西欧列強に負けじと立ち上がろうとする日本人の勤勉さを象徴する一つの姿だ。尊徳の故郷・神奈川県では、ブラジル県人会からの熱い要請に応え、その 石像を贈った。その記念セミナーが、二宮金次郎像ブラジル受け入れプロジェクト実行委員会(高村純委員長)により、二月七日午後一時から文協小講堂で開催 される。同委員長は「多くの人に金次郎の崇高な思想に触れてほしい。ブラジルにこそ、広まる価値のある素晴らしいものです」と来場を呼びかけている。  尊徳像をブラジルに送る話は、昨年、ペトロブラスなど伯国先端産業視察のため来伯した松沢成文県知事に対し、県人会から要望が寄せられたことに始まる。  同知事は帰国後、九月十一日に「『二宮金次郎像、ブラジルに渡る』プロジェクト実行委員会」を結成し、県民に募金を呼びかけた。県内にある尊徳に関する 資料を展示する報徳博物館がそれに応え、二メートルの石像を寄贈することになった。先週その像が、日本から届いたばかりだ。  十四歳で父、十六歳で母を亡くした尊徳は、幼い頃から一家の大黒柱として、昼は薪を背負って働き、夜は家で縄をない、わらじをつくった。薪を運ぶ途中には本を読み、空いた土地に蒔いて育てた菜の花の油を灯して夜勉強したという。  勤勉を武器に荒地を耕し、田畑を小作に出して収入の増加をはかる商才を見せ、二十歳にして生家の再興に成功。武家奉公人として小田原藩家老服部家に雇わ れ、その才を買われて同家の財政建て直しを頼まれると、節約や低利息貸付などの斬新な発想で五年ほどかけて見事に成功させ、藩内にその名をとどろかせた。  その勤勉さで困難に立ち向かう生き方は、まさに初期移民がブラジル社会で地歩を築いてきた姿と重なり合うものがある。  今回開催される二宮金次郎セミナー(無料)のテーマは「二宮金次郎の生き方その教えと初代移民」。日ポ両語の同時通訳付き。第一部は報徳博物館長の草山 昭さんが尊徳の生涯を語り、第二部では尊徳の報徳思想が、現代の社会に大きな力を及ぼすことについて講演。第三部はその生涯をビデオで鑑賞する。  また、同委員会は二月八日午前十時から神奈川文化援護協会(聖市ビラ・マリアナ区マジョール・ニュートン・デ・フェリシアーノ街75、村田洋会長)で母 県から運ばれた二宮金次郎像の除幕式を行う。同時に草山館長の小講演もある。式には尊徳の子孫、二宮精三さんも出席する予定で、同十一時から記念軽食会が 開かれる。参加無料。...
2009年2月15日 ブラジル沖縄県人会館 一次召集 10時00分 二次召集 10時30分 報告事項 業務報告 一般会計収支決算報告 育英資金決算報告 会計監査報告 審議事項 2009年度行事並びに事業計画案の審議 2009年度本部会費の調整と予算案の審議 評議委員、本部及び支部提案事項の審議 役員改選
日系人の姿伝えたい・手作りフェイジョアーダで送別  新潟県農業実習団(菅原秀雄団長)四人が十日間の農業実習を終了するにあたり、新潟県人会(柿嶋昭三会長)は、二十一日午後六時から同会館で一行の送別会を行った。  同会婦人部が丹精こめてつくったフェイジョアーダを二十五人の参加者は、食べ ながら歓談した。    菅原団長は、「帰国後、日系の方々の真摯な姿を若い人々に紹介し、私たちの道標としていきたいです。団員一同郷土の発展に努めます」と締め括った。  最後に同実習団が県人会の人々と別れる時、菅原団長の音頭で皆一斉に万歳三唱 をし、感動のあまり涙を流した実習生もいた。
福島県人会(小島友四郎会長)の二〇〇九年度短期研修生が二十五日、日本へ向 けて出発した。  同事業は、佐藤雄平同県知事が二〇〇七年の同県人会創立九十周年式典に出席し た際、同会の存続を懸念して、同式典で研修生交流事業継続を公約したもの。  今回訪日する研修生は次の人たち。菅野エリザ、渡辺パトリシア、カルカ・マリ、赤峰ヒデキ、佐藤リビア、田中浩明、金原パウラ、遠藤春美、下坂ユリ、安里マルセロ。
教育経験ある聖州公務員  聖州と友好提携する富山県では、日系ブラジル人が多く住む高岡市の小中学校に、 聖州で教育経験を持つ人材を研修員として迎え、ポ語やブラジル文化に配慮した学 習支援を実施し、日系人の保護者に対して日本の教育制度の理解促進に努める「多 文化共生推進研修員事業」を行うにあたって、以下のような要項で人材を募集して いる。  《人数》一人、《研修期間》五月二十四日から十一月下旬ごろ(六カ月間)、《要件》 初等・中等教育経験を有する聖州政府公務員で、日本語能力試験二級以上の者  同県としては、研修員は帰国後に、習得した知識を活かして聖州の教育制度の向 上に貢献するだけでなく、日系社会の人材育成にも寄与することを期待している。  同事業に関する問い合わせや申し込みは、サンパウロ州政府儀典局(電話=11・2193・8418)まで。
千田会長 6期目へ 今年は母県へ訪問団を  ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)の〇九年度定期総会が十八日午前十一時か ら聖市の会館で開かれた。役員改選が行なわれ、千田会長が六期目の続投を決めた。    六期目の続投となった千田会長は、「大きな行事をやってこの辺が潮時と思ったが、皆さんの希望でこうなりました」と複雑な様子を見せながらも、新たな任期にあたり「これからも皆さんとともに、親しく懇親でき、本当の親睦ある会にして行きたい」と抱負を述べた。  総会後は新年会が開かれ、九十人あまりが出席。カラオケも行なわれ、持ち寄り の食事を囲み夕刻まで懇談した。
サントスの「日本移民上陸記念碑」移転。現地を視察した県連に随行取材。移転 先の公園では、サーフィンの大会も開かれており、市民憩いの場所としていい雰囲 気。  参加者の印象も良く、何ら障害はないだろう。問題は今後の管理だ。  建設前の事前調査で同市内の記念碑を見て回った網野弥太郎県連顧問によれば、 「ひどい状況のものも多かった」。  記念碑は、同市に寄贈した。もちろん管理責任も帰属するのだが、「任せてられない」とばかりに、ラジオ体操のグループに続き、現在は県連が委託、サントス日本人会が清掃を担当する。  今度の予定地は、多くの人が出入りするだけに管理には、今よりさらに気を使う べきだろう。  全伯で無残な姿を晒している記念碑は無数にあるだけに、この日本移民の第一歩 の象徴だけは、大事に守られていって欲しいと思う。  (剛)