自身の勤める富山県庁について「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)が徹底している」と話す非日系の県庁職員レモス・エベルソンさん。「県民のためには石橋を叩いて渡るのが無難」と日本人でも「性に合わない」という人がいる官庁の役割を理解し、同時に自身の仕事を楽しんでいるようだった。国際交流員としての活動を通じて、1985年の友好提携締結から続いている富山県とサンパウロ州の関係構築に尽力しているが、その温和な人柄と高い言語能力で今後日伯の親善にも寄与してくれることと期待したい。
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どこの県人会宿泊施設でも評判が悪いのは、日本から来た若者たち。「部屋に入ると足の踏み場もないほど散らかし放題。出て行くときもそのままで、どんな教育を受けたのか!」と怒る県人会長が多い。ピッピーまがいのバックパッカーだけではなく、研修生として来伯した女性も結構多い、と嘆く。ブラジルに来て、ちやほやされて有頂天になるので、地に足が着かない生活をするからか。「いや、開発途上国に出て行く若者は向上心がないから仕方がないでしょう」とはある大学の先生の弁。いやな時代になったものである。
2012年1月20日付
