平成23年度兵庫県若手地域農業リーダー海外派遣団(藤本喜龍団長)15人(引率2人を含む)が、5日から16日間の日程で滞伯している。5日午後7時から聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで兵庫県人会(尾西貞夫会長)役員との懇談会が行われた。
同事業は今年で33回目。これまでに兵庫県内の農業高校生や大学校生467人が派遣されており、今年度の13人を合わせると480人となる。
一行の日程は、聖州ミランドポリスの弓場農場での研修後、聖州アプカラーナ市で地元農業高校生と交流。兵庫県加古川市と姉妹都市提携を結ぶパラナ州マリンガで5泊6日のホームステイを行った後、クリチーバ市を経由してイグアス、リオなども視察する。
今年度の一行のスローガンは「縁 すべての出会いに感謝」とし、研修生全員で決めたという。
藤本団長によると、兵庫県内では「大地の会」と呼ばれる若手農業生産者の会があり、県産のブランド品確立なども実践しているそうだ。
生徒団長で兵庫県立農業大学校畜産課程で和牛の研究育成を行っているという衣笠優(きぬがさ・ゆう)さん(19)は、「ブラジルの牛のことも含めて、日本では見ることのできない大規模農業を自分の目で見てみたい」と意気込みを示していた。
藤本団長は、「16日間という短い日程だが、ブラジルに移住された先人の偉大な足跡を一部でもたどり、開拓精神を学ぶことで今後の若い人の育成に役立てることができれば」と期待している。
懇談会では、尾西会長、藤本団長のあいさつに続き、酒井芳樹兵庫県人会副会長の音頭で乾杯。食事の後、それぞれ自己紹介が行われ、生徒たちは「日伯農業の違いを知りたい」「バイオエタノールについて興味がある」などの希望を語った。
2011年11月9日付
