本日付社会面に掲載したように県連主催のロードレースが大赤字となった。赤字額は現時点で10万レアルだが、これは7月末までの収支だ。7月月末にロードレースが開催されたことを考えると、8月の支出が多くなり赤字額はまだまだ膨れ上がる。素人がイベントに手を出すと大やけどする。今回のケースがそうだ。いくつもの疑問がある。収支の全容が明らかでないため、表面に出たことだけで判断せざるを得ないのだが、あまりにも無謀としかいえない▼
まず、イベント発表から実施まで4カ月しかなかった。しかも、これは当初の開催時期を1カ月あまり遅らせての話だ。この種のイベントを4カ月で資金を集め、広報して参加者を集めるというのは至難の業だ。イベントを手掛ける人は、このような短い期間では受けることはしない。これが常識だ。推測になるが、総予算は20万~30万レアルだろう。この資金を2カ月で集めることができると考えたのなら、お人好しか、計算のできない無能者としかいいようがない▼
このロードレースを推進した県連役員は、最初からフェスティバル・ド・ジャポンの余剰金を目当てにしたとしか考えられない。ある県連幹部は「数社がスポンサーになってくれる予定だったが、断られたために赤字になった」と言うのだが、断られたのが7月に入ってからだという。イベントを実施するかどうかは、まず、資金の確保のめどがついてからゴーサインを出すのが常のはずだ。少なくとも、開催3カ月前には資金確保できなければ中止する。県連のやり方は常軌を逸しているとしかいいようがない▼
予算案を代表者会議で発表せず、承認を得ないまま独走したことは背任行為だ。最初から推進派の役員が赤字覚悟でこそこそと動いたといわれても反論の余地はないだろう。そもそもロードレースを県連が行う大義名分があったのか。代表者会議で発表された時、反対者がいなかったことも不思議だ。要するにチェック機能がなかったのだ。県連執行部は、フェスティバル・ド・ジャポンの収支決算で黒字を出してお茶を濁そうという魂胆だろうが、それは許されるものではない。少なくても9月の代表者会議でロードレースを推進した人たちは経緯を説明し、何らかの責任を取るべきだ。(鈴)
2012年9月5日付
