国連持続可能な開発会議(リオプラス20)への出席などを目的に、公益財団法人オイスカ会長でオイスカ・インターナショナル総裁の中野良子氏が来伯した。23日午前8時から聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルに集まった日系団体関係者約30人を前に、東日本大震災復興を目的とした「海岸林再生プロジェクト」の取り組みなどを説明した。集まりには同震災で被災し、宮城県「名取市海岸再生林の会」の鈴木英二会長(71)たちも参加。「失って初めて、ありがたみが分かった」と海岸林再生の必要性を強調していた。 同計画は、東日本大震災で3600ヘクタールに及ぶ600万本のクロマツが被害を受けた中、10年かけて100ヘクタール50万本を再生し、10億円の寄付を内外から募るというもの。昨年3月から開始された募金は同9月下旬の半年間の時点で約5000万円が集められており、「1年で1億円のペースで集める」(オイスカ関係者)ことが目標だ。 あいさつに立った中野総裁は、20日~22日にリオ市で開催された「リオプラス20」で同計画やオイスカの活動についてスピーチしたことなどに触れた。その上で、「今年は『ふるさと』をテーマにし、絆を持って支えあって生きていきたい」と述べ、「ブラジルの皆様が日本を心の支えにしていただいていることを忘れずにやっていきたい」と今後の抱負を語った。 オイスカ副理事長で同計画最高責任者の渡邉忠氏によると、同法人は自助努力している団体及び組織に協力する方法を取っており、同計画は名取市の地元の人々から「我々も頑張るから(海岸林再生に)協力してほしい」との声を反映して実施しているという。 この日の集まりでは、20日午後1時から行われたリオプラス20でも講演した「名取市海岸再生林の会」の鈴木会長が、自ら津波で被災した写真を見せながら震災当時の様子を説明。宮城県内で80%のシェアを誇り、売り上げ2億円の「ちんげん菜」農家(約100世帯)が「(津波被害による)一瞬の出来事ですべてを失った」という。 また、海岸林の高さによって津波の水の流れが違ったことや、海岸林がなくなった後、風害、塩害や砂などの被害に悩まされている現状を伝え、「いかに松の木(海岸林)が大事であったか、失って初めて分かった」と強調。「自分たちの生活の再建は松の木にかかっている」と、同計画に懸ける思いを訴えた。 さらに、福島第1原発事故の影響による風評被害や日本政府によるちぐはぐな補償問題についても触れ、「天災プラス人災が加わって二重の苦しみ」と震災から1年以上がたっても進まない復興支援に怒りをあらわにしていた。 そうした中、今年3月に種まきを行ったクロマツの苗が現在、5~6センチの高さに育っているとし、その苗を植えるまでに最低3年かかることも説明。根気の いる作業を続ける上で「皆様からの支えを受けながら、出来上がった時にはぜひ報告させていただきたい」と支援への感謝の意を示した。 集まりには、同じく名取市で被災し、現在同市内のアパートに母親と夫の3人で住んでいるという森かづ子さん(63)も出席。「今まで当たり前だと思っていたクロマツのありがたさが改めて分かった」と話していた。 この後、オイスカ一行と鈴木会長たちはブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)が実施する「日伯絆の森」計画の一環としてカルモ自然公園に場所を 移し、中野総裁が20年前にアチバイアの中沢宏一宮城県人会会長宅に植えたという白イペーから取れた苗木を、同公園内に植樹した。 なお、同計画の概要はウェブサイト(www. oisca.org./kaiganrin/)で見ることができる。 2012年6月26日付
Dia: 27 de junho de 2012
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