東京都品川区にある在日東京ブラジル総領事館総領事に就任するマルコ・ファラーニ氏(57)が、訪日を前に西森ルイス下議、平崎靖之サンスイ社長補佐の案内で来社し、約4年間の日本での勤務について抱負を述べた。
ファラーニ氏はこれまでブラジル外務省管轄のABC(ブラジル協力機関)代表を務め、2010年に発生したハイチ地震への協力を行ったほか、今年4月には日本、ブラジル、モザンビークの3カ国が相互協力して行うプロサバンナ計画(アフリカ熱帯サバンナ農業開発協力)視察のためモザンビークも訪れたという。
今回の外務省人事で在日東京ブラジル総領事として勤務する中でファラーニ氏は、特に日本からブラジルを訪問する人々のビザ発給緩和や日本に滞在する日系ブラジル人の保護に力を注ぐ考えだ。
「ビジネスビザの発給については、(在ブラジル日本大使館の)三輪(昭)大使からも遅れが指摘されている。今後はビジネスビザの発給を1日か2日で出せるようにしたい」(ファラーニ氏)
同氏は1991年から94年まで在京ブラジル大使館で書記官として勤務した経験もあり、日本での勤務は今回で2度目となる。
2年後に迫ったリオ市でのサッカー・ワールドカップ、16年のリオ五輪開催に向けて日本とのノービザ協定締結の可能性があるのかという本紙の質問について同氏は、「私の判断で観光ビザの発給を早めることはできる」と述べるにとどまった。
なお、西森下議は現在東京都品川区東五反田にある在日東京ブラジル総領事館が他所に移転する可能性を示唆している。
2012年8月15日付
