和歌山県人会連合会(木原好規会長)は4月29日、聖市アクリマソン区にある同会館で親睦会を開いた。親睦会では3月17、18日に行われた「イタニャエン敬老慰安ピクニック」の決算が報告され、昼食時は婦人ら手作りの日本食が振る舞われた。 同県人会は、財団法人和歌山県国際交流協会が中南米在住の移住者子弟に日本文化を体験してもらおうと2009年から実施している「中南米海外移住者子弟受入事業」に、県人子弟を選出して送り出している。親睦会では、今年1月15日に帰国した薮田ルーカス紀幸さん(19、4世)と高木ターレス丈司さん(19、3世)の話題に及んだ。 同事業は、15~20歳の県人子弟を対象に行われているもので、これまでブラジルから3、4世の子弟が参加している。応募段階では参加子弟の日本語能力は問わないが、木原会長は「日常会話のできる人でないと難しい」と説明した。 約3週間の訪日中、一般家庭にホームステイして日本の正月を体験するほか、同世代の学生に向けてブラジルの学校生活や故郷を紹介する機会が与えられる。 これまでの参加者の中には「日本語が心配だったが行かせた」(木原会長)子弟もいたが、発表の場では日本語で説明したという。今年帰国した2人は、1月末に行われた同県人会の総会で訪日の様子を報告した。会員の中には「ぜひ孫を行かせたい」と名乗りを上げた人もいたそうだ。 木原会長は「これまで3年連続でブラジルから2人ずつ送り出している。来年派遣できるかどうかは、実施機関から話が来なければ分からない」と今後について言及。「若い時に外国を見聞することは、将来何かに役立つはず」と話し、子弟と母県とのつながりを喜んだ。 2012年5月10日付
Mês: maio 2012
09/05/12 (16:07) Jorge Saito ao lado da maquete do seu projetoO projeto do engenheiro civil Jorge Saito...
ニッケイ新聞 2012年5月9日付け 東北・北海道親睦運動会の成功をボランティアとして支えた各県人会青年部の若者たち。それぞれお揃いの法被を着て、元気に働く姿に気持ちの良いものを感じた。しかしよく見ると、宮城県の法被を着た姿がない。気になって聞くと「青年部に人がおらず全く機能していない」とか。新たな祭りの創設など中沢宏一会長の精力的な活動があるだけに出る幕がない?
県連主催のフェスティバル・ド・ジャポンでは今年、郷土民芸展市を開催する。これは各県人会や家庭に眠る郷土の民芸品をブラジル人に広く見てもらい、一般に向けて販売する「蚤(のみ)の市」。各県人会の資産を現金化する良い機会と言えそうだ。 販売は県連のスタッフが行い、売り上げの10~20%は管理費として県連が徴収する。展示のみの出品も可能。また、値段は各県人会が設定する。詳細は県連(電話11・3277・8569)まで。 2012年5月8日付
宮城県の伝統行事「仙台七夕祭り」が、聖市のリベルダーデ広場で開催されるようになってから33年になる。家族で参加できる身近なイベントとして聖市民に親しまれており、定着している。 近年では同祭がリベルダーデ広場以外でも行われており、マット・グロッソ州などブラジル各地に飛び火している。宮城県人会の中沢宏一会長は3日、「また一つ新たな場所で開催されることが決まった」と案内のため笑顔で来社した。 新たに同祭が開かれるのは聖市イタケーラ区で、6月23、24の両日に地下鉄イタケーラ駅からジョゼ・ピニェイロ・ボルジェス大通り(ラジアル・レステ街道)を東側に1キロほど進んだ場所(Rua Gregorio Ramalho)で行われ、会場には短冊を飾る巨大な竹を20本設置する。 このイベントの大きな特長は、聖市東部の同区にはブラジル北東部から仕事を求めて転住している人が多いことから、彼らにとって大切な年間行事の一つ「フェスタ・ジュニーナ」と合わせて「七夕祭り」を行う点だ。イベント名は「Arraial das Estrelas de Ita quera」で、秋の収穫に感謝するような意味合いも含まれることから、日系以外の人にも親しまれれるイベントになりそうだ。 中沢会長によると、すでに「パウロ・セザール・マシーモ区長は聖市の公式継続行事として宣言している」とし、「子供たちが参加してくれるように小さな運動会もやろうと思う」と目を細めた。 会場には舞台を設置し太鼓などの演奏も行われるほか、バザーの出店もあり、日本食などが出品される。また同区は2014年に開かれるサッカー・ワールドカップの開会式の会場となることから、建設中の同競技場を紹介するコーナーも設ける。 なお、今月9日午後2時から聖市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua- Fagundes, 152)でバザー出店希望者への説明会が行われる。主催は宮城県人会、桜とイペーの会など。問い合わせ先は同県人会(電話11・3209・3265)。 2012年5月8日付
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け 文化庁が企画する『第27回国民文化祭・とくしま2012~川柳の祭典』が11月18日に開催されるにあたり、全日本川柳協会が応募作品を募集している。応募締切りは7月20日(必着)、投句無料。例年余裕を持って会場を選定するが、今年は急遽同県での開催が決まったため短歌・俳句部門はなし。小・中学生の部のテーマは「昔」「流れる」「深い」、高校生・一般の部は「昔」「流れる」「耳」「太い」。所定の応募用紙および応募票(ダウンロード先=www.nissenkyou.or.jp)に必要事項を記入の上、封筒の表に「川柳作品」と朱書きし、次のあて先まで送付する。社団法人 全日本川柳協会内 国民文化祭徳島大会事務局大阪市北区天神橋2丁目北1―11―905事前投句の選者は中沢久仁夫、田辺進水、篠﨑紀子、雫石隆子、福本清美、尾藤一泉、古谷龍太郎(敬称略)。結果は祭典当日に発表、入賞者にも通知される。問い合わせは同協会(Eメール=575@nissenkyou.or.jp)もしくは広田さん(11・2362・2903)まで。
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け 鹿児島県研修生として昨年3月に来伯し、ピラール・ド・スール日本語学校で教師を務めた平山晶子さん(28、鹿児島)が研修を終え、6日に帰国した。「いつかブラジルで日本語教師をしたい」と仕事の傍ら日本語教師養成講座を受講し、取得後念願の来伯を果たした。教壇に立つのも初めてだったが「先入観を持たず、郷に入れば郷に従えがモットー」とまっさらな気持で挑んだ。「子供と触れ合い元気な一言をもらう度、『今日も頑張るぞ』と思える毎日だった」と充実の日々を振り返る。夏休みは国内旅行をし、様々な地域のブラジル人と触れ合った。「皆言葉が通じなくても本当に親切にしてくれた。温かく迎えてもらえるのは、日本人の先祖が築きあげた歴史のおかげ。帰国したらボランティアで日本語教師を続けながら、ブラジルの歴史や本当の姿を皆に伝えたい」と話す。有意義な1年を過ごせたことに対し「貴重な経験をさせてもらった。助けて下さった学校の子供や父兄、文協の皆さん、そして出会えた皆に感謝したい」と感謝を表し、「いつか成長した子供たちを見に来たい」とすがすがしい表情で語った。
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)は3月17日、市立カルモ自然公園で実施される「日伯絆の森」作りの植樹式を行った。東日本大震災の2万人近い犠牲者を追悼する意味で企画されたもので、事業に賛同する約100人が参加し、犠牲者への思いを込めて苗木を植えた。 司会は共催のオイスカ・ブラジル総局花田ルイス副会長が務め、小山会長は「祖国日本の一日も早い復興を願い、震災で亡くなられた一人一人に思いを馳せながら魂を込めたい」との思いを語った。上妻博彦さんによる犠牲者への冥福と苗木の成長を祈る祈願の儀式では、サンパウロ市緑化・環境局長エドアルド・ジョージ氏が「リベルダーデのサクラの植樹に続いて日系人が植林の事業を行い、市の環境改善に寄与している事に感謝したい。市も出来るだけの協力を約束する」と話し、犠牲者に黙祷が捧げられ、参加者の手で苗木200本が植えられた。羽藤ジョルジ州議、神谷牛太郎市議ほか、生徒20人を引率して参加したカリタス学園長の中川ベルナデッテ校長、宮城県人会長の中沢宏一氏、オイスカ・ブラジル総局の高木ラウル氏、東北学院大学の上田良光教授、SESCイタケーラやSABESP、市役所の幹部職員など、多くの関係者が来賓として参加した。カリタス学園のナカガワ校長は「主催者の人達は皆年配の方ばかりなのに元気に使命感溢れる活動をしていて感動した。私も生徒も一人の社会人、人間として積極的に社会に役立つような活動をしていきたい」と感想を語った。帰り際には、多くの参加者が植樹キャンペーンの募金に協力する姿がみられた。
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け 今年設立された県連の基金から初めて出資(5千レアル)が認められた東北北海道運動会には、例年と比べて多くの参加者で賑わった。県連の園田昭憲会長自身も「小さい子がたくさんいて驚いた」と話すなど顕著な変化があったようだ。増加の理由はどの関係者に聞いてもはっきりしなかったが、批判もあった基金充当も面目が立った?
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け 東北6県の県人会と北海道協会が共催する『第8回親睦運動会』が6日、サウーデ地区のコレジオ・サンタアマリアであり、約500人が20競技で汗を流した。近澤マリーナ大会実行委員長(青森県人会副会長)の「今日は涼しい運動会日和。最後まで楽しんで欲しい」との開会挨拶の後、サン・ジューダス体操クラブ指揮によるラジオ体操が参加者全員で行われた。福島県人会が用意したという8匹の鯉のぼりが揺れる中、「50メートル走」から競技はスタート。老若男女、多くの参加者が各種目に取り組んだ。「これくらいの短い距離ならへっちゃら。最後に抜かれてしまったけど、2等をとれたのは嬉しい」と語るのは、若者も混じる「二人三脚走」で素晴らしい走りを見せた斎藤佳子(79、山形)、古谷美枝子さん(71、同)ペア。およそ20メートルの走路を一度もバランスを崩すことなく走り抜けた。8競技が行われた午前の部が終了した後の昼休みには、喜楽太鼓による和太鼓の演奏と一心YOSAKOIグループによるソーラン節の演舞が披露され、会場は大いに盛り上がった。午後の部は「ボール渡しリレー」から始まった。20人ほどが列になって行われるこの競技は、大人、子供両方の部で白熱し、それぞれの最終走者が最前列まで走り抜けると、大きな歓声が沸き起こった。午後一番の盛り上がりを見せたのは「綱引き」。観客席から「プッシャ、プッシャ」の掛け声が響く中、赤組と白組の二手に分かれた参加者は、顔を真っ赤にしながら綱を引いた。最後の種目である「リレー」が終わったのは午後5時半。簡単な閉会式を終えると、参加者はそれぞれ帰途についた。家族で毎年参加している宮谷照子さん(67、福島)は「孫が元気に走り回る姿を見るのはとても楽しい。家族みんなで楽しめるので、これからも長く続いて欲しい」と話した。近澤実行委員長は「一人の怪我もなく、楽しい運動会だった。私自身も楽しんだ。今日来てくれた全員に感謝したい」と満面の笑みで語った。参加費として集められた約500キロの食料品は、社会福祉法人「こどものその」に寄付される。
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け ブラジル宮城県人会、ブラジル桜イペー連盟、サンパウロ国際交流協会、福祉団体「Acao Social Dom Bosco」の主催で6月23、24の両日、聖市イタケーラ区でフェスタジュニーナと七夕祭りを融合させたフェスタ「第1回アライアル・ダス・エストレーラス・デ・イタケーラ」が開催される。 同区のパウロ・セーザル・マッシモ区長が宮城県人会の中沢宏一会長に対し、「日本とブラジルの庶民の祭りを一体にし、地域を盛り上げるような催しを」との要望を持ちかけ、同県人会に運営組織を設置し、企画に至った。中沢会長によれば、同区には北東部から移り住んだ人が根付いており、彼らにとってフェスタジュニーナは家族が集まり楽しむ行事で、ナタルよりも大切に考えられているという。また同区では2014年W杯の開会式場となるスタジアムを建設中で、それに向けてのキャンペーンも目的の一つ。中沢会長は「イタケーラは住民同士がバラバラで、各地から人が集まってできたようなところ。そこの住民に家族で来てもらって喜ばれるような祭りにしたい。完全に新しい祭りになるのでは」と意気込んでいる。具体的なプログラムは未定だが、音楽のショーや郷土料理、七夕飾り、バザー出店などが予定されている。会場は地下鉄コリンチアンス・イタケーラ駅近くのグレゴーリオ・ラマーリョ通り(旧イタケーラ駅周辺)で、イタケーラ区役所、聖州政府、県連、サンパウロ軍警、市警、交通技術公社(CET)などが後援する。 ■ 開催にあたり宮城県人会では文化団体や業者に対してバンカの出店を呼びかけており、テント一つあたりの面積は9平米で、文化用、バザール用、食べ物用と、それぞれ10、30、30のテントが用意されている。参加に関する説明会が9日午後2時から、同県人会館で開かれる。問い合わせは同会(11・3209・3265)まで。
ピラールで日本語教師研修 ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)が主催している「鹿児島ブラジル実習制度」の8期生として来伯していた平山晶子さん(28)が任期を終えて帰国する。3日、本紙を訪れ1年間の研修生活を報告した。 4年前、1年間過ごしたオーストラリアでブラジル人と知り合ったことでブラジルに興味を持った平山さんは、ピラール・ド・スール日本語学校(上芝原実夫校長)で日本語教師として研修した。ブラジル各地を旅行した際は、オーストラリア時代の友人にも会えたという。 平山さんが日本語教師に関心を持ったきっかけは、オーストラリアで友人から「日本語を教えてほしい」と言われたこと。オーストラリアから帰国後、仕事を持ちながら日本語教師養成講座を受講するなど、日本語の普及を目指して精力的に活動してきた。 日本語学校では2~5年生の授業を担当。ピラールで過ごした日々を振り返り、「日系の子どもたちと1年間触れ合えたことが一番印象に残っている。子どもたちの成長が見られなくなるのは残念」と話した。 同校には5~16歳の生徒約90人が在籍しており、現地教師のほか平山さんのように日本から訪れた教師、合わせて7人が教壇に立っている。 ブラジルへ来る前も、ボランティアで在日外国人に日本語を教えていたという平山さんは、「元々外国人と触れ合うことが好き。帰国後も外国人との交流は絶対に続けたい」と語気を強めた。 また帰国後について、「鹿児島ではブラジルがどのような国なのか、まだあまり知られていないと思うので、先人が苦労したからこそ普通に生活できていることや、多くの日系人が活躍していること、温かく迎えてもらったことを伝えたい」と述べた。 平山さんにとってブラジルは、「実際に訪れるまでは想像できない世界だった」そうだが、1年間過ごして「すごく良いところだった。ブラジルは1年間では知り尽くせないことがいっぱいある。来ることができたら、また来たい」と話し、「もっと長く居たかった」と帰国を名残惜しんでいた。 2012年5月5日付
屋台祭りで滋賀県人会が自信を持って打ち出したのは、昨年のフェスティバル・ド・ジャポンでも販売した「近江の肉うどん」。近年、日本でも急速に注目されている、ご当地うどんだ。 昨年10月に、うどん文化の発展とご当地グルメの振興を目的に、全国9府県13団体のうどんが集まった「第1回全国ご当地うどんサミット」が開催され、東近江地域の滋賀県製麺工業協同組合が出展した「近江牛うどん」が優勝している。 同県人会の山田康夫会長は、約12キロの肉をイベント前夜から自宅で切り分けるなどし、約100食分を準備した。特筆すべきは、麺、いりこ、鰹(かつお)など、ほとんどの材料を日本からの輸入品でそろえていること。日本とほぼ変わらない味に仕上げ、魚と肉のエキスが絡み合ったうどん汁はすべての人の口に合うのではないだろうか。ただし、「約3倍に高騰した日本食品の値段は頭痛の種」だという。 九州の雄、大分が手掛けるのは定番のトリ飯、トリ天、牛たたき。同県人会の調理を監督した伊東信比古氏は「徹底したこだわりを持って調理している」と絶対の自信をのぞかせる。 丸く盛られたトリ飯は、鶏肉以外にゴボウ、シイタケやニンジンなどがふんだんに使用され、ニンニクの風味が食欲をそそる。伊東氏は「地鶏の入手ができないからこそ、調理にこだわりが生まれる」と完成された自らの哲学を説いていた。 また、鶏肉に天ぷらの衣をつけて揚げたトリ天は同県の代表的な郷土料理で、県下の定食店では定番料理となっている。来場した若い日本人は「ブラジルではフランゴ・パッサリーニョが老若男女に人気がある。トリ天は日本食の中でもブラジルに普及する要素を備えているのでは」と話し、おいしそうにほお張っていた。 このほか、ニンニクじょうゆに漬けて食べる牛のタタキは、昼からグラスを傾けるコロニアの酒好きが「つまみに最高だ」と、うなっていた。実力伯仲の4県が織りなす味の共演に来場者は舌鼓を打ち、会場は幸せそうな笑顔にあふれていた。(おわり、植木修平記者) 2012年5月5日付
ニッケイ新聞 2012年5月5日付け 青葉健康生活協会(中沢宏一会長)は5日午前7時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152)で『青葉祭り』を開く。入場無料。先月好評だった菓子職人の池泉三郎さんによる餅をついて丸める技術の披露(午前10時~)もある。問い合わせは同県人会(11・3209・3265)まで。
愛知、和歌山、滋賀、大分の4県人会が出店する第14回屋台祭りが4月22日、聖市リベルダーデ区の愛知県人会館で開催された。小雨交じりの天候にもかかわらず例年以上の来場者が訪れ、約240席は瞬く間に満席となった。それぞれの県人会が販売したのは、愛知=焼きそば、おにぎり、あんみつ、持ち帰り用白餅。和歌山=関西風お好み焼き。滋賀=近江肉うどん。大分=トリ飯、トリ天、牛たたき。(植木修平記者) 会場を提供した愛知県人会は、婦人部が中心となって開催2日前の20日から準備に取り掛かり、餅つきや焼きそばの野菜切りなどを行った。当日は約30人が厨房に入り、次々と入る注文に慌ただしく調理していた。 同県人会は、昨年までの屋台祭りでは焼きラーメンを提供していたが、今年はこれまでの経験を生かして人気の焼きそばに挑戦。婦人部が考案した鶏がらで取ったタレが自慢だ。小松ジェニー会長は「フェスティバル・ド・ジャポンでは郷土食の天むすを出す」と話していた。 既に「お好み焼きの和歌山」というほど、確固たるブランドを築いている和歌山県人会は、屋台祭りでもお好み焼きで勝負。熟練の域に達した30人の県人会員が慣れた手付きで約200食を売り切った。同県人会のお好み焼きは関西風で、細かく刻まれたエビ、イカ、ベーコン、卵などがミックスされ、甘口のタレとマヨネーズの上で鰹節(かつおぶし)が踊る。 同県人会の木原好規会長は「日本祭りでは4500食が売れるようになったが、逆の反響が起こった場合を考えると怖い。一つ一つに目を光らせているつもりだ」と、食の王者の地位を得てもなお、決して驕(おご)ることはない。この日も、和歌山のブースの前には行列ができていた。 会場では昨年に引き続き、郷土食の販売のほかに県人会及び有志出演による郷土踊りが実施され、来場者は郷土食を味わいながら伝統芸能を楽しんでいた。(つづく) 2012年5月4日付
広島県人会(大西博巳会長)主催の第1回広島風お好み焼き祭りが、6日午前11時から午後3時まで聖市リベルダーデ区の同会館(Rua Tamandare, 800)で開催される。 当日はお好み焼き約300枚が販売されるほか、ビンゴやくじ引きなどのイベントも行われる。お好み焼きは1皿20レアル。前売り券(15レアル)は同県人会及び援協などで販売している。問い合わせは同県人会(電話11・3207・5476)まで。 2012年5月4日付
ニッケイ新聞 2012年5月4日付け 香川県人会で開かれた「お遍路」についての講演会では、香川大学大学院地域マネジメント研究科の宍戸栄徳教授(64、京都)が空海について講演した。宍戸教授は、地域活性化を考える上で「地域の資産であるお遍路を行政としてもっとサポートできるのでは」との視点から調査を開始したことがきっかけで、同NPOに参画。調査先のスペインでは道路や関連施設の整備などで行政がサポートしているのに比べ、「日本では宗教上の問題もありあまり支援を受けていないのが現状」だとか。 ◎ NPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」では、長い距離を歩くお遍路さんにみかんや柿など木に実る果物を自由に食べてもらおうと、2007年6月から植樹を行っているそう。遍路道約1400キロのうち500キロおきに1カ所の植樹を目指しており、地元高校生約30人が活動に参加している。遍路道沿いで植樹に適した場所を探し、所有者に交渉。許可を得たら木を植え、水遣りなどの世話も行うという。「若い人の間におもてなしの心が広がっている」と嬉しそうな松岡敬文事務局長。
ニッケイ新聞 2012年5月4日付け 日本の四国にある88カ所の礼所を巡拝する「遍路」文化の普及活動を行うNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市、梅原利之理事長)の関係者らが今月来伯し、ブラジルの日系人に「お遍路」の歴史や概要を紹介する講演会を香川県人会会館で開き、約70人が参加して熱心に聞き入った。会場にはお遍路さん(88カ所の巡礼者の意)のかぶる「すげがさ」や「納札」などの巡礼用品、88カ所を示した地図や絵葉書が展示され、参加者の関心を集めた。 同NPOは、四国遍路やおもてなし文化の活性化、世界遺産登録などに向けて取り組む団体として5年前に設立された。地域の人々とお遍路さんの交流の場や道案内シール、石柱の設置、親子お遍路ウォーキングの開催、徒歩や自転車でのスタンプラリーや認定証の発行、東京での講習会など様々な活動を行う。また、キリスト教の三大巡礼地であるスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路の視察、その経由地の町「モリーナセカ」との交流も行っている。来伯した松岡敬文事務局長(62、香川)は、自らすげがさや、巡例時に着る白衣を身につけて登壇。巡路を開いたとされる空海(弘法大師)や四国の概要、お遍路の巡り方や手段、作法などを説明し、「お遍路は88の寺を結ぶ、弘法大師が歩んだ道で1千年以上続く。世界にアピールしたい財産」と強調した。同氏によれば、スペインの巡礼路を巡る人は一昨年時点で22万人に上ったのに比べ、お遍路を歩いて巡礼する人は年間3千人にとどまる。世界遺産登録を目指すが「最終目的は1千年、2千年後も続くこと。本当に素晴らしいものだからこそ、世界中の人に経験してもらいたい。おもてなしをする人が増えれば、もっと多くの人が四国へ来てくれるはず」と力説する。「(巡礼は)人間を変え、平和にするもの。ぜひ四国をまわってみてほしい」と締めくくった。講演後は「一週間で巡礼するにはどこが良いか」「巡礼に適した季節はあるか」「どんなところに泊まるのか」など様々な質問が出た。日本に3週間ほど旅行し、その魅力にとりつかれたというミルトン・マレルバさん(46、聖市在住)は、四国に興味があり足を運んだという。絵葉書を熱心に写真に撮りながら「通訳がないとわかっていたが、スライドの画像や展示品などでなんとなく理解できた」と笑顔で話した。同様の講演会は「太陽の道交流会」主催で29日にもアグアス・デ・サンペドロで開かれ、市も共催し約500人が集まったという。松岡氏と関係者2人、菅原パウロ会長は複数の巡礼者を伴い、聖州サンターナ・デ・パルナイーバからアグアス・デ・サンペドロを結ぶ約240キロの巡礼路「太陽の道」(Caminho do Sol)を、今月1日から11日まで巡礼する。なお、今回は「モリーナセカ」のアルフォンソ・アリアス・バルボア自治体首長がNPOモリーナセカ巡礼教会会長、巡礼宿(アルベルゲ)協会事務局長らとともに来伯しており、県人会、アグアス・デ・サンペドロでの講演・展示会で講演している。
ニッケイ新聞 2012年5月4日付け 東北6県と北海道が共催する『第8回東北北海道運動会』が6日午前9時から、サンタ・アマリア学校(Rua Fiacao de Saude, 480, Saude)で開かれる。雨天決行。会場となる学校の生徒らも参加し、綱引き、リレー、玉入れ、タイヤ転がし、夢探しなど約20種目を実施する。おにぎり、寿司、シュラスコ、デザートなど食べ物も販売されるほか、競技参加者には多くの景品が準備されている。青森県人会の近澤前田マリナ副会長は「移民にとって懐かしい日本文化の一つである運動会を残したい。沢山のご家族に集まって頂き、皆で楽しい一日を過ごしましょう」と呼びかけている。 入場料は無料だが、保存食1キロの持参を呼びかけている。保存食は社会福祉法人「こどものその」に寄付される。問い合わせは各参加県人会まで。
ニッケイ新聞 2012年5月4日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)の4月度代表者会議が先月26日文協であった。『フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)』(7月)についての諸連絡があったほか、国際委員会からの報告、『県連の森』計画の発表が行なわれた。日本祭りの芸能部門の参加申込書が配布されたほか、不要な骨董品を販売する『郷土民芸展市』の開催が理事会で承認されたことを報告、持ち寄りを呼びかけた。収益の1、2割は県連、出品県人会の収入となる。同祭実行委員長の前田ネルソン氏(三重)は、販売ブース抽選会の日程の告知(5月15日、栃木県人会館)と、7月29日に初開催される『ロードレース&ジョギング大会』の要綱説明を行った。ロードレースは5、10キロの2コース、ジョギングは3キロコースが設けられる。委員会報告では、国際交流委員会が北伯県人会協会設立(本紙26日付既報)に関して触れ、本橋幹久副会長は「県連としても大きく歓迎したい」とコメントした。続いて本橋副会長は『第37回移民のふるさと巡り』の反省として「慰霊祭の内容が薄いと感じた。墓参りなどをもっと組み入れて欲しい」という参加者の声を紹介、今後の開催に生かしていきたいとした。ブラジリア、サンルイス、レンソイスなどを巡る第38回は、9月末から10月にかけて開催予定で、すでに120人の定員が埋まりキャンセル待ちの状態だという。園田会長は「日系人がブラジルで大事にされてきたこと、東日本大震災に対するブラジルの多大な支援の両方に感謝の意を示したい」との目的で植樹を行う『県連の森』計画が発表された。場所・規模などは未定。コロニア内で以前から出ていた話が、昨年の震災を契機に、匿名の出資者の提案により具体化、県連主導で行なう。
