サンミゲル・アルカンジョ市のピニャール移住地は今年、入植50周年を迎える。記念式典は8月5日に行われ、西川一誠福井県知事、西村正日伯友好協会理事長のほか、一般の慶祝団も式典に参加する。場所はコロニア・ピニャール文化体育協会会館。時間は午前9時から。また、50周年記念誌も作成する予定だという。
案内のために本紙を訪れた山下治50周年記念式典実行委員長と徳久俊行記念誌編集長は「記念誌の作成は40周年以来。より現在の状況を重視したものにする」と話す。
同移住地は戦後、日本人の移住の再開により移住振興会社(現・国際協力機構)が伯国各地に造成した移住地の一つ。当時の宮本由太郎福井県人会会長が日本移民 50周年の記念事業としてブラジル福井村を建設したいと進言し母県の賛同を得たことが始まりで、1962年12月、3家族14人が初めて同地に入植し開拓営農を始めた。
その後、南伯農協中央会の企画による第2ピニャールが隣接地に造成され、双方合わせた村づくりが推進された。
これまで母県からは県人入植者に対し土地代金の一部補助、電気の導入、会館及び日本語教師宅建設などの援助を受けている。
現在は同地の51家族が文協の会員。これまで手狭だった小中学校が6月に完成するほか、8月には文協敷地内に母県からの資金援助を受け、約1100平方メートルの敷地面積を持つ体育館が完成する。
2012年2月16日付
