【熊本発・吉永拓哉福岡支局長】熊本県が地域の文化活動に取り組んでいる人たちを奨励する『第22回くまもと県民文化賞』の表彰式が2月28日、熊本県庁知事室で行われた。
今回、対象となったのは2団体と2人。そのうち、個人で受賞した2人は、ブラジル日系社会に縁が深い田中豊渕さんと八代亜紀さんだった。
同賞の地域文化活動部門に選ばれた田中さんは豊渕会を主宰し、国内外で日本民踊の振り付け指導を行っている。また、ブラジルでは30年以上にわたって民踊の指導をしており、2008年の日本移民100周年祭では『1万人の盆踊り大会』を成功へと導いた。
特別賞を受賞した歌手の八代亜紀さんは、熊本県八代市の出身。音楽活動以外にもアートの創作や被災地復興支援など、幅広く活躍している。昨年はブラジルで『にほんのうた』(本紙主催)公演を行い、日系社会に心温まる歌声を届けた。
28日の表彰式では蒲島郁夫知事から、それぞれ賞状と盾を受け取った。
田中さんはあいさつで「海外で活動すると、日系人たちから日本民踊が愛されていることがよく分かる。今後も振り付け指導を頑張りたい」。
八代さんは「私は故郷が大好き。故郷の誇りを持ってこれからも活動します」と、蒲島知事らに感謝の意を伝えた。
2012年3月3日付
