2日間で180キロを30人で分担
ブラジル新潟県人会(南雲良治会長)は、昨年12月29、30日の両日、聖市アクリマソン区の同会館で年末恒例の餅つきを催した。
朝妻エレーナ・ヒデコ第1副会長によると、同県人会の餅つきは25年ほど続く伝統行事で、毎年約30人が訪れて餅つきに参加するという。
今回も両日それぞれ20人を超える会員が集まり、2日間で用意した約180キロの餅米をついた。
長年参加しているという女性会員は「機械が変わると手順も変わるが、おいしい餅を食べてもらおうと頑張っている」と朗らかに話し、「上手く丸められるように研究しています」とこだわりを語った。
着伯して78年になるという大田ミヨコさん(88、熊本)は、年末になると渡航中のことを思い出すと話した。
10歳で来伯した大田さんは渡航する船上で年を越した。年末、南アフリカのケープタウンに船が一泊したことが印象に残っているという。「ケープタウンからサントスまでは11日かかった。約300家族が同乗していたが、各地に散らばった。毎年この時期は、移民船で過ごした年末を思い返す」と語った。
餅つきに息子と参加した大田さんは、「新潟県人会の餅は焼いて醤油で食べるほか、色々楽しめる。孫も好んで食べます」とうれしそうだった。
また同県人会は、15年続けて援協傘下のサントス厚生ホームへ雑煮用の餅を提供している。今回も29日の朝一番についた餅10キロ以上を当日同施設へ届けた。
2012年1月5日付
