06/03/2026

Dia: 7 de agosto de 2012

記念体育館の落成式も挙行 西川知事ら母県から慶祝団が参列 宮本由太郎元福井県人会会長が日本移民50周年の記念事業としてブラジルに「福井村」を建設しようと発案し、母県とともに移住振興会社(現・国際協力機構)が建設したサンミゲル・アルカンジョ市のコロニア・ピニャール―。同村は1962年12月に3家族14人が初めて同地に入植し、開拓営農を始めてから今年で50年を迎えた。コロニア・ピニャール文化体育協会(西川修治会長)は入植50周年を記念した式典(山下治実行委員長)を5日午前9時から同村内の文化センター・ホールで開催し、式典には母県から西川一誠知事をはじめ、県議、県農協五連、県経済団体連合会、日伯友好協会などの代表者らが来伯して参列した。また、この日は母県からの援助によって建設していた約1100平方メートルの敷地面積を持つ50周年記念体育館の落成式も行われ、同体育館で祝賀会が行われた。さらには、50周年記念誌(徳久俊行編集長)も刊行され、参列者に配布された。 【なせば成る。なさねば成らぬ何事も】記念式典に先立ち午前9時から高橋健治導師による先没者慰霊法要が挙行され、コロニア・ピニャールにゆかりのある約300人の参列者が、同地に眠る65人の霊に花を手向け冥福を祈った。 日伯両国国歌斉唱後、山下実行委員長は「コロニア・ピニャールは福井県、農協、南伯、JICAの協力があってできた村で、我々に理想郷建設への夢と希望を与えてくれた。数ある日系移住地のモデルだ」と話し、「なせば成る。なさねば成らぬ何事も。成らぬは人のなさぬなりけり」と上杉鷹山の格言で絞めくくると万雷の拍手が会場に鳴り響いた。 これを受けて西川知事も「福井は日本一幸せな県と言われている。これからも福井とピニャールの関係を発展させて、友好を深めていきたい」とあいさつし、両者の変わらぬ関係を強調した。 このほか、壇上に上がった多くの来賓を代表して、サンパウロ日本国総領事館の星野元宏総領事代理、福井県議会の松井拓夫副議長、福井県農協五連の山田俊臣会長、福井県経済団体連合会の川田達男会長、JICAブラジルの室沢智史所長、福井県日伯議員連盟の前田康博会長、日伯援護協会の菊地義治会長、聖南西文化体育連盟の山村敏明会長、サンミゲル・アルカンジョ市のアントニオ・セウソ・モシーン市長、安部順二連邦下院議員があいさつし、50周年という大きなる1日を祝った。 【たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時】このうち、福井県経団連の川田会長は福井市出身の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)の歌「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を紹介し、「これからも互いに昨日までなかった花を咲かせていきましょう」と笑顔を見せた。 このあと、壇上では福井県知事、県議会議長、福井県農協五連、福井県経団連、日伯友好協会から協力金と祝儀が同村に対して贈られた。さらに西川知事や安部議員、セウソモシン市長、西川ピニャール文協会長から感謝状が多くの人に対して贈られた。 【50年は通過点。さらなる交流を約束】式典の最後に徳久俊行ピニャール文協副会長が「50年は通過点。さらなる交流を約束」と力強く宣言すると、涙を浮かべる高齢者の姿もあった。 記念植樹に続いて行われた50周年記念体育館の落成式では、日伯両国の来賓がテープカットを行い、参列者は真新しい体育館を見渡しながら足を踏み入れて いた。福井県は小中学生の体力が全国トップクラスにあり、同村でも体育館の完成によって子どもたちの体力向上へ期待が持たれている。体育館で行われた祝賀 会では同村日本語モデル校の生徒と婦人会による合唱や太鼓部「飛翔」33人による太鼓演奏が行われ会場を湧かせた。 2012年8月7日付
ニッケイ新聞 2012年8月7日付け ピニャール移住地入植50周年式典が5日、サンミゲル・アルカンジョ市内のコロニア・ピニャール文化センターで開かれた。西川一誠・福井県知事を始めとする慶祝団21人が来伯したほか、在聖日本国総領事館の星野元宏領事、同市のアントニオ・セウソ・モシン市長、安部順二連邦下院議員ら来賓を含む約400人が出席した。式典後には記念事業の一環として建設された体育館の落成式が行われ、盛大に祝賀会も催された。 先亡者慰霊法要後、午前10時から式典が始まった。コロニア・ピニャール文化体育協会の西川修治会長による開会宣言、日伯両国国歌が斉唱された。50周年記念事業委員会の山下治委員長の挨拶では、移住地開設の経緯とともに、創設・発展に携わった関係者への感謝の言葉が述べられた。記念事業の一環として建設された体育館については「五輪に出場できるような人材の輩出を夢見ながら活用していきたい」と話し、会場を沸かせた。今回が初めての同移住地への訪問となった西川知事は「福井県民を代表して、幾多の試練を乗り越え、今日の伯国社会の礎を築いてきた先駆者に、心から感謝と敬意を表します。今後も福井県とコロニア・ピニャールとの関係を着実に発展させ、日本とブラジルとの友好交流に寄与していきたい」と話した。来賓各人からの祝辞が述べられた後には、日本側の慶祝団とブラジル側双方からの感謝状の授与と、慶祝団への記念品の贈呈もあった。続いて参列者は揃って体育館の前に移動し、記念植樹並びに落成式が行われた。7本の杉とコッケイロの木が植えられた後に、真新しい体育館の戸が開けられ、西川知事らによってテープカットがなされると、参列者の間から大きな拍手と歓声が上がった。体育館で開かれた祝賀会では、同移住地日本語学校の和太鼓グループによる演奏や、同校生徒らによる合唱曲などの余興が披露され、午後3時頃まで賑やかに会食が行われた。1962年に第一期移民として同移住地に入った織田真由美さん(76、福井)は「あっという間の50年だった。これからも生涯現役で、死ぬまで頑張りたい」と笑顔で話した。