12月8日から日本で開催されるサッカーのFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)に南米代表として出場するブラジルのサントスFCの壮行会が23日夜、聖市モルンビー区の在サンパウロ日本総領事公邸で開かれた。会には日本企業や日系5団体などが招かれ、友好を深めた。サントスFCからはムリシ・ラマーリョ監督のほかネイマール、ガンソ、エラーノ、エンリケ、レオ、ラファエル、エドゥーなどの豪華なメンバーが顔をそろえた。
あいさつに立った大部一秋総領事が「サントスが南米王者として日本に行くことがとてもうれしい。日本とブラジルの交流がもっと盛んになるでしょう」と笑顔を見せた。
また、プレゼント交換でサントスFCのルイス・アルバロ・デ・オリベイラ・リベイロ会長は大部総領事夫妻にそれぞれの名前が入ったユニホームをプレゼントすると、会場からは感嘆の声が上がった。
伯国代表でも活躍するFWネイマールは「16歳の時に試合で仙台を訪れたことがある。とても奇麗な景色を覚えている。地震が起きてショックだった。でも必ず復興できる」と日本の震災被災者にメッセージを送った。
先日サントスとの契約を延長したことについては「とても幸せな気持ち。自身のキャリアを考えてサントスでプレーすることを選んだ。サントスは第2の家だ」とクラブへ対する気持ちを明かした。
リベイロ会長に欧州代表のバルセロナ(スペイン)は攻撃的なチームだが、同じような特徴を持つサントスFCは現実的な戦術として守備的に戦うのかと質問すると「バルセロナの攻撃は組織的だが、サントスの攻撃は個人技で、より野生的なもの。大会ではその違いが分かるだろう。また、日本でプレー経験した選手がいるのもサントスが有利な点だ」と自信満々に答えた。
また、サントスFCがロンドン五輪を目指すU―22(22歳以下)日本代表の右サイドバック酒井宏樹(21)の獲得に動いていることについて「酒井は我々が求めている人材。サントスに来てくれることを信じている」と改めてラブコールを送った。
来賓として訪れたトヨタブラジルの中西俊一社長は「優秀な販売成績を収めた営業マン15人と共にサントスを応援しに日本に行きます」と早くも興奮していた。
クラブW杯は、Jリーグ今季王者やバルセロナなど7チームが出場し、クラブ世界一を目指す。サントスFCの初戦は14日。
2011年11月25日付
