06/03/2026

Dia: 28 de fevereiro de 2012

来年度の県費留学生に母県の子弟でない日系人を推薦した富山県人会の市川会長は、「留学を希望する人の中には『県人子弟だから行ける』という考えの人がいる」と志願者の姿勢に言及した。同制度で派遣する留学生には帰国後、日本や母県とブラジルの交流に貢献してほしいというのが母県や県人会の思いだ。市川会長は県人会役員が行う留学生の面談の中で、帰国後そういった活動に協力してくれるか確認するとのこと。志願者はみな「『かしこまりました』と答えるが―」と顔を曇らせた。沖縄系の大城さんが帰国後、留学の成果を富山県とブラジルの関係強化に役立ててくれることに期待したい。 2012年2月28日付
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け 「実は、今まで津市のホームページには『オザスコ市と姉妹提携を結んでいる』という記載のみでした」と反省する前葉市長。三重県人会を訪問した際には母県の情報を求める声を多く聞いたようで「中心となるのはインターネット。次の50年に向け、互いの情報を得やすい環境を整えなければ。例えば、ACENBOや県人会などの存在もぜひ知らせたい」とやる気。◎前葉市長は津市で暮らすブラジル人について「現在市内に3千人。全盛期は3800人を数えたが、1千人近くがブラジルに帰ってしまった」と現状を話す。「これからは、再び日本に戻ってきてくれる人の就労、教育サポートが必要」と説明し、「オザスコがどう移民を受け入れたかを学ぶ意義は大きい。日系人の存在が、今後の交流活動の中心となっていくでしょう」と希望を込めていた。
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け 岩手県が『岩手県海外移住高齢者百寿祝状贈呈事業』を実施するにあたり、ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)が対象者の申請を受けつけている。申込み締切りは3月2日。従来75歳のみだった対象を、今年度から百歳に拡大して実施する。次のいずれかの項目に当てはまる人が該当者▼日本の移住条約等により移住し、現在外国に居住している▼過去に岩手県内に住所を有していた▼岩手県人会に加入している▼2013年3月末までに満百歳になる。なお、今回は初実施のため、すでに百歳を越えた人も対象となる。千田会長は「現在把握できている該当者は1人だけ。県人会員でなくても申込みを」と呼びかけている。申込みは同県人会(11・3207・2383)まで。
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け オザスコ市制50周年にあわせ、姉妹都市である三重県津市から前葉泰幸市長、高松和也市民部長、盆野明弘日秘書課長が来伯、各方面で交流を行なった。24日にあった式典出席のほか、三重県人会訪問、オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO)主催の歓迎会にも出席した。前葉市長は「両市民が互いのことを知る機会を増やしたい」と更なる交流の充実にやる気を見せた。 オザスコ市は、サンパウロ市の一区に過ぎなかったが独立運動の末、1962年に市として登録。州内5位となる人口66万人を抱える。津・オザスコ両市は76年に姉妹都市提携を締結。5年ごとに津市長が来伯している。昨年8月には、オザスコ市のエミジオ・ソウザ市長が訪日、津市で催された35周年式典に参加した。同市イベントセンターであった式典は、歴代市長をはじめ、政治家や独立運動の貢献者ら約400人で華やかに行われた。姉妹都市であるイタリアのオザスコ市、アルメニアのギムリ市両市長も出席、ACENBOの荒木進会長も壇上に座った。エミジオ市長は、津市を一番提携が長い都市として挙げ、昨年の訪日での歓迎に感謝の言葉を述べた。前葉市長は、昨年11月にオザスコの女子プロフットサルチームを招聘した国際交流大会を行ったことに触れ「今までの代表者交流に加え、青少年派遣や文化・スポーツを通して交流を推進したい」と宣言し、大きな拍手を受けた。エミジオ市長から功労者に対し表彰プレートが渡され、前葉市長、荒木会長が受け取った。前葉市長は本紙の取材に「歴代市長が社会基盤を一つ一つ整備してきたことで発展しており、これからも成長しようとする勢いを感じた」と印象を述べた。
海外に移住し長年にわたって居住国の発展に寄与した県出身者に対して祝状を贈呈している岩手県は、100歳を迎える長寿者を対象とする「岩手県海外移住高齢者賀詞贈呈事業」を実施する。 これまで75歳以上への贈呈は行ってきたが、100歳は初めて。今回は100歳以上の岩手県出身者についても祝状を贈呈する。締め切りが3月2日に迫っているため、対象者は岩手県人会(電話11・3207・2383)まで早急に連絡のこと。 2012年2月28日付
野村流音楽協会ブラジル支部、野村流古典音楽保存会ブラジル支部、琉球民謡協会ブラジル支部、琉球民謡保存会ブラジル支部、うりずんOB会共催の「第7回さんしんの日」イベントが、3月4日午後1時から聖市リベルダーデ区の沖縄県人会館(トマス・デ・リマ街72番)で開催される。 当日は三線(さんしん)演奏をはじめ、琉球舞踊やエイサー太鼓などが披露され、沖縄芸能団体関係者約400人が出演する。「さんしんの日」実行委員会は「本場沖縄では第20回を迎え、沖縄県庁をはじめ市町村、教育団体、報道・芸能関係者が共催し、世界の三線愛好者たちがインターネットでも参加します。ブラジルでも7回目を迎えることができ、皆様のご来場をお待ちしています」と呼びかけている。詳細は沖縄県人会事務局(電話11・3106・8823)まで。 2012年2月28日付
県連(園田昭憲会長)主催の第37回移民のふるさと巡りが、3月31日から4月2日までの3泊4日で行われる。今回は聖州ボツカツ、バウルー、パラグアスー・パウリスタ、アバレーなどを回り、各地の日本人会関係者と交流を深める。 旅行代金はツイン・トリプル部屋が1290レアル、シングル部屋が1560レアル(いずれも1人分料金)。詳細及び申し込みはグローバル旅行社(電話11・3572・8990)まで。 2012年2月28日付
USP卒業した大城坪井ダニエルさん 1964年度から県費留学生制度を設けている富山県人会(市川利雄会長)は、2012年度の留学生として母県の子弟ではない日系人を推薦した。今年4月から約1年間、富山県での留学が決まっているのは沖縄系4世で、昨年12月にサンパウロ総合大学(USP)を卒業した大城坪井ダニエルさん(25)。富山県観光・地域振興局国際・日本海政策課で富山県南米県費留学生の担当をしている藤田恭子さんによると、同県の県費留学生制度は原則として県人子弟を対象としているが、今回大城さんは県人会からの推薦を受け、特例として派遣が決まったという。 大城さんは在学中、富山県が支給している「サンパウロ州友好記念奨学金」を受給して日本語を学んだ。そういった経緯から、大学側より富山県の県費留学生として大城さんを推薦する声が上がり、県人会が面談を実施。 県人会役員が立ち会った面談では、他県ではなく富山県で学びたいという本人の意思と語学力が評価された。そして県人会から同県庁へ推薦状を提出したところ受理され、派遣が決定した。 同大学で大城さんを推した一人、森幸一教授は「非常に日本語能力が高く、おとなしい人柄」と大城さんについて語り、今回の決定に対して「県人会の中には県費留学生制度を中止しようとする動きもある。そんな中、富山県と県人会は県人子弟でない留学希望者に機会を与えるという意義のある決断をした。県費留学生制度の新たな展開のモデルの一つが出現したと言える。日系コロニアにとってインパクトが強いのでは」と述べた。 富山県庁の藤田さんは、今回は特例であるとした上で「今後、継続的にUSPから県費留学生の推薦を受けると決めたわけではない」と説明した。また、県費留学生制度については「県人会の考えを尊重しつつ、県人会と県の双方に利点のあるものにしたいと考えている。県人会とUSPが連携することで県人会と大学、富山県それぞれの活動に良い相乗効果があれば、今後も大城さんのように県人子弟以外の人が県費留学生となって良いのでは」と今後のあり方について述べた。さらに「いずれにしても県人会と協議を重ね、運営していきたい」としている。 市川会長によると、来年度の県費留学生を選考する段階では同県人会員と血縁関係にある候補者もいたが、語学力が十分でなかったという。市川会長は「県人子弟の留学希望者と大城さんのレベルが同等だった場合は前者が選ばれていただろう」としたが、「県費留学の派遣生は戸籍謄本で決めるのではなく、心で勝負してほしい」と自身の思いを語った。 USPで日本語を学んだ学生の進路は様々だが、大城さんの夢は日本語とポルトガル語の翻訳家になること。大城さんが初めて日本を訪問したのは大学在学中。 長期休暇を利用していとことともに静岡県へ3か月間のデカセギに行った。職場の工場で翻訳家として働いていた人と出会い、「翻訳の仕事は面白いと思った」 ことがきっかけで翻訳家を志した。日本語以外の外国語にも興味があり、英語とスペイン語、フランス語を学んでいる。 大城さんは「留学期間中は日本の歴史や文化を学びたい」と意欲を語った。日本文化は特に歴史や音楽、宗教に興味があると言い「歌舞伎も見に行きたい」と目を輝かせていた。 聖州と富山県は1985年に友好提携を結んでおり、同県は95年から毎年サンパウロ総合大学で日本語・日本文化を専攻する学生を対象に「サンパウロ州友好記念奨学金」を給付している。 同奨学金制度では、毎年5~7人に対して1人当たり毎月100ドルが1年間交付されている。給付を希望する学生は富山系子弟である必要はなく、日系・非日系も問わない。 同奨学金を受給する学生には研究成果の発表が課せられており、昨年行われた報告会を聴講した市川会長は「富山県からの奨学金で学ぶ学生は立派に勉学に励んでいる。研究成果は素晴らしいものだった」と褒めたたえた。 大学側も「奨学金を受けた学生の中には、USPの教授となった日系ブラジル人もいる」と同県からの援助を喜んでいる。森教授によると、同様の奨学金制度は企業が行うものはあるが、県が主体となって実施している例は富山県の他にはないという。森教授は「企業は学生を育てる利点がある。県からの支援はブラジル全国でも珍しい」と話し、17年間続く奨学金の提供に感服していた。 また今年は、同県庁からの要請を受けてこれまでの奨学金受給者の名簿を作成する。森教授は「半分以上が非日系人でしょう」と言い、「名簿が完成すれば、奨学金を受給した卒業生がブラジル社会にどのように貢献しているかが分かる」と意気込んでいる。同県からは同奨学金以外にも日本語の書物やビデオ、映画が送られており、USPでは「富山文庫」として学生らに親しまれている。 2012年2月28日付
県出身ボランティア派遣可能に JICAブラジル事務所サンパウロ支所は昨年、県連代表者会議の席で母県に縁のある移住地などに積極的に同県出身の日系社会ボランティアを派遣することが可能になったとの説明を行った。これは同県出身のボランティアを通じて、これまで以上に県と日系社会の密接な連絡と関係の構築を目的としている。 同制度を活用できるのは移住地だけにとどまらず、県人会などの公共団体であれば要望を行うことが可能。現在、母県出身ボランティアを望む声がどれくらい移住地や県人会から上がってきているかを17日、支所職員の村上ビセンテ氏に質問すると「この制度は偶然、福井県出身のボランティアが福井と縁の深いピニャール移住地に派遣された際に交流がより盛んになったという成功例があったために、今後は積極的に推進していこうという話になった。県連で説明を行った後に希望する県人会とすり合わせは行ったが、正式な形での要望はまだない」と説明した。 このほか要請業務と直接関係はないが、母県出身のJICAボランティアが県人会活動に寄与した例がある。福島県喜多方市出身で現在カンピーナスでシニアボランティアとして野球指導を行っている武藤啓一さんは、派遣前は同市産業部マーケティング部長として喜多方ラーメンを振興する業務に携わっており、ボランティア就任にあたり同県人会を表敬訪問した。その際に「喜多方ラーメン祭り」が行われていることを知り、昨年は企画段階から同祭に協力し、イベントを成功に導いた。 このほか、村上氏は県連を窓口として各県人会などに日系社会ボランティアを受け入れることが可能だとして、「いくつかの県人会のウェブサイトを作成するための指導員としてシステムエンジニアを要望することもできるし、剣道などは複数の県人会会館で行われているので巡回して指導することができる」との例を挙げた。 来年7月からボランティア派遣を望む場合、受入先からの要望の締め切りは例年、今年3月頃となる。詳細はJICAブラジル事務所サンパウロ支所(電話11・3251・2655)まで。 2012年2月28日付