ピラールで日本語教師研修
ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)が主催している「鹿児島ブラジル実習制度」の8期生として来伯していた平山晶子さん(28)が任期を終えて帰国する。3日、本紙を訪れ1年間の研修生活を報告した。
4年前、1年間過ごしたオーストラリアでブラジル人と知り合ったことでブラジルに興味を持った平山さんは、ピラール・ド・スール日本語学校(上芝原実夫校長)で日本語教師として研修した。ブラジル各地を旅行した際は、オーストラリア時代の友人にも会えたという。
平山さんが日本語教師に関心を持ったきっかけは、オーストラリアで友人から「日本語を教えてほしい」と言われたこと。オーストラリアから帰国後、仕事を持ちながら日本語教師養成講座を受講するなど、日本語の普及を目指して精力的に活動してきた。
日本語学校では2~5年生の授業を担当。ピラールで過ごした日々を振り返り、「日系の子どもたちと1年間触れ合えたことが一番印象に残っている。子どもたちの成長が見られなくなるのは残念」と話した。
同校には5~16歳の生徒約90人が在籍しており、現地教師のほか平山さんのように日本から訪れた教師、合わせて7人が教壇に立っている。
ブラジルへ来る前も、ボランティアで在日外国人に日本語を教えていたという平山さんは、「元々外国人と触れ合うことが好き。帰国後も外国人との交流は絶対に続けたい」と語気を強めた。
また帰国後について、「鹿児島ではブラジルがどのような国なのか、まだあまり知られていないと思うので、先人が苦労したからこそ普通に生活できていることや、多くの日系人が活躍していること、温かく迎えてもらったことを伝えたい」と述べた。
平山さんにとってブラジルは、「実際に訪れるまでは想像できない世界だった」そうだが、1年間過ごして「すごく良いところだった。ブラジルは1年間では知り尽くせないことがいっぱいある。来ることができたら、また来たい」と話し、「もっと長く居たかった」と帰国を名残惜しんでいた。
2012年5月5日付
