06/03/2026

Mês: junho 2012

各種餅製品も人気 石川県人会(小堀勇ジェラルド会長)は16、17日の両日、聖市パライゾ区の同県人会館で第13回文化祭を開催した。同祭では、同県人会を活動の場として いる俳句、謡、陶芸、生け花、水彩画、絵手紙の各教室による作品展示や陶芸品、餅の販売や演目披露、絵手紙のワークショップが行われた。 16日の開会式では約30人の来場があり、謡が披露された。 開会式後、例年大人気の餅が販売。今年は去年の2倍の量の餅が準備され、白餅、餡(あん)餅、汁粉として販売された。今年も例年通り白餅の売れ行きが良く、餅作り責任者の橋本シゲルさんは「今後も毎年餅作りを続けていきたい」と笑顔で話していた。 今年で出展5回目となった絵手紙は約200点展示され、子供や非日系人の作品も飾られ、来場者の目を楽しませていた。絵手紙の指導をしている石井恵子さんは「年々、絵手紙の輪はブラジル国内で確実に広がっているので、さらに広げていきたい」と目を輝かせた。 2012年6月20日付
ニッケイ新聞 2012年6月19日付け  今年も「移民の日」を記念し、日伯司牧協会とブラジル日本文化福祉協会が共催し、18日午前8時から聖市ジョン・メンデス広場のサンゴンサーロ教会で『先没者慰霊ミサ』が執り行われた。  文協の木多喜八郎会長、県連の園田昭憲会長、在聖総領事館の小林雅彦首席領事、ブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長、池崎博文リベルダーデ文化福祉協会会長ら、多くの日系団体代表者を始め約100人が集い、日系社会を築き上げた先没者に深い感謝の念が捧げられた。  ミサは国武アントニオさんが司会を務め、日ポ両語で進められた。儀式を司ったアレッシオ・アントニオ・ブローニング神父は聖書の教えを説き、最 後に「この104年の間、日本人はブラジル社会から多くのことを学んできたし、多くのことを教えて社会の発展に貢献してきた。ブラジル人からは勤勉で正直 と尊敬されている。これから私たち日系人も平和な社会を作るため、力を合わせてがんばりたい」と述べた。  共同祈願では来賓も一人ずつ登壇し、「先駆者の遺徳を偲び深い感謝の念を捧げる」「子どもたちの成長を助けてください」「震災でなくなった方々にも永久の安らぎを」などそれぞれ祈願を行ない、日本的精神や文化の継承をも願った。参列者らも真剣な表情で祈りに耳を傾けた。  続いてコーラスの歌声が響く中、奉納の儀でキリストの血と肉を表すパンとぶどう酒が神父に捧げられ、参列者も恭しく聖体を分かち合った。最後に全員で賛美歌を合唱し、平和を願いながら付近の参加者と握手や抱擁を交し合う交わりの儀でミサを締め括った。
先人の冥福とさらなる発展祈願 ブラジル日本移民104周年の記念行事として18日、サンパウロ市内では毎年恒例のサンゴンサーロ教会での慰霊ミサ、イビラプエラ公園内開拓先亡者慰霊碑前と聖市リベルダーデ区の文協記念講堂でそれぞれ仏式法要が執り行われた。各行事には、今月初めの辞令で帰国が決定している大部一秋在サンパウロ総領事をはじめ、文協、援協、県連など各日系団体関係者たちが参列。先人が築き上げてきた貢献をたたえるとともに、今後の日系社会及び伯国社会のさらなる発展を祈願した。 104年前の6月18日、第1回日本移民が移民船「笠戸丸」に乗ってサントス港に上陸した。ブラジル日系社会は今年も聖市内各地で慰霊式典を開催し、午前9時からは聖市セントロ区のサンゴンサーロ教会で「移民104周年先駆者慰霊ミサ」を開催した。 ミサには日系団体関係者や日系信者など約150人が参列。先駆者と東日本大震災の犠牲者の追悼が厳かに執り行われた。フレイ・アレシオ・ブロエリンギ神父は「今日ここには生まれや宗教の異なる人たちが感謝の心を持って集った。日本移民は104年間の間に多くのことを学んだ。新しい平和を作りましょう」と歴史を教訓とした未来への提言を行った。 また、木多喜八郎文協会長ら日系団体代表者7人が日ポ両語で開拓先没者に向けた追悼の言葉と世界平和、明日の社会を担う子どもたちへの願いを読み上げた。その後、「奉納の儀」が行われ、参列者は互いに平和のあいさつを交わし、神父がワインとパンを祭壇に供えると祭壇の前には参列者の長い列ができた。 水野龍三郎氏も来聖出席 県連(園田昭憲会長)とブラジル仏教連合会(コレイア教伯会長)共催の移民104年仏式慰霊法要が、同日午前10時半から聖市イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑前で厳修され、薄曇りの空に太陽が差す天候の中、各県人会、仏連関係者ら約80人が出席した。 コレイア教伯導師によって進行された法要では導師焼香の後、追悼の辞として園田会長が1975年に建立された開拓先亡者慰霊碑に天皇皇后両陛下をはじめ、日本の政府高官など多数の人々が参拝したことに言及。毎年恒例の同行事を「現在では欠くことのできない公式行事」と位置付けた。その上で、昨年の東日本大震災と福島第1原発事故の影響などでいまだ復興が思うように進まない状況の中、震災犠牲者とともに先人の冥福を祈った。 読経の合間に各宗派代表、大部総領事夫妻をはじめとする来賓など出席した人々の焼香の後、導師あいさつを行ったコレイア教伯氏は、37年間に及ぶ同地での仏式法要の中で先駆者の御霊(みたま)に守られてきたことへの感謝を示した。 前日の17日で89歳の誕生日を迎えたという県連相談役の中村勲さん(福岡)は、毎年同法要に20年以上にわたって出席しており、「年々、出席者が少なくなり、寂しい限り」と話していた。 パラナ州クリチバ市在住で、「移民の父」故水野龍氏の3男に当たる水野龍三郎さん(81、2世)は家族とともに16日から来聖して参加。「生前の父を覚えていることもあり、移民の日は特別の思いがある」と合掌しながら先人への思いをはせていた。 文協大法要はわずか200人 ブラジル日本文化協会(木多喜八郎会長)とブラジル仏教連盟の共催による開拓先亡者追悼大法要が午後2時から聖市リベルダーデ区の文協記念講堂で行われ、開拓先亡者の苦労をしのぶと同時にその功績をたたえ、さらに東日本大震災犠牲者の御霊を慰めた。法要の参列者は昨年(約300人)を下回る約200人にとどまり、会場のほとんどが空席となった。 法要は、婦人コーラス隊による合唱によって開会し、茶道裏千家、生け花協会、美和会、宮城会、都山流による献茶・献花・献楽が行われた。木多文協会長は追悼の辞で「開拓者は幾多の苦労を乗り越えてきた。衷心から哀悼の意を捧げたい。また東日本大震災は心のよりどころだった祖国に深い傷跡を残したが、日系社会ではともすれば希薄になりがちな日本を思う心が強まった。今後、ブラジル日系社会は祖国への継続した支援を行っていきたい」と述べた。 続いて、大部総領事は日本移民の苦闘と栄光の歴史を振り返り、これまで自身が約100都市を訪問した経験を踏まえた上で「日系社会の尊い歴史に最大の敬意と誇りを感じる」と述べ、さらなる発展を期待した。 また、水野龍三郎さんと日系4世で8歳の子どもも壇上で焼香した。 ほぼ毎年、法要に参加しているという国井精さん(76、2世)は「7、8年前までは(講堂の)通路にも人があふれていたが、今は寂しい限り。(法要の開催は)あと5年も持たないだろう。日本語学校の生徒を連れてくるなど、若い世代への刷り込みがなされていない」と現状を憂いた。...
ブラジル長崎県人会(川添博会長)は今年創立50周年を迎えるにあたり、9月2日に 50周年記念式典を開催する。式典には県から中村法道知事をはじめとする慶祝団がブラジルを訪問して同会の節目を祝うが、これに加えて同会では母県から一般の県民の参加を募っている。 これは記念式典を機会に、多くの長崎県人が暮らすブラジルをより身近に感じてもらい、両国間のさらなる交流を促進するもので、ツアーにはリオやイグアスの滝などの観光が組み込まれている。 旅行期間は8月30日~9月7日。費用は税込み45万円程度。ペルーのマチュピチュ観光を追加する場合は9月10日まで。税込み65万円程度。 ツアーを企画した川添会長は「ブラジルは2014年にワールドカップの開催を控えており、世界的にも注目されている。この機会にブラジルの良さを知ってもらえたら」と呼びかけた。  申し込み期限は7月15日まで。問い合わせは、ブラジル長崎県人会(電話11・3203・0949、nagasakibrasil@ gmail.com) 2012年6月16日付
ニッケイ新聞 2012年6月15日付け  サンパウロ州教育局が11月に開く『第1回国際芸術文化展示会』(I Mostra Internacional de Cultura de Arte)に富山県の児童らの作品を受け入れることが決まった。ブラジル人子弟が多い高岡市立野村小学校が「私の知っているブラジル」をテーマに絵画作品 を出品する。聖州と富山県は85年に友好提携協定を結んでおり、同県が毎年開催する『子どもフェスティバル』には2007年から参加していることから、相 互交流が始まった格好だ。  富山県と聖州は、海外技術研修員や留学生の受入れ、日本語教師や南米親善訪問団の派遣など交流活動を続けている。  同フェスティバルには、日本文化をテーマに州内学校の生徒らが描いた絵画作品を出品しており、昨年の参加校数は約50校。各校が2作品を応募するなかから、15点が選ばれ、同県に送付される。昨年から富山県人会会員も審査に参加している。  マリア・サーレス事業責任者は「州内91地方教育局に招待状を送付した。参加校は増加傾向にある」と反響を伝える。  教育局では、毎年日本文化に関連したテーマを設定。今年は「もったいない」。ブラジル人児童が大半だが、「テーマに関連したビデオや読み物など の教材を使って授業で理解を深めるので、生徒たちはとても意欲的に取り組む」とマリア・クリスチーナ・ノゲロル事業担当は話す。同県人会の市川利雄会長を 始め、日本・日系人6人が自身の体験を元に「もったいない」を説明した映像が準備されている。  野村小学校では先月派遣されたブラジル人教師が連絡役を務める。今年は初年度とあり同校のみの参加だが、今後は参加校数を増やしたい考えだ。日本の子供たちに、イメージが沸くようブラジルの人種的多様性をテーマにした映像も制作中だという。...
ニッケイ新聞 2012年6月15日付け  今年でそれぞれ設立15周年、10周年を迎えた玉城流小太郎会大峰初枝琉舞道場、レキオス芸能同好会の創立記念祭典「謝縁海渡―夢の共演」 (Shaen Kaito?Elos de Gratidao、上原テーリオ実行委員長)が10日午後、聖市のアニェンビー・コンベンションセンターで盛大に行われた。歌、踊り、太鼓のステージを織 り交ぜた演目で、伝統と現代音楽が融合した豊かな沖縄の芸能・文化が約3時間半にわたって披露され、訪れた2500人の観客を存分に魅了した。聖州文化 局、市観光局、沖縄県人会など38団体が後援し、本場沖縄から約20人が駆けつけ約300人が出演する大舞台となった。  「今後も15周年、20周年に向けて勉強していきたい。ご支援とご指導を―」。フィナーレで感動のあまり言葉を詰まらせながら、両団体を主宰する大峰初枝さん(63、うるま市)はそう決意を新たにし、総立ちとなった会場からは惜しみない拍手が送られた。  「何とも言えない感動。皆さんの温かい支援のおかげで、節目の年を迎えられた」と感無量の様子で来場者に謝意をあらわし、感動の渦の中で公演は幕を閉じた。  大峰さんは12歳で家族とともに移住した。琉舞道場に入門し、95年に沖縄に渡って本場の踊りを学び、2年後に自分の道場を開設した。  2001年にレキオス創作芸団の太鼓に魅せられ沖縄で特訓を受け、翌年「レキオス芸能同好会」の創設主宰者になった。以降2団体の責任者として、ブラジルでの沖縄の芸術・文化の普及にまい進する日々だ。  勇壮な太鼓で人気の高いレキオス。芸能同好会は聖市に本部、州内に4支部あり、日系、非日系問わず多くの若者が練習に取り組む。昨年の世界ウチナーンチュ大会主催の「世界エイサー大会」では3位に輝くほどの実力だ。  予定より1時間遅れで始まった第一部は「かぎやで風節」で幕開け。美しい照明の下、三線と琴の奏者がずらりと並び鮮やかな衣装の踊り手が舞台に 現れ、観客の目が一気に集中した。「創作芸団レキオス」(照屋忠敏主宰)と同好会が披露した「大蛇・獅子の共演」では、ダイナミックでユーモラスでもある 巧みな動きに会場から笑いが起こった。  その後、戦後に生まれたロックと筝曲を組み合わせたエイサーの舞「瀧落し」、沖縄現代民謡の「華ぬ美島」、沖縄の肝心や自然を歌い上げた「島」、エイサーメドレーなど16演目が次々に披露され、多彩な舞台に、終わるたびに大きな拍手が送られた。...
ニッケイ新聞 2012年6月14日付け  13日に歓迎レセプションが行われた「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に先立つ11、12日、リオ市でのTED×リオ+20で、マリー ナ・シウヴァ元環境相やカナダの日系四世のセヴァン・カリス・スズキ氏らが講演を行い、会衆から喝采を受けたと12、13日付伯国メディアが報じている。  持続可能な開発グッズというべき発明も発表されたTED×リオ+20での講演は、様々な分野で活躍する国内外の専門家によって行われた。  11日に講演を行ったマリーナ氏は、ゴムの木の樹液を集めていた頃の体験なども織り交ぜながら、「現代人は足りないものがないという状態に不 足」し、「過剰消費」という病気にかかっていると指摘。環境や倫理を忘れた経済や開発政策は「我々を未来の抹殺者」にすると警告した。  持続可能な開発は、環境や経済、雇用、食糧確保、貧困撲滅など、あらゆる分野にまたがる考え方で、リオ+20の中心議題は「緑の経済」という言 い方は、環境への関心をそらすものと考える同氏は、「持続可能な開発はクリーンエネルギーの開発だけをさすのではなく、生き方の問題」として、数千年前か らある資源を知恵を用いて使う事の必要性を強調。環境政策は長期展望が必要なものが多く、短期政策と対立する事が多いとの発言は、環境相時代、ルーラ政権 内で生じた確執を思い出させた。  また、12日にビデオカンファレンスを行ったカナダ人の環境活動家セヴァン氏は、1992年の「地球環境サミット」で必要性が認識されたはずの持続可能な開発は、20年後もほとんど進展してないと指摘した。  9歳の時に子供環境運動(ECO)という団体を立ち上げ、自分達でお金を集めて参加した92年の環境会議では、12~13歳の仲間を代表して5分のスピーチを行ったのがセヴァン氏だ。  「私が環境運動をしているのは私自身の将来のため」「ここに立って話をしているのは未来に生きる子供達や世界中の飢えに苦しむ子供達、もう行く ところもなく死に絶えようとしている無数の動物達のため」と語り、「まだ子供の私にはこの危機を救うのに何をしたらいいのかはっきり解らないが、あなたた ち大人も良い解決法を持ってないという事を知って欲しい」「どうやって回復すればよいかわからないものを壊し続けるのはもう止めて」と訴えた12歳の少女 も、今は32歳の2児の母親。  20年の活動を通し、政治家は何も変えてくれない事に気づいたという同氏は、「子供達への愛が、地域社会を動かし、世界を変える行動の原動力」と確信し、「自分達が地域社会に出て行き、自分達が社会を変えていくべき」と訴えた。...
20日は「ジャパンデー」も実施  【既報関連】今月20~22日にリオデジャネイロ市で開催される国際持続可能な開発会議(リオプラス20)の一環として、日本政府は官民協働に よる「ジャパンパビリオン」を出展する。同展は「震災からの復興と強靭(きょうじん)な社会づくり」などを主なテーマに、環境分野での日本の経験と技術な どを紹介する。また20日には、日本の東北地方の復興と魅力をアピールする「ジャパンデー」も実施される。 リオプラス20は、1992年にリオ市で開かれた「地球サミット」から20年を迎えた節目に、今後10年の経済、社会、環境のあり方を議論する国 際会議。世界約130カ国から首脳クラスが集まり、政府、NGOなどのイベントを合わせて約5万人の参加が見込まれているという。 ジャパンパビリオンは「震災の教訓」「研究・観測・人づくり」「自然資本の維持活用」「環境未来都市」「環境技術」「世界への貢献」の六つのブー スで構成。1000平方メートルの「展示スペース」と200平方メートルの「多目的スペース」とに分かれており、日本政府をはじめ、地方自治体、企業や NGOなどが各種環境及び震災復興関係のイベントを行う。リオ市バーラ・デ・チジュッカ区の国際会議場「リオセントロ」に隣接するアスリートパークで13 日~24日、実施されている。 20日午後5時から開かれる「ジャパンデー」には、地元のリオ州日伯文化体育連盟(鹿田明義理事長)をはじめとする日系団体が協力し、聖市からは 岩手県人会の千田曠曉会長を含む役員3人が参加して餅つきを披露・提供するほか、宮城県人会(中沢宏一会長)の七夕飾りが会場を彩るという。 そのほか、和太鼓グループ「生」(木下節生代表)の太鼓演奏も行われる。  当初、ジャパンデーには聖市からADESC(上芝原初美会長)や福島県人会(小島友四郎会長)の参加も見込まれていたが、同イベントを仕切る日本の大手広告代理店・電通との話し合いなどにより、今回の参加は見送られた。 また、宮城県人会は同時期に聖市イタケーラ区で初めて開催される七夕祭りと行事がかち合うため、七夕飾りのみ提供し、県人関係者の参加は辞退している。 2012年6月14日付
ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)が2004年度から行っている実習制度の9期生として川口裕貴さん(24)、石橋恭平さん(23)、花尾彰子さん(22)の3人が着伯。同制度での実習を志望した動機と今後の抱負を語った。 3人の中で唯一社会人経験のある川口さんは学校を卒業後、農業留学のためアメリカに渡った経験がある。アメリカからの帰国後も農業関係の仕事に就 いていた。今後も農業関係の仕事に携わることを希望しているが、「全く違う仕事を体験して将来につなげたい」と同制度に応募。「果物が好きなので、ブラジ ルの果物をたくさん日本に伝えたい」と意気込みを語った。 大学を休学して来伯した石橋さんは、10年から昨年にかけて1年間留学したタンザニアで日常会話ができる程度のスワヒリ語を習得。「会話ができる レベルまでポルトガル語を話せられたら」と語学習得に意欲を見せた。石橋さんの将来の目標は農業技術師になること。大学では農業土木を学んでいる。「アマ ゾン川流域の農業やイタイプー水力発電所ダムのことなど、幅広く学びたい」を目を輝かせた。 「大学では日本語教育について学んだので、人間同士の多文化共生を学びたい」と話した花尾さんは、今年3月に大学を卒業したばかり。卒業後の進路として大学院への進学も考えていたが、同実習での派遣が決まったため合格していた大学院に進まず渡伯した。 今回の同制度では、実習先が日本語学校と邦字新聞社だったが、花尾さんは選考時の面接で「あくまで日本語学校へ行きたいという意思を貫き通し た」。念願がかなってピラール・ド・スール日本語学校での実習が決定。「初めての海外なので、言葉の壁にぶつかることを経験して、より学習者の立場に近付 きたい」と意欲を見せている。 2012年6月14日付
ニッケイ新聞 2012年6月13日付け  石川県人会(小堀ジェラルド会長)は16、17の両日午前10時から、同県人会(Rua Tomas Carvalhal, 184, Paraiso)で『第13回文化祭』を開く。入場無料。  開会式は16日午前10時から。同会文化教室で練習を行う謡曲グループの謡いが披露される。同日には餅つきも行われ、白餅やお汁粉が販売される。  活け花や水彩画などの展示会のほか、絵手紙と陶芸のワークショップも開講(陶芸は16日のみ)。陶芸品の展示・即売会もある。  案内のため来社した同県人会の和田浩一副会長、脇坂グラシエラ、石井恵子、九十九アンドラーデ、永田マリーナさんは来場を呼びかけた。  問い合わせは同県人会(11・3884・8698)まで。
ニッケイ新聞 2012年6月13日付け  ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)がオイスカ・ブラジル総局(高木ラウール会長)と共催し、サンパウロ市の緑化・環境局が全面支援して実施している「日伯・絆の森」作りへの協力の輪が日系社会のみならずブラジル社会にも大きく広がっている。  この事業は昨年日本の東北部を襲った東日本大震災で失われた多くの犠牲者、約2万人の冥福祈ると共に、一日も早い災害地の復興と自然災害に対す る多くの教訓を忘れない為に追悼記念碑を建てることで人々の自然とのあり方を次世代に問いかける事を目的に企画されたものである。ブラジル・ニッポン移住 者協会では2003年の戦後移住50周年祭より桜とイッペーの植樹を手始めに、一貫して環境保護活動に邁進して来た。2008年の日本移民百周年には記念 事業として全伯の日系団体に呼び掛けて「二十一世紀の森」作りを開始、これまで自然の森作りや森の再生事業に専念して来た。  これまで4年間「日伯・友情の森」作りではサンパウロ州治水電力局の協力を得て、チエテ・エコ公園に4万本の植林を成功させ、既に高さ3メートル以上にもなった森に成長している。
ニッケイ新聞 2012年6月12日付け  今年創設85周年を迎えるミランドーポリスの第三アリアンサ移住地の記念式典が7月14日に開かれる。  富山県からは県議など4人の慶祝団を迎え、式典後は移住地の人々とアリアンサ郷友会会員(サンパウロ在住の移住地出身者)の懇親会、夕食会が催される。  また、1950~60年の同地小学校卒業者を対象にした同窓会もある。案内のため来社した同地出身の市川利雄さん(富山県人会、アリアンサ郷友会会長)は「50年ぶりの再会もあるのでは」と期待する。  式典にあわせ、アリアンサ郷友会では慶祝訪問を計画しており、「移住地に住む人は減ってきているので、大勢で行くと現地の人も喜ぶ。できるだけ参加してほしい」と呼びかけている。  バスは前日13日午後9時半、リベルダーデ広場に集合、出発。翌朝午前7時頃に移住地の会館前に到着し、式典に出席する。一泊した後、15日午 後6時頃に帰聖予定。バス代は一人180レアル(移住地への祝儀など含む)。申し込みは今月末までで、予約時に宿泊場所(親戚、知人宅、弓場農場など)も 同時に知らせる。  予約金支払い先はブラデスコ銀行、Agencia 3241-7 c/c 29.769-0 ? Isao Kurioka。  申し込みは各世話人まで。電話番号は11・3081・6576(山田)、3243・6094/3289・5522(栗岡)、5583・1350(平松)、3726・3324(橋浦)、5574・6867(佐藤)、5572・6240(市川)。
ニッケイ新聞 2012年6月12日付け  青葉健康生活協会(中沢宏一代表)は6月16日午前7時から、宮城県人会(Rua Fagundes, 152)で『青葉祭り』を開く。入場無料。  はらこ飯やさんま焼き定食、イカぽっぽ焼きなどが販売されるほか、各種バザーや有機野菜の屋台も出店される。  ペンギ文育師による針灸無料治療、菓子職人の池泉三郎さんによる餅をついて丸める技術の披露もある。  問い合わせは宮城県人会(11・3209・3265)まで。
レキオス10周年記念「夢の共演」 レキオス芸能同好会(大嶺初枝主宰)は同会創立10周年と玉城流小太郎会大嶺初枝琉舞道場創立15周年を記念して10日、聖市サンタナ区のアニェンビーコンベンションセンターで巨大コンサート「謝縁海渡―夢の共演」を開催した。壮大なスケールで繰り広げられた約3時間のステージに会場は一つとなり、訪れた2500人の観客は琉球音楽の底力に魅せられた。フィナーレのカチャーシーで盛り上がりは最高潮に達し、会場全員が総立ちとなり喜びを分かち合った。今回の公演を成功に導いた大嶺氏は感極まり、「本当に皆さんのお陰で素晴らしいコンサートになった。今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。後援は、サンパウロ州文化庁をはじめとする38団体。 コンサートは1部と2部に分けて行われ、1部のオープニングでは、玉城流小太郎会二代目家元の高宮城文子氏らが舞台に上がり、長寿、五穀豊穣、子孫繁栄を願う琉舞の傑作「かぎやで風節」を披露。格調高い演奏で会場の空気を変えた。また、沖縄県から来伯した創作芸団レキオス(照屋忠敏代表)と伯国のレキオス芸能同好会の共演による「大獅子」では、古来から伝わる獅子舞をダイナミックにアレンジし、日伯の琉球芸能が息を合わせて会場を盛り上げた。 第2部では、ミュージシャンの亀井日出克氏と城間健市氏も登場し、琉球音楽と現代音楽が融合した音楽を奏で、観客を新たな境地へと誘った。また、力強いエイサーの演奏は客席の通路でも行われ、観客らは間近で太鼓迫力を楽しむことができた。 レキオス芸能同好会の母体団体に当たる創作芸団レキオスは、1998年に照屋代表を中心として沖縄の伝統芸能であるエイサーをベースにして、獅子舞や空手の型を取り入れ独自の創作による新たな舞台スタイルの確立を目指して創立された新進気鋭の太鼓集団。創立十数年にもかかわらず世界各地で公演を行い、高い評価を受けている。 ブラジルで生まれたレキオス芸能同好会は、創作芸団レキオスの支部とも言える団体で、大嶺氏が2002年に立ち上げた。同氏は1949年に沖縄県具志川市(現うるま市)に生まれ、61年に家族と共に伯国に移住。ブラジルで琉舞を学び、97年に玉城流小太郎会大嶺初枝琉舞道場を開いた。 また、同氏は01年に沖縄で創作芸団レキオスの太鼓に魅せられ、照屋氏から沖縄で猛特訓を受けた。これがきっかけとなり、翌02年にブラジルに帰りレキオ ス芸能同好会を立ち上げた。現在、レキオス同好会には約200人の会員が在籍しており、そのほとんどは3、4世。日本語を話せないメンバーも多いが、沖縄 の伝統文化に魅了され、粘り強さや誠実さを育んでいる。 今回のステージには、沖縄から創作芸団レキオス代表の照屋氏をはじめ、伝統的な琉球舞踊を代表して高宮城氏と琉球舞踊玉城流喜納の会の二代目家元の伊波正江氏、ミュージシャンの亀井氏と城間氏らも来伯して出演した。 また、ブラジルからも長年にわたって琉球舞踊の師範を務めたベテランが舞台に上がり、総出演者数は約300人となった。さらにボランティア数も100人を超え、日伯両国で花開いた琉球文化の祭典となった。 同祭は沖縄文化を伯国で普及させることを目的としており、同イベントの開催実現に向け上原テーリオ実行委員長らがビンゴ大会などを開き、約1年前から資金集めを行ってきた。西本エリオ聖州議員などの協力もあり、アニェエンビーでの公演が実現した。 上原実行委員長は「大嶺さんが自分の夢をかなえてくれた」と感激した様子。呉屋新城春美副実行委員長も「アニェエンビーのような大きな会場での公演はめったにできない。エンターテインメント性のある迫力のある舞台が実現できた」と声を弾ませた。 また、この日、ステージ上では聖州の文化活動に貢献したとして神谷牛太郎聖市義から大嶺初枝夫妻、照屋代表、高宮城氏、伊波氏、亀井氏、城間氏などに銀皿が授与されたほか、照屋代表から大嶺初枝夫妻などにブラジルでの活躍に感謝状が贈られた。 この日の公演のチケットは、粉ミルク1缶とチケット1枚を引き換えに配布されており、集った粉ミルクは「憩の園」「希望の家」「こどものその」「やすらぎホーム」の慈善4団体に寄付されている。 2012年6月12日付
 福島県人会(小島友四郎会長)は3日、聖市内の同会館で「第3回喜多方ラーメン祭り」を開催した。今 回は新たにコクのある「うまみスープ」を加えたことで、より深みのある味へと進化を遂げ、来場者を唸らせた。また、麺も本場と同様の縮れ麺を使用。曽我部 事務局長は「いい麺を探すのに苦労した。どこの麺かは絶対言えない」と機密保持も忘れない。 当日、会場では喜多方市オリジナルの法被を羽織った青年部が途切れることのない来客に対応し、終了時間を待たずに用意していた300食は完売となった。小島会長も「ラーメンで県人会が一つになっている」と感動を隠さない。 同県人会にラーメンの調理や販売方法などを含めた技術指導を行っているJICAシニアボランティアの武藤啓一氏は「喜多方ラーメンは日本祭りでうちにしか出せない商品。食べてもらうことでブラジルにラーメン文化が根付けば」との志を持つ。 郷土食作りを通じ、青年部を含めた県人会全体に躍動感が生まれている。 2012年6月12日付