和歌山県人会連合会(木原好規会長)は4月29日、聖市アクリマソン区にある同会館で親睦会を開いた。親睦会では3月17、18日に行われた「イタニャエン敬老慰安ピクニック」の決算が報告され、昼食時は婦人ら手作りの日本食が振る舞われた。
同県人会は、財団法人和歌山県国際交流協会が中南米在住の移住者子弟に日本文化を体験してもらおうと2009年から実施している「中南米海外移住者子弟受入事業」に、県人子弟を選出して送り出している。親睦会では、今年1月15日に帰国した薮田ルーカス紀幸さん(19、4世)と高木ターレス丈司さん(19、3世)の話題に及んだ。
同事業は、15~20歳の県人子弟を対象に行われているもので、これまでブラジルから3、4世の子弟が参加している。応募段階では参加子弟の日本語能力は問わないが、木原会長は「日常会話のできる人でないと難しい」と説明した。
約3週間の訪日中、一般家庭にホームステイして日本の正月を体験するほか、同世代の学生に向けてブラジルの学校生活や故郷を紹介する機会が与えられる。
これまでの参加者の中には「日本語が心配だったが行かせた」(木原会長)子弟もいたが、発表の場では日本語で説明したという。
今年帰国した2人は、1月末に行われた同県人会の総会で訪日の様子を報告した。会員の中には「ぜひ孫を行かせたい」と名乗りを上げた人もいたそうだ。
木原会長は「これまで3年連続でブラジルから2人ずつ送り出している。来年派遣できるかどうかは、実施機関から話が来なければ分からない」と今後について言及。「若い時に外国を見聞することは、将来何かに役立つはず」と話し、子弟と母県とのつながりを喜んだ。
2012年5月10日付
