山口県人会は地下鉄サンジョアキン駅の近くに位置し、高齢会員に交通の便の良さが好評だ。会館を建て直すとなると現在の場所が適している。歴史的に価値のある建物だが、まだ取り壊し禁止の指定は受けていないそうだ。ただし、建設資金が絶対的に不足していることから、建設はかなり困難となりそうだ。現在、同県人会の建設資金は約6万レアル。要田会長は「最低でも10倍は自分たちで集めないといけないし、そもそも今の日本に協力する余裕はない。今年は母県でも知事選がある。もし民主党が当選したらまず無理だろう」と現実を見据える。理想は金がなければ語れない。 2012年2月29日付
Dia: 29 de fevereiro de 2012
ニッケイ新聞 2012年2月29日付け 青葉健康生活協会(中沢宏一会長)は『青葉祭り』を、3、17の両日午前7時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で開く。今月から第1土曜日の料理にソース焼きそば、各種餅料理が追加される。また、両日有機野菜、手作り食品、家紋販売や、小児ゼンソク背骨矯正治療もある。問い合わせは、同県人会(11・3209・3265)まで。
ニッケイ新聞 2012年2月29日付け ブラジル佐賀文化協会(吉村幸之会長、約180家族)の定期総会が26日午前、リベルダーデ区の同会館で開かれ、グァタパラやロンドリーナ支部からも会員が駆けつけ約60人が出席した。役員改選はほとんどの役員が続投する形で決まり、3期目に突入した吉村会長(67、二世)は「高齢の会員の負担を減らすため会館一階にトイレを建設すること、IPTUの軽減もしくは免除を求めて市と引き続き交渉を進めること」を今年の目標に掲げた。議長を務めた井上清元会長は、IPTUについて「払っている県人会と免除されている県人会があるが、非営利団体としてここ5、6年免除を市に訴えてきた」と説明した。また、昨年は約5千レの赤字決算に転落。今年は18万9620レの収支計画で会館の維持・修理費に6万3千レが見積もられた。その他、年会費が個人会員60レ、家族会員150レに引き上げられることが承認され、グァタパラから出席した脇山俊吾さんが入植50周年祭への参加の呼びかけを行った。終了後は新年祝賀会が行われ、一堂は昼食を囲み歓談、婦人部の健康体操やビンゴ大会などで最後まで楽しんだ。2012年度役員は次の通り(任期2年、敬称略)。【会長】吉村幸之、【副会長】第一=西山実、第二=羽原誠二、第三=志田若代、【監査役】第一=重松賢治、第二=山田光子、第三=弘川百合子、【書記】第一=羽原誠二、第二=大久保エレーナ、【総務部長】秀島正幸
ニッケイ新聞 2012年2月29日付け 1月の群馬県人会の総会で企画を発表したばかりの北パラナ・ロンドリーナ旅行は、五十嵐徳三支部長から「このカルナバル期間中はどうか」との誘いを受け、さっそく実現した。2月18日から20日までの3日間バスで訪れた。深夜に出発し、ロンドリーナへ着いたのが午前9時20分。五十嵐支部長とその息子の誠二さんがロンドリーナまで出迎えた。その後、ローランジア市在住の五十嵐支部長の自宅で支部集会を行った。誠二さんは1月にFM群馬からインタビューを申し込まれ、電話で3回に亘り取材を受けて放送され、「大変な反響を呼んだ」という。誠二さんは大豆の専門家で州立ロンドリーナ大学教授。病害や害虫の襲来を事前に察知する装置を独自で開発するなど、この分野の権威だ。群馬県人会の基金をつくる事を目的にノートパソコンを寄付し、これを元にリッファを行い基金の一部にしたらどうかと提案した。「集金力低下の折、素晴しい提案であるので今後の対処方法を検討する」と一行は歓迎した。五十嵐家総出での接待や近隣の元留学生、研修員らの協力によるシュラスコ昼食会となり、一同舌づつみをうちながらの歓談となった。次に五十嵐支部長が建設に尽力したローランジャ日本移民資料館を見学した。サンパウロ史料館には無い物もあって一行の興味を引いた。笠戸丸移民最後の生存者だった中川トミさんを顕彰し、その名を冠した公園を見学してホテルに帰った。2日目は同地の温泉を訪問し、約10個もある温水プールや、屋内の冷温浴に入り身体を癒し、1日を楽しんだ。最後の日は、州立ロンドリーナ大学を見学する事になり、誠二さんの案内で一巡した。この大学には現在44のコースがあり約3・5万人の学生が在学中、敷地が700ヘクタールと言う。自分で開発した機械を作る工場も市内に持っているとの事だ。市内見物をして帰路につき、雨の中をひた走りに走って、午後11時半に県人会館前に無事到着した。「まだ年はじめなので、今年中にもう一度、他所へ旅行を計画したい」と旅行の余韻を惜しむ声でいっぱいだった。(内山住勝さん通信)
ニッケイ新聞 2012年2月29日付け 東日本大震災の発生から1年を迎える3月、在聖総領事館、国際交流基金サンパウロ日本文化センターは『東日本大震災一周年、日伯友好連帯月間』として、様々な文化事業を実施する。また、日系5団体の共催による『慰霊ミサ』(10日、サンゴンサーロ教会)、『一周忌追悼法要』(11日、文協大講堂)が行なわれる。詳細な日程をお伝えする。全て入場無料。 在聖総領事館広報文化班によれば、同事業は復興への着実な日本の取り組み、東北地方の魅力を紹介することが目的。「日系社会を含めたブラジルからの暖かい支援と連帯の意に対し、日本政府からの感謝を伝えることができれば」としている。 【震災復興写真展】「日本の再生―ありがとう、ブラジル!」、2~18日午前10時~午後5時(月曜休)、バンデイランテス宮(Av. Morumbi, 4500)。10日~、アウト・ド・イピランガ、セー両駅構内。 【東北郷土料理のデモンストレーション】「日本食お手前講座」12日午後2時~、SENACアクリマソン(Rua Pires da Mota, 838)。仙台在住のそば職人を招き、蕎麦打ちの実演や講義のほか、シェフの被災体験や復興状況についての講演もある。事前申し込みが必要(info@fjsp.org.brまで)。 【和太鼓コンサート】18日午前11時~、聖市のガゼッタ劇場(Av. Paulista, 900)でサンパウロの和太鼓グループ、ブラジル打楽器グループ「Meninos do Morumbi」が演奏。13日から劇場前でチケットが配布される。 【映画上映】17、24両日、文協小講堂(Rua...
創立85周年向けて続投の要田会長 山口県人会(要田武会長)は26日、聖市リベルダーデ区の同会館で2012年度定期総会を開催し約50人が出席した。総会では役員改選が行われ、顧問委員会から「今年は8月12日に創立85周年記念式典を控えており、会長職に慣れている」との理由で推薦を受けた要田氏が、引き続き会長職に就くことが満場一致で可決された。要田会長は老朽化が著しい会館について顧問から「母県は新会館建設に資金協力すると言っている。次の世代のために(建設に踏み切るかどうか)我々の態度をしっかり示すべきだ」と建設推進運動を途絶えさせることのないように要望を受けた。しかし、要田会長は「新会館建設は難事で、すぐにできるものではない。計画は白紙と考えていい」との考えを明かした。 総会で就任あいさつに立った要田会長は「今後は会長職を2世の若い人に譲るべきだろう。顧問委員会から推薦されたのでもう1期は続ける。これから役員選出の作業に入るが、基本的には85周年を見据えて現役員に続投してもらう。ただし、若くてやる気のある人にはどんどん入ってもらいたい。指名もする。お子さんの推薦などがあれば受け付けます」と力を込めた。 会員によると、同県人会は2007年に開催した80周年記念式典では記念誌の発行を除いて約8万レアルの費用を要しており、12年度事業予算では開催費用を賄うために14万9千レアルを計上。このうち、大きな資金源の一つである会館賃貸料と寄宿費をそれぞれ2割値上げし、6万1千レアルを見込む。また、会費も値上げに踏み切り、1万レアルを計算に入れている。 また、会館建設については約6年程前に県人会内に会館建設委員会を組織して検討を重ねており、県知事から80周年の際に「建設費の5千万円を補助する」という言葉も引き出し、約2億円をかけて建設することが会の規定路線と定まりつつあった。しかし、要田会長は「残りの建設費用をかき集める方法がなく新会館建設はたち消えている。今の日本と県人会の状況ではすぐには無理だ」と話す。 要田会長は、新会館を建設するには山口県にある企業などの寄付に頼るしか方法はないだろうと考え、移民した山口県民の出身市町村を一人で調べあげ、「これで現在の統合した市町村から何人がブラジルに渡ったのかが分かる。市長や企業に見せて理解を得たい」と建設気運が高まった際の準備だけは行っている。 ただ、同県人会の会館の老朽化は著しく、数年前から3度にわたって屋根の葺(ふ)き替え工事を行ってきたが、いっこうに雨漏りが止むことはなく、悪化の一途をたどってきた。すでに工事には約11万レアルを費やしており、「これ以上の修理は無駄。老朽化との『追いかけっこ』になるだけ』」との声も聞かれた。 本紙の取材に対し要田会長は「新会館建設は難事。すぐにできるものではない。不景気が続く日本に対して建設資金の協力を求めることは難しい。また、お年寄りは生活が苦しく若い会員には育ち盛りの子供がいる。そんな状態の会員に誰が寄付を頼めるだろうか。私にはできない。なにしろ資金がないのだから、計画は白紙と考えていい」と説明した。 総会では昨年の会計報告が行われ、収入が11万341・79レアルで、支出が12万1468・87レアルと発表された。ところが、収入に入れるべき利息を支出の欄に組み込んでいることを会員から指摘され、報告書にサインを行った要田会長はじめ、役員の西村パウロ、近江稔の各氏が陳謝し、3月の役員会までに訂正して再度報告することを約束した。会員からは「きちんと中身を見ないで署名していない証拠だ」との声が上がった。なお、同県人会では本年度から会計士を原ルシアナ氏に変更している。 総会後には新年会が開かれ、11年度研修員の帰国あいさつも行われ、会員らは日本酒を酌み交わしながら、創立85周年記念に向け一つになった。 2012年2月29日付
