06/03/2026

Dia: 24 de agosto de 2012

ニッケイ新聞 2012年8月24日付け 聖市議会は20日、サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)に対して法人への最高顕彰である「サルバ・デ・プラッタ」を授与した。昨年7月に1カ月間臨時市議を務めた、小林ビットル補欠市議の推薦。午後7時半から行われた授章式には多くの援協役員、職員が出席し、SUS病院を建設中のサンミゲル・アルカンジョ市からアントニオ・セルソ・モシン市長、ピニャール移住地の西川修治文協会長らも駆けつけ、約150人が栄誉を祝った。日伯両国歌の演奏後、援協の沿革や傘下施設を紹介するビデオが流され、来賓の飯星ワルテル連邦下議、在聖総領事館の小林雅彦首席領事、木多喜八郎文協会長、パウロ・クロン聖市保健局長などが援協の活動意義を称え、祝辞をのべた。小林補欠市議から銀盆を受け取った菊地会長は、「我々ではなく、援協を創設し、幾多の困難を乗り越えてきた先輩方が受章に値する。今の援協があるのは彼らのおかげ」とスピーチし、感謝の意を示した。
聖州立中高生200人も参加 来賓には大西博巳広島県人会長、川添博長崎県人会長、森田被爆者協会会長、山下譲二文協副会長、チアゴ・クロッコ聖州教育局代表、ケネディ・レジストロ市長などが出席。式典ではまず、日伯両国歌とレジストロ市の歌を斉唱した。 開会のあいさつを山村実行委員長が行い「灯籠に願いを込めて核のない平和な世界を、この場所から平和を訴える」と述べた。続いて中村法道長崎県知事のメッセージを川添氏が代読。また森田氏、山下氏がそれぞれ核のない平和な世界について唱えた。 聖州とレジストロ市を代表してサンパウロ州教育局のクロッコ氏、ケネディ市長があいさつを行い同市長が来賓を代表して「世界平和宣言」を行った。また献花を大西氏と川添氏が、献水を森田氏が行った。 式典前には同州立の中高校生を対象に核兵器の恐ろしさを訴えた「原爆の子」のDVD鑑賞が行われ、約200人が参加。献水後に同生徒によるコーラスが行われた。 生徒らは「原爆をゆるすまじ」「ローザ・デ・ヒロシマ」「ドイス・コラソンエス」などを日ポ両語で披露し、制作した大きな鶴を掲げながら平和を歌った。 その後、追悼法要と平和祈願を行い、会場横を流れるリベイラ川に300基の灯籠が流され式典は閉幕した。 山村実行委員長は取材に対し「式典を通じ原爆の恐怖を知らない若い世代に着実に知ってもらっている。これからも引き続き伝承できれば」と次世代に伝えていく姿勢を見せた。 DVDを鑑賞したほか、コーラスを通じ核兵器の恐ろしさを知ったというジャクビランカ市にある州立学校から参加したビアンカ・ペレイラさん(14)は「この活動に参加していなければ日本で起こった悲劇を知ることはなかった。参加できて良かった」と親身に語り、アビガイル・デ・オビレイラさん(15)は森田氏の原爆の体験談について触れ「苦しみを共有できて良かった。平和が一番だ」との思いを述べた。 なお大勢の同学生に「日本に原爆が投下されたことを知っていたか」と質問したところ、全員が「知らなかった」と答え、「今後もこのような活動に参加したいか」との質問には「もちろん」と笑顔で答え、非日系の若い世代に核兵器の脅威、平和への願いが着実に伝わっていたことが伺えた。 来年はレジストロ、イグアッペ、セッテ・バラスの日本移民入植100周年ということもあり、同年式典も兼ねて大掛かりな催しを計画、実行する予定だ。(川口裕貴記者)◎   ◎18日に開催された「平和灯籠流し」式典前の午後2時、レジストロ市立多目的ホールで映画監督・新藤兼人氏の作品で乙羽信子主演の「原爆の子」が上映さ れ、300人の生徒が広島の悲劇を熱心に見た。このDVDはブラジル広島文化センター理事の平崎靖之さんの寄贈によるもの。 原爆が広島に投下された時、平崎さんは母親の胎内に宿っていた。新藤監督の父親と平崎さんの父親が親戚関係で両家はよく行き来し、一緒に撮った写真が何枚もあるという。 平崎さんは来年訪日する予定で、「今年昇天された新藤監督の墓参りへ行く。墓前で地球の反対側にあるブラジルで核兵器廃絶運動の『平和灯籠流し』を催 し、『原爆の子』を見た将来を担うブラジルの子供たちが核兵器のない平和な世界の建設に努力することだろうと伝えたい」と語った。(金子国 栄) 2012年8月23日付
秋田テレビの森義弘制作局長(58、秋田)と守屋美帆制作部ディレクター(41、秋田)が、20日に高岡専太郎医師(故人)の取材のために初来伯し、本紙を訪れた。 同テレビ局関係者が来伯したのは1990年の秋田県人会30周年の式典以来で、22年ぶりとなった。 今回、同テレビは秋田県出身の高岡医師を、秋田県で2カ月に1回放送されている「秋田人物伝」という1時間の番組で紹介するために訪れた。 今回の取材目的は3点あり、高岡医師が活躍した地域の一つであるマラリア被害が多かった平野植民地、高岡家の小林ゆみさん(長女)や山形つやさん(次女)など同医師の子孫たちと秋田県人会について。 今回、同テレビ取材のために同県人会顧問の高岡マルセロさん(同医師の孫)が、ヘリコプターを出すための資金協力をするなど高岡家が全面的にバックアップするという。 守屋ディレクターは、「高岡医師の家族や移民の人たちの歴史や息吹を感じられたら」と語り、森制作局長は、「高岡医師の名前と偉業を秋田県人に知ってもらいたい。また、日本の若者に移民の人たちの積極的な姿を知ってほしい」と目を輝かせながら話した。 なお、森制作局長と守屋ディレクターは今月31日に帰国する予定。 2012年8月23日付
ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)主催の「第1回ブラジル土佐祭り」が18、19日、聖市バラ・フンダ区のドトール・フェルナンド・コスタ公園内アグア・ブランカで行われた。 会場には2日間で約1万人(主催者発表)が来場し、アニメのコスプレショー、日系人によるストリートダンス大会やカードゲーム大会など若者向けのイベントが多く催され、たくさんの若者の姿が見られた。  18日午後1時からは太陽が強く会場を照りつける中、開会式が開かれた。片山会長はあいさつで、「これから若い青年部に頑張ってもらって、立派な土佐祭りをやってもらいたい」とエールを送った。 19日夕方には、メンバー25人による沖縄太鼓が野外舞台前で演奏され、会場には約400人の観客が集まり、同日で一番の盛り上がりを見せた。 日本のアニメ「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリックのコスプレで同祭に参加したアンドレ・ルイスさん(27)は、「イベントは全体的にとても良かった。特にサムライと忍者の演劇が面白かった」と話し、家族と来場したフランシスコ・シルバさん(34)は、「陽気ですごく元気が出る祭り。1年間に何回もやってほしい」と希望していた。 野外舞台では両日で計28演目が披露されたが、日系団体の演目はわずか4演目(ラジオ体操、よさこい太鼓(2回)、沖縄太鼓)で非日系の団体による演目が大きな割合を占めた。 その背景には同祭を中心となって企画した高知県人会青年部(武田アウグスト青年部長)約30人の中に約10人の非日系人が所属していることも影響している。彼らを含み友人らも演目に携わったという。 同青年部のホウジ・リカルド・武さん(25、2世)は、「天気にも恵まれ、予想以上に成功しました」と語り、同青年部の中村千晶さん(36)は、「両日とも人が多く、全体的に良かった」と喜んでいた。 武田青年部長は「土佐祭りを有名にできたと思う。来年は今回よりもカード大会の規模を大きくしたい」と意気込みを見せる。 片山会長は「青年部が中心となった初めてのイベントだったので不安もあったが、随分青年部員たちが頑張ってくれた」と満足そうに話した。 2012年8月23日付