06/03/2026

Mês: janeiro 2012

来年伯国で第1回若者大会決まる 南米のウチナーンチュの子孫に、沖縄の文化や習慣などを継承してもらうことを目的に2007年から開催されている「ニーセーターツアー」が19日からサンパウロで開かれている。この催しに「世界若者ウチナーンチュ連合会」の沖縄本部若者・学生事務局長の玉元三奈美さん(24)と広報の宮城祥さん(25)が参加している。 同連合会は11年10月に海外23か国2地域から約5200人が集まり開催された「第5回世界のウチナーンチュ大会」をきっかけに設立されたもので、「若者ウチナーンチュ大会」を毎年、大陸ごとに開催することを目指しており、来年ブラジルで第1回大会を開催する。 このほか、ウチナーフィルムフェスティバル(映画祭)、ウチナーグチ世界大会、沖縄ゆいまーるコレクション(ファッションショー)、カチャーシー大会など沖縄文化のオリンピックにあたるウチーナーンピックの開催構想を掲げている。 初めてブラジルを訪れた玉元さんと宮城さんは、若者・学生事務局設立の経緯を「ウチナーンチュ大会は5年に1回しかなく、1回の大会が打ち上げ花火で終わっているという印象を感じていた。第4回大会からアイデンティティーの継承が掲げられたが、それにはもっと世界中の若者の交流が活発でなければならない。毎年開催する若者のウチナーンチュ大会とネットワークの確立が必要だと感じた」と熱く語る。 同事務局は現在、20人のボランティアスタッフで運営しており、「若者ウチナーンチュ大会」の開催に向けて、県内で様々なイベントや講演会などを行っている。 今回初めてブラジルを訪れたのは、ウチナーンチュネットワークを強固なものにし、「第1回若者ウチナーンチュ大会inブラジル」の企画や運営についても話し合うため。 2人は「南米の若者と出会ったばかりだが、私たちはポルトガル語が話せない。これは大きな課題。すでに事務局内では日本語と英語とウチナーグチ(沖縄方言)の三つの言葉に加えて、さらにもう1か国語を話せなくてはいけないだろうという結論に達している」とネットワーク構築には多言語の必要性があると再認識していた。 沖縄県は同事務局からウチーナーンピックの開催提言などを受け取っており、今回のニーセーターツアーにも文化観光スポーツ部交流推進課の横山貴彦さんが視察に訪れた。横山氏は「県も世界中の沖縄県系との方との交流は大きな施策の一つ。今回は視察として参加したが、今後継続的な交換留学などができれば」と声を弾ませた。 同事務局は海外の若者とソーシャルネットワークメディア「フェイスブック」などを使い連携を促進しており、すでに「世界若者ウチナーンチュ連合会」への登録者は760人を超えた。それに応えるかのように、ペルー、ボリビアなど南米各国でウチナーンチュ連合青年会が発足している。ブラジルでも活動が活発になっており、今回のニーセーターツアーが発足の足がかりになるかもしれない。 2012年1月24日付
ロベルト・ノリオ学園の訪日団 ブラジル・サンパウロで日系の小学生らが通う「ロベルト・ノリオ学園」校長の山内和子さん(69)と児童らが17日、来県した。昨年10月にサンパウロで開かれたブラジル新潟県人会創55 周年記念式典の本県からの参加者らを訪ね、新潟市江南区の北方文化博物館を訪れた。20日まで上越市内に滞在し、雪遊びなどを楽しむ予定。 県人会には山内さんの夫の淳さん(80)が所属。淳さんの母親が現在の魚沼市出身という。また、山内さんは長男のロベルト・則夫さん(享年18)を1991年に白血病で亡くしたが、則夫さんが新潟市内の病院に入院していたため、同市に半年間滞在した縁もある。 一行は山内さんと小学校4、5年の3人、教職員の1人の計5人。同学園が以前から交流のある福島県会津坂下町の小学校と交流後、来県した。 同博物館では、いろりにあたりながら建物の説明を受け、100畳の大広間などを見て回った。山内さんは「子どもたちにはブラジルで体験できない雪国の生活を知って、国際理解に役立ててほしい」と話していた。 スノボ、そり滑り満喫 雪国の生活や文化を学ぶためブラジル・サンパウロから来日中の日系児童ら5人が19日、上越市安塚区のキューピットバレイスキー場で雪遊びを体験した。晴れ渡ったゲレンデでそり遊びやスノーボードを楽しみ、歓声を響かせた。 訪れたのは、ロベルト・ノリオ学園のレイラ・タカハシ・ハジバさん(10)とリラさん(9)の姉妹、ビトール・ヒデキ・シミズ君(9)の児童3人と、校長の山内和子さん(69)、教職員のシンチャ・ルミ・青木さん(30)。 子どもたちは一面の銀世界を見て「ブラジルと全然景色が違う」と目を丸くし、そり遊びで約30度の斜面を滑り降りると「面白い」と大はしゃぎ。転びながら繰り返し滑った。スノーボードは、バランスを取るのに苦労しながら果敢に挑戦した。 ハジバさんとリラさんは「そりは怖くなかったし、スノーボードも2年ぶりで面白かった」と話し、シミズ君は「スノーボードは初めてだったけど、最高に面白かった」と笑顔を見せた。 一行は昨年10月にサンパウロで開かれたブラジル新潟県人会創立55周年記念式典が縁で来県し、以前から交流を続けている福島県会津坂下町の小学校を訪ね、17日に新潟入り。20日まで安塚に滞在し、21日に帰国する予定。 2012年1月24日付
「世界若者ウチナーンチュ連合会」の沖縄本部若者・学生事務局長の玉元さんは社会人で、宮城さんは学生。それぞれ本業とのかけ持ちで毎日忙しい日々を過ごす。宮城さんはウチナーンチュ大会で海外の若者と接すると「沖縄の若者の方がアイデンティティーが弱い」と指摘を受け、「悔しくて今はたくさん勉強している」そうだ。海外でネットワークを作るのと同様に、今後は県内の人材育成も大事な仕事の一つになるだろう。彼らの挑戦は大きい。だが、若い彼らの心に宿った家族と豊かな自然を大切に思う沖縄の真心「チムグクル」がすべてを動かすだろう。 2012年1月24日付
25日の「サンパウロ市制記念日」に休業となる日系団体は以下の通り。在サンパウロ総領事館、文協、援協、県連、ブラジル日本商工会議所。県連事務局の伊東信比古さんによると、各県人会の事務局の多くも25日は休業するという。また、文協は全館休館となるため25日の利用は受け付けないほか、援協傘下の日伯友好病院は、緊急患者のみの受け付けとなる。 2012年1月21日付
いよいよコロニアの各団体の総会シーズンに入る。今年は22日に開かれる岩手県人会を皮切りに、3月までほぼ毎週続く。まだ開催日が未定の団体もあるが、現在のところ最も総会が多く開催されるのが1月29日で、青森、秋田、宮城、福島、茨城、群馬、栃木、福井、長野、和歌山、長崎、熊本の各県人会で開催される。また、役員改選が行われるのは、青森、宮城、秋田、栃木、千葉、東京、神奈川、愛知、三重、大阪、岡山、香川、高知、福岡、佐賀、長崎、大分など。今年の改選では元会長が継続すると思われる県がほとんどだが、新たな世代にバトンを託す県もある。また、議題の内容によっては総会が紛糾するであろう県もある。コロニアの熱いドラマは夏に起こる。 2012年1月21日付
1か月400~500レが相場 昨年1年間の不動産価格動向を示すFipeZap指数によると、大サンパウロ都市圏はアパートの1平方メートル当たり平均価格は27%の上昇率を記録した。現在、そのあおりを受ける形で、比較的安い価格で賃貸できる各県人会の宿泊施設がこれまで以上に注目を浴びているようだ。ほとんどの県人会が満室になっており、利用者は県人会の子弟や地方から聖市に出てきた大学生が多い。 長期で滞在者が多いのが特徴だ。しかし、物価上昇に合わせて値上げを行う県人会も多い。(本文中の宿泊料金は1か月単位) 現在、宿泊施設を持っている県人会は北海道、青森、宮城、秋田、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川、山梨、岐阜、静岡、愛知、滋賀、和歌山、広島、山口、香川、福岡、鹿児島の20団体。このうち空室があるのは、茨城、群馬、和歌山にそれぞれ1室ある程度で、「あっと言う間に埋まってしまう」という。 地下鉄アナ・ローザ駅から徒歩5分に位置するの北海道会館の関係者は「うちは女子寮で6部屋個室があるが、空室になることはない。長い人は10年以上住んでいる。主にサンパウロで働いている人が多い。昨年12月まで340レアルだったが、5年ぶりに値上げをした。現在の家賃は1か月420レアル」と話す。 また、リベルダーデに近く立地の良い青森県人会館も女子専用。5部屋あり、すべて相部屋だが空きはない。昨年2月までは350レアルだったが、今年2月からは380レアルになる。玉城道子会長は「値上げはインフレに合わせて半年に1度行っている。最近は値上がりがすごいので、できれば学生さんに住んでほしい。長く住んでいる人から順に入れ替わってもらうようにする」と話す。同県人会では図書館も併設されており、勉強に利用できる。地下鉄サンジョアキン駅まで徒歩5分というのも人気の原因だ。 同じく、リベルダーデ大通り沿いにある静岡県人会館も5部屋すべてが満室。住居者はアパートと比べて安い価格に引かれた社会人だという。家賃は500レアル。事務局は「この時期は入学式の時期なので、学生からの問い合わせも多い」と言う。 長期滞在者やバックパッカーが多いのはパカエンブー区にある鹿児島県人会館。現在15人が宿泊しており、満室だ。市内中心部に近いことで人気が高い。家賃は平均480レアル。プールもありこの時期は宿泊者の人気を博している。 このほか、栃木県人会館は相部屋で1人300レアル。広島文化会館は個室で400レアル。どちらも満室だ。和歌山県人会館は3部屋あり個室で400レアル。最近は利用者の要望に応え、インターネットの無線ランなどを設置する県人会も増えてきている。また、メトロの駅に近い県人会ほど人気が高いようだ。 ある県人会関係者は「電気、ガス、水道の料金も含まれて入るので人気は当分続くだろう。ただ、家賃の値上げも続くだろう」と話した。 2012年1月20日付
多文化共生に一役買う日本で時間厳守の大切さ学ぶ 1年間の日本での留学を終えたレモス・エベルソンさん(34、聖市出身)は、ブラジルに帰国しサンパウロ総合大学に復学。卒業後は在学中から勤めていた設計会社で4年間働いた。 JETプログラムで再び日本へ渡り、国際交流員(CIR)として活動し始めた当初のことを「組織の厳しさや堅さ、物事は計画に沿って最後まで行うことなど、色々びっくりした。柔軟性がないと感じることもあった」と振り返るが、今ではその方針に慣れたという。 日本、ブラジル両国の職場を経験して「ブラジルは役員と従業員の間の距離が大きいように感じる。日本ではコミュニケーションが滑らかに行われており、距離が少ないと思う」と職場環境の違いを述べた。 エベルソンさんによると所属している富山県庁の国際・日本海政策課には30人の職員がいるが、一人ひとりが県庁の状況を把握しているという。「日本人は課長から部下まで個々の繋がりを大事にしている」と話し、「ブラジルの職場では自分のことしか分からないという人が多いのでは」と分析する。 日本では、富山県に限らずブラジル人の多い地域では「多文化共生」に力を入れている。日本人と外国人が同じ地域で生活すると摩擦や問題が生じることが多いが、自治体はより良い状況を作り、互いの付き合いが有意義なものになるよう努めている。 エベルソンさんはブラジル人のための教室を開いたり、相談を受けたりして在日外国人の生活を支援しているほか、日本人へブラジルの文化や習慣を紹介する活動も行っている。 日本で留学生と県庁職員として過ごしたエベルソンさんは「日本で仕事を始めて時間を守ることの大切さを実感した。また、仕事では失敗後の結果が大きい。合気道で技を失敗したとしても、まだ学んでいる途中なので許される。しかし仕事だと同じ失敗を繰り返すと仕事の機会を失ってしまう」と話し、仕事には常に緊張感が付きまとうと述べた。 JETプログラムでの契約は最長5年となっているため、2007年から勤めているエベルソンさんは3月末で任期満了となる。「今から就活です」というエベルソンさんは、4月以降も富山県内での就業を希望している。 日系2世の妻、梓さん(32)は製薬会社で通訳として勤めており、エベルソンさんも再就職に向けて週に1度金沢市へ英語の勉強に通っている。 今後についてエベルソンさんは「日本語の上手な外国人職員は日本に10年ほど滞在している。もっと日本語を身に付けるため、あと5年くらいは日本にいたい」と日本に留まることを希望する一方、「1週間程度で構わないので、年に1度はブラジルに戻りたい」と母国への思いを語った。(おわり) 2012年1月20日付
園田氏が出なければ山田副会長か 「県連会長の続投を拒否しているのが本心なのか」―。園田会長は、これまでも「辞める、辞める」と口では言いながら鹿児島県人会長を続けてきていることから、「本心では続投意欲がありながら、自分の売り時を考えているのではないか」と勘繰られるのだ。確かに、この口癖は以前からのものなのだが、昨年の言動は本音だと言える。だが、鹿児島県人会も県連もきざな言い方だが、「我を捨てて義を取った」。もし、園田氏が会長を続投するとしたら、同じ思いしかないだろう。 執行部が園田氏を口説けなければ、山田康夫氏(滋賀県人会会長)が立候補の意思表示をすることは間違いない。ただ、執行部内で山田氏の評価は分かれているため、山田氏でまとまるとは難しいと見たほうがいいだろう。 県連は事務所を移転し、新たな船出をした。この事務所移転を決めたのは、現執行部だ。フェスティバル・ド・ジャポンも順調に純益を上げ、基金創設も実現させた。執行部がまとまっているからに他ならない。この中で園田会長が支持されるのは、意見集約が上手で、独断で物事を決めず、協議する姿勢を貫いているからだろう。園田会長は目立つことを嫌い、根回しをしながらコツコツと実績を積み上げるタイプだ。 これだけの実績を残し、執行部の団結が固いとなると、中沢宏一氏(宮城県人会長)と言えど、立候補を躊躇せざるを得ない。中沢氏の場合は、県連会長時代に行ったフェスティバル・ド・ジャポンの未払い金が裁判沙汰になっており、県連内部で中沢氏に対する拒否反応がいまだに強いことから、シャッパが組めないと見られている。 このため、谷広海氏(宮崎県人会)と共闘することを考えていた時期があるようだが、谷氏も県連では新人の上、基盤がサンパウロではないため票集めが難しい。その上、谷氏は自分から会長選挙に打って出るという能動的な行動は取らない。文協会長選の時がそうだったが、自分が出たくても出るとは言わず、周囲から押されたために出馬するという形をとる。しかし、今の県連会員では谷氏を押し上げる人はいない。こう考えると、谷氏もよほど強力な支援者が出ない限り、立候補しないと考えていいだろう。2世の会長を擁立する方法もあるが、現執行部では1世会長を推す動きが強く、誰が園田氏の首に鈴をつけるのかが課題になる。 2012年1月27日付
自身の勤める富山県庁について「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)が徹底している」と話す非日系の県庁職員レモス・エベルソンさん。「県民のためには石橋を叩いて渡るのが無難」と日本人でも「性に合わない」という人がいる官庁の役割を理解し、同時に自身の仕事を楽しんでいるようだった。国際交流員としての活動を通じて、1985年の友好提携締結から続いている富山県とサンパウロ州の関係構築に尽力しているが、その温和な人柄と高い言語能力で今後日伯の親善にも寄与してくれることと期待したい。 ◎ どこの県人会宿泊施設でも評判が悪いのは、日本から来た若者たち。「部屋に入ると足の踏み場もないほど散らかし放題。出て行くときもそのままで、どんな教育を受けたのか!」と怒る県人会長が多い。ピッピーまがいのバックパッカーだけではなく、研修生として来伯した女性も結構多い、と嘆く。ブラジルに来て、ちやほやされて有頂天になるので、地に足が着かない生活をするからか。「いや、開発途上国に出て行く若者は向上心がないから仕方がないでしょう」とはある大学の先生の弁。いやな時代になったものである。 2012年1月20日付
ニッケイ新聞 2012年1月19日付け 土曜日(21日) 東京都友会新年会、正午、ニッケイパレスホテル (Rua Galvao Bueno, 425, Liberdade)◎池坊華道会南米支部「初生け新年会」、正午、静岡県人会(Rua Vergueiro, 193, Liberdade) 日曜日(22日) 岩手県人会定期総会・新年会、午前9時半、同県人会(Tomas Gonzaga, 95-M, Liberdade)◎煎茶道静風流ブラジル灯楽会初煎会、午後1時半、大阪なにわ会館(Rua Domingos...
JETプログラムのエベルソン氏USPで日本語を専攻後、日本へ留学 富山県観光・地方振興局国際・日本海政策課には、国際交流員として勤務する非日系ブラジル人がいる。ブラジルで学んだ日本語を流暢に話すレモス・エベルソンさん(34、聖市出身)だ。エベルソンさんを知る富山県人会の中尾契信事務局長は「彼が初めて県人会を訪れたのは1月の暑い日だったが、スーツにネクタイを締めてやって来た。こちらが『ブラジルだからネクタイなんていいんだよ』と言うと、『いいえ、富山県の職員ですから』と誇り高く答えた」という。そんなエベルソンさんへ一時帰国中に話を聞いた。 エベルソンさんは、都道府県などの地方公共団体が主体となって実施している「語学指導等を行う外国青年招致事業」JETプログラムに参加し、富山県庁に派遣された。 JETプログラムは地方公共団体が総務省や外務省、文部科学省、財団法人自治体国際化協会と協力して実施している。1987年度に外国語教育の充実と地域単位での国際交流の進展を図り、日本と諸外国との相互理解の促進と、日本各地の国際化の推進を目的として始まった。25年目となった今年度までにブラジルを含む39か国から4330人を招致している。 職種は小・中・高校で語学指導に従事する外国語指導助手(ALT)と地域において国際交流活動に従事する国際交流員(CIR)、地域でスポーツを通じた国際交流活動に従事するスポーツ国際交流員(SEA)の3種。エベルソンさんは国際交流員として2007年度から5年間の契約で富山県庁に勤めている。 エベルソンさんが日本語に興味を持ったのは中学3年生のころ、学校で知り合った日系人の友人から日本の話を聞いたことがきっかけだった。「日系人といっても日本とのかかわりが薄い人もいるが、友人は祖母と日本へ行ったこともあり日本との繋がりが深かった」。 日本語の勉強はその頃から始めた。最初の4年間は独学で学び、その後サンパウロ総合大学(USP)へ進学。大学では哲学文学人間科学部文学科で日本語とポルトガル語を専攻した。また、大学進学と同時に日本語コースのある私塾へ通い、日本語習得を目指した。 大学3年生の時、日本の文部科学省の奨学金で大阪外国語大学へ1年間留学する機会を得た。ブラジルで習い始め5年間続けていた合気道を極めるべく、留学先では合気道部に入部。「とにかく敬語に厳しかった」という同部では、「上下関係の大切さ」と「頑張るという言葉の意味」を学んだという。 特に印象に残っているのは師範に対する接し方で、「ブラジルでは見たことがないほど皆真剣だった」という。同部で行われた合宿へ参加した際は、師範の食事はいつも最後に出された。食事の部屋の扉はいつも閉ざされていたが、2人の部員が扉付近で足音に耳を澄ませ て待機している。師範が部屋に近付くと「自動ドアのように」扉を開けて迎えるのが部の恒例だったという。「忘れられない出来事」とその光景を話してくれ た。 合宿場では飲み会も開かれ酔うまで酒を飲むこともあったが、翌朝は午前5時に起床し刀を振った。あまりの厳しさに「初めは冗談だと思ったが、自分よりも体力のない部員や女子学生も同じ稽古を行っている姿を見て、頑張る決意ができた」という。 その結果、黒帯取得の夢がかない有段者となった。留学期間が終わりに近付いたころ「また絶対、日本へ戻る。できるだけ早く」と決心して日本を後にした。(つづく) 2012年1月19日付
東日本大震災の発生から間もなく1年になる。日系コロニアでも当日、追悼ミサを実施しようと話が進んでいる。ブラジル都道府県人会連合会は昨年10月から準備を進め、被災県である宮城県人会館を会場に行うことが決定していた。ところが、今年に入りブラジル日本文化福祉協会が県連に共同開催の打診を行った。20日に両団体を含めたサンパウロ日伯援護協会、日伯文化連盟(アリアンサ)、ブラジル日本商工会議所を加えた5団体で会議を行いたいという▼昨年の大震災発生直後に各団体は独自で銀行口座を設置し、義捐金を集めたことは記憶に新しい。しかし、なぜ一本化できなかったのか。今でも不思議で仕方がない。多くの人たちが同じ思いを抱いている。外部には日系コロニアがまとまっておらず、それぞれが目立ちたいために義捐金集めを行ったのではないか、といううがった見方をする向きも少なくなかった。こうしたことを反省材料にするなら追悼ミサは一本化するのが当然だろう▼5団体が会議を開くに当たって考えなければいけないことが二つある。まず、第一はどこが主導権を握って開催するかだ。通常の行事なら文協だろうが、今回は県連が表面に立つのが順当な選択だ。県連は被災県を会員に持ち、都道府県と最も密接な関係にあるからだ。ともすれば、文協は日系団体の頂点という意識が強いのだが、追悼ミサに関しては一歩退き、会場を提供するにとどめたほうが賢明だ。第二は、追悼ミサを契機に今後どのような継続的な支援を行っていくのか、具体策を打ち出さなければならない。こちらのほうが重要だ。昨年、ブラジルから日本に送った義捐金は総額で6億円にも上るという。しかし、日本の人たちにはブラジルや日系コロニアの顔が見えていない。被災地の人々や日系コロニアの人々と同じように被災地を思いやる日本人にも日系コロニアの思いが伝わるような支援策が打ち出せるかどうか▼この2点を明確にし、会議を行うべきだ。そして、もう一つ重要なのは、追悼ミサの会場を満席にしなければ意味がない。毎年の移民法要を見ても文協大講堂は閑古鳥が鳴いている。こんな状態なら、追悼ミサはやらないほうがいい。(鈴) 2012年1月19日
「私が富山県へ研修へ行っているレモス・エベルソンでございます」。富山県庁で働くエベルソンさんはスーツ姿で富山県人会を訪れた時、そうあいさつしたそうだ。「ございます」なんて、今どき日本人の口からはなかなか出ない。少なくともモザイク子は、そんな奇麗な日本語を話すことはできない。日本語を学ぶ外国人や、話せるが母国語ほど流暢でない日系人とのやり取りでは驚かされることが時折ある。 2012年1月19日付
ニッケイ新聞 2012年1月18日付け  南米に住む沖縄県系人の若者の交流を目的に07年に始まり、今年で5回目を迎える『ニーセーターツアー』が今月19~29日までサンパウロで行われる。 これまでペルー、アルゼンチン、ボリビアなどで行われ、ブラジルでの開催は初めて。 今回は日本から、昨年10月に開催された「第5回世界のウチナーンチュ大会」をきっかけに設立された「世界若者ウチナーンチュ連合会」の沖縄本部若者・学生事務局の事務局長ら5人が参加する。 その他ボリビアから7人、ペルーから2人、亜国から5人、伯国からは現時点で43人が参加予定で、60人を超える14~20代の若者が一堂に会する。 実行委員の山城モニカさんは「ブラジルの多くの県系子孫は、自分のルーツや先祖の歴史に関心がないし、知識もない。いちゃりばちょーでー(沖縄の言葉で「一度出逢ったら皆兄弟」の意)を、参加者にツアーで感じてもらうのが目的」と意気込みを語る。 ツアーでは沖縄太鼓や琉球舞踊、空手、沖縄料理など沖縄文化と、ブラジル料理、サンバ、フォホーなどブラジル文化のワークショップが開かれる。 開会式は20日夜、聖市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開かれ、ジアデーマの沖縄文化センターで終了予定。 ツアーに関する問い合わせは山城さん(11・8411・2546)、宮里マリナさん(11・7332・1810)まで。
長崎県人会(川添博会長)はこのほど、聖市グロリア街332番6階にある同県人会事務所を拡張する予定。これは、これまでデカセギ関係機関に賃貸していた事務所の隣室(約15平方メートル)を返還してもらったことがきっかけで、隣室を事務所として使うこととなった。 すでに隣室は空室となっており、15日に行われた役員会後に青年部の若手がロッカーなどの事務用品を移動させた。電話やインターネットなどの電設関係を引き込むなど引越し作業が完了するのは今月末から来月初旬を予定している。これまでは事務所とサロンは同じ部屋だったが、今後は現在の事務所部分をサロンとし、会議や地元芸能の練習場に使うという。 2012年1月18日付
県連は16日と17日、文協ビル3階から5階への移転作業を行っている。16日午前8時半頃から行われた作業では、3人の業者が台車を使ってまとめられた書類などの荷物を5階へ上げていた。伊東信比古職員は「今日でほとんどの荷物は5階に移し終わる。明日は整理整頓だ」と話し、看板を拭いていた。 援協の書類問題が解決し、完全譲渡が決定するまでは、会議室に充てる部分を事務所として利用し、残りの半分は倉庫として使用する予定。 2012年1月17日付
ニッケイ新聞 2012年1月14日付け  ブラジル岡山県文化協会(根岸健三会長)は2月12日午前10時(第2次招集)から、聖市リベルダーデ区の同会館(Rua da Gloria, 734)で2012年度定期総会を開く。 議題は11年度事業・会計報告、12年度事業計画・予算案審議、役員改選、13年度派遣海外技術研修員募集など。 役員に立候補する場合は今月27日までに事務局まで申し出ること。 総会後は新年会が行われる。一品持ち寄りで、飲み物は同会が負担する。 問合わせは同会(11・3207・3487)まで。
ニッケイ新聞 2012年1月14日付け  福井県人会(有明正一会長)は、「第59回定期総会」を29日午前10時(第1次召集)から、同会(Rua dos Estudantes 15, sala 82, Liberdade)で開く。 議題は、昨年度の事業・会計報告、本年度の事業計画、予算案の審議。 詳細は同会(11・3207・1056)まで。