山口県山口市にあるロータリークラブは19日、山口県人会(要田武会長)の仲介で聖市リベルダーデ区にある同県人会会館で知的障害者援護施設「希望の家」に米1・2トンを贈呈した。
贈られた米は、同県人会が同クラブからの支援金10万円で購入したもの。同県人会の伊藤紀美子事務局長によると、同クラブからブラジルへの寄付は約20年続いており、始まった当初はブラジルの孤児院に向けて援助していた。
寄付が10年程続いたころ、同クラブから同県人会へ「日系社会に援助したい」との要望があったため、同施設へ米の贈呈が始まった。
伊藤事務局長は「ロータリークラブからは毎年10万円届いており、できるだけ多くの米を役立ててほしいと言われている。毎年1トンを目標に購入し ており、多い年では1・6トン寄付できた年もあった」と説明。「米を購入した店は、寄付すると言うと割安にしてくれる上、トラックの運転手も寄付に意義を 持ってくれる」と話し、ブラジル側の理解を喜んだ。
同施設の千田ジョゼー事務局長とともに贈呈に立ち合った大野孔三第1副理事長は、「ブラジルの福祉施設は皆さんから応援してもらっている。非常にありがたい」と感謝の言葉を述べた。
大野副理事長によると、現在同施設には平均年齢50歳以上の80人が入居。寄付された米は入居者と職員の食事として提供される。
また、同クラブはこれまで国内外で植樹や時計塔の設置を行っているほか、オーストラリアやドイツと交流している。2004年には同県人会から長年の寄付に対して感謝状が贈られた。
2012年6月28日付
