日系5団体(文協、援協、県連、日文連、老ク連)共催の天皇誕生日祝賀会が、7日午前9時から聖市リベルダーデ区の文協ビル9階移民史料館で開かれ、天皇陛下のご健康と皇室の変わりのない弥栄(いやさか)が祈られた。今回から「世界に一つ」と言われる天皇皇后両陛下の肖像画が同階で常設展示されていることもあり、開催場所が例年の貴賓室から史料館に変更された。
祝賀会には、在サンパウロ総領事館日系社会担当の成田強領事部長、JICAサンパウロ支所調整班長の村上ビセンテ氏を来賓に迎え、山下譲二文協副会長、菊地義治援協会長、園田昭憲県連会長、中谷アンセルモ日文連会長、内海博老ク連副会長の共催団体代表をはじめ、約70人が出席した。
祝賀会では、共催団体代表紹介に続き、文協合唱団約20人のコーラスにより日伯両国歌が斉唱された。
5団体を代表して山下文協副会長が祝辞を述べ、「天皇皇后両陛下はブラジルには特にお心寄せいただき、再度にわたって来伯され日伯親善外交の大きな役割を果たされた」と尊敬の意を示した。また、1997年の来伯時に史料館9階増設の開所式に立ち会われたことや、78年の史料館開設(7、8階)時にも両陛下(当時は皇太子・妃殿下)がガイゼル大統領とともにオープニングに参加されたことにも触れ、「史料館は両陛下と日系社会にとって絆の深い場所」と強調した。
さらに山下副会長は、東日本大震災被災者に対して両陛下が自身の体調を顧みずに被災地を訪問されたことに「身の引き締まる思い」と述べ、天皇のご健康と皇室の変わりのない繁栄を祈った。
引き続き、成田領事部長が、2001年7月頃に両陛下がハンガリーを訪問された際にレセプション担当だった時のエピソードを披露。同国王夫妻が退席した後も両陛下は出席者と気軽に話し、在留邦人の労をねぎらわれたという。
園田県連会長による万歳三唱の後、菊地援協会長が乾杯の音頭を取り、祝賀パーティーへと移行した。
2011年12月8日付
