競馬ファンら800人が来場
サンパウロ・ジョッキークラブと日本中央競馬会(JRA)が1995年以来開催している交換レース「ジャパン・カップ」が11日、聖市内のシダーデ・ジャルジン競馬場で開かれた。同カップは今回で第18回目を迎え、午後5時20分の第7レースで実施。気温26度の快晴の中、9頭の馬が優勝を目指し、勢いよくスタートを切った。2番のアタカマ号(ジョジアネ・グラール騎手)がレース前半からトップを独走し、ゴールまで見事逃げ切り、優勝を果たした。
「ジャパン・カップ」で優勝馬のオーナーのアレサンドロ・アルカンジェリオさん(49)は、「ジャパン・カップは、日系社会の方々を競馬場に連れてくる良い機会で、本当に素晴らしいカップです。このレースで優勝できて光栄です」と喜びを示した。
レース開始前には、鳥取シャンシャン傘踊り(京野マリ代表)25人の踊り手によって傘踊りが同日4回披露され、場内を盛り上げた。
来賓には、遠藤諭在聖総領事館副領事、尾西貞夫援協副会長、松尾治宮坂国人財団執行理事長、本橋幹久県連副会長、南アゴスチンニョ福岡県人会長、鈴木雅夫本紙社長などが招待され、酒を交わしながら日伯友好のカップを楽しんだ。
例年より暖かかった競技場では、約800人の来場者が食事をしながら競馬を楽しんだり、優勝馬と一緒に写真を撮ったりするなど、休日を楽しむ人々の姿が多く見受けられた。
また、競馬場には日伯国旗と聖州旗がなびき、今年も福岡県人会から貸し出された27匹のこいのぼりが雲一つない青空を気持ち良さそうに泳いでいた。
ブラジル競馬業界に詳しい尾西援協副会長は「昨年より来場者が減り、あまり活気がなかった。もっと活気が欲しかった」と嘆いていた。また、来場者数の動向について同副会長は、「約5年前からのブラジルの不景気の影響で来場者数は減少傾向にあり、さらに今年はオリンピックの影響もあるのでは」と話していた。
本橋県連副会長は、「ジャパン・カップは日系社会とブラジル社会の良い交流の機会なので、今後も続いてほしい」と期待していた。
同カップは毎年8月にサンパウロで開催されており、日本で毎年10月に「ブラジル・カップ」が開催されている。
2012年8月15日付
