宮城県の伝統行事「仙台七夕祭り」が、聖市のリベルダーデ広場で開催されるようになってから33年になる。家族で参加できる身近なイベントとして聖市民に親しまれており、定着している。
近年では同祭がリベルダーデ広場以外でも行われており、マット・グロッソ州などブラジル各地に飛び火している。宮城県人会の中沢宏一会長は3日、「また一つ新たな場所で開催されることが決まった」と案内のため笑顔で来社した。
新たに同祭が開かれるのは聖市イタケーラ区で、6月23、24の両日に地下鉄イタケーラ駅からジョゼ・ピニェイロ・ボルジェス大通り(ラジアル・レステ街道)を東側に1キロほど進んだ場所(Rua Gregorio Ramalho)で行われ、会場には短冊を飾る巨大な竹を20本設置する。
このイベントの大きな特長は、聖市東部の同区にはブラジル北東部から仕事を求めて転住している人が多いことから、彼らにとって大切な年間行事の一つ「フェスタ・ジュニーナ」と合わせて「七夕祭り」を行う点だ。イベント名は「Arraial das Estrelas de Ita quera」で、秋の収穫に感謝するような意味合いも含まれることから、日系以外の人にも親しまれれるイベントになりそうだ。
中沢会長によると、すでに「パウロ・セザール・マシーモ区長は聖市の公式継続行事として宣言している」とし、「子供たちが参加してくれるように小さな運動会もやろうと思う」と目を細めた。
会場には舞台を設置し太鼓などの演奏も行われるほか、バザーの出店もあり、日本食などが出品される。また同区は2014年に開かれるサッカー・ワールドカップの開会式の会場となることから、建設中の同競技場を紹介するコーナーも設ける。
なお、今月9日午後2時から聖市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua- Fagundes, 152)でバザー出店希望者への説明会が行われる。
主催は宮城県人会、桜とイペーの会など。問い合わせ先は同県人会(電話11・3209・3265)。
2012年5月8日付
