29日付本紙で「10月16日に開催された九州ブロック芸能祭に、県連(園田昭憲会長)設立の『県連・県人会活性化基金』が助成された」と掲載したが、園田会長によると「県連で余っていた水を提供したが、基金からの助成金は出ていない」という。
同基金は、日本祭りの収益金を県人会や地区ブロックのほか日系団体の活性化に向けて有効的に使おうと発足した。
現在は、運用に向けて詳細な助成基準を作成している段階。来月15日に予定されている12月度代表者会議までの間に3度開かれる執行部会で、ポルトガル語と日本語の助成基準が決定すれば、代表者会議で通知される。その後運営委員会を設立し、同委員会が基金を運用する。
委員会設立後は、すでに県連が持っている複数の口座のうち一つを基金用とし、積み立てを始める。積み立てる資金は用意できており、積み立ては、早ければ12月度代表者会議後に始まる計画だ。
園田会長は「現段階では、基金の積み立てを行っていないので助成金は調達できない上、どこの団体からも申請を受けていない」としている。
また、ある執行部の役員は「日本語は、ポルトガル語に付随するものなので『県連・県人会活性化基金』という日本語での表記自体、正式に決まってはいない」と指摘した。
ただ、同基金では申請の段階で使い道を記載する必要はなく、催しや事業の名称と、希望する助成金の金額のみ提出することになっている。そのため、「助成金で飲料水を購入しても構わない」と園田会長は話している。
園田会長はさらに、基金の助成額について「申請額の全額は適用されない。また、焼きそば祭りやカラオケ大会など、団体の運営費を捻出する催しに対しては助成しない」と強調した。
2011年11月30日付
