ニッケイ新聞 2012年9月12日付け 福岡県の県産品や物産、産業などを紹介する『福岡プロモーション』が先月30日、聖市モルンビー区の総領事公邸で開かれ、小川洋知事など14人が来伯し、県の魅力をアピールした。聖州政府、ブラジル日本商工会議所、日系団体などの各関係者約120人が参加した。 福岡県側がW杯、リオ五輪の開催を控えブラジルとの人的・経済的な積極交流を目的に、日本の外務省を通じ、聖市内で県をアピールするイベントの実施を領事館に持ちかけたこと開催のきっかけ。総領事公邸での地方自治体に関するイベントの開催は初めてとなった。同県からは、今年7月にあった『県連・第15回日本祭』にも県産品を紹介・販売するブースが出展されている。開会式は福岡県の地理、特産品、伝統行事などを紹介するポルトガル語の動画から始まり、小林雅彦首席領事は「このイベント通じて、今まで見る機会の少なかった、日本の地方文化の一面を感じてもらえれば」と呼びかけた。挨拶に立った小川知事は「ブラジルは地理的には遠いが、心の距離は非常に近いと思っている。これを機会に福岡を知ってもらい、よりブラジルとの交流を深めていきたい」と話した。会場には『日本祭』にも出品された柚子胡椒を液状化した液体調味料「ゆずすこ」や、高級ブランド茶「八女茶」、数種類の日本酒などの試食・試飲コーナーが設けられたほか、同県からブラジルに進出している衛生陶器会社「TOTO」、産業用ロボットなどを製作する「安川電機」の2社の製品展示ブースも出展された。福岡県人会から手伝いとして参加し、同県の大学に留学経験を持つ南マルガレッチさん(29、四世)は「大好きな福岡という街を、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。こういうイベントは大歓迎です」と笑顔を見せた。県人会青年部の天竜太鼓グループによる和太鼓も披露され、大きな喝采を浴びていた。
Dia: 12 de setembro de 2012
母県から伊藤県知事らが出席 記念誌編纂、先没者慰霊碑を設置 在アルゼンチン鹿児島県人会(加藤リカルド会長)の創立100周年記念祭典が8月26日、ブエノスアイレス市内の沖縄県人会館で開催された。同国で100周年を迎えた県人会は同県が初めて。祭典は第1部記念式典と第2部芸能祭で構成され、母県からは伊藤祐一郎県知事、金子万寿夫県議会議長をはじめとする計14人の慶祝団が出席。内外の来賓を含む県人会員約380人が一堂に会した。 在亜鹿児島県人会は、第1回笠戸丸でブラジルに移住した同県人約50人が1909年にアルゼンチンに転住し、2年後の11年に創立。現在、会員は550世帯、約1600人が在籍している。当初は昨年、100周年記念式典を開催する予定だったが、東日本大震災発生と亜国の政治的混乱などの影響で、今年に延期されたという。 100周年記念企画として同県人会では、(1)100年間の歩みと会員名簿を作成することを目的としたスペイン語版100周年記念誌の編纂(2)先没者会員慰霊碑の設置を実行する。(2)は、ブエノスアイレス市内の仏教会の納灰壇を購入し、他界した会員の名簿を納入する。また毎年、同碑前で慰霊祭を行う予定だ。 田上英昭100周年祭委員長のあいさつで開幕した式典には、園田昭憲ブラジル鹿児島県人会会長や園田八郎パラグアイ同県人会副会長ら南米からの来賓も出席。加藤会長は式典あいさつで、同県人会設立までの経緯を話し、亜国の日系社会で初めて100周年を迎えることができた喜びを表した。 伊藤県知事は亜国での鹿児島県民の団結力の強さについて褒めたたえ、金子議長は今後、同県人会員など県にゆかりのある県費留学生を増やしていく考えを明らかにした。 続いて行われた慰霊祭では、100周年企画で設置された先没者会員慰霊碑の除幕式が行われ、加藤会長、伊藤県知事らが同碑に献花した。その後、伊藤県知事は80歳以上の23人の1世高齢者及び功労者を表彰して祝詞を述べ、薩摩錫(すず)器や金杯を贈った。 第2部の芸能祭では、日本舞踊や和太鼓などの伝統芸能が中心に紹介されたほか、鹿児島県民謡の代表格「おはら節」のリズムに合わせて踊りが披露された。 同祭典に出席したブラジル鹿児島県人会の園田会長は「アルゼンチンでは、まだ現役の1世の方々が多いにもかかわらず、青年部が中心となって頑張っていた」と亜国県人会の印象を語った。 2012年9月12日付
ニッケイ新聞 2012年9月12日付け 【既報関連】長崎市の田上富久市長、鶴田誠二市議会副議長、市議4人ら同市からの慶祝団は、2日に行われた長崎県人会の「創立50周年記念式典」に先立ち先月28日から3日間、今年で姉妹都市提携40周年を迎えるサントス市を訪問した。28日、一行は同市役所でジョアン・パウロ・タヴァーレス・パパ市長、中井貞夫市議、マヌエル・コンスタンチーノ市議会議長らに迎えられた。長崎市からは、同市内での路面電車路線を営業する「長崎電気軌道株式会社」の路面電車一車両をサントス市に提供することが決まっており、到着は2年後を見込む。田上市長から鍵とハンドルを受け取ったパパ市長は両市の姉妹都市関係や同地日本人会の重要性を強調し、「長崎とサントスは共通点が多く、特別な親しみがある」とのべ、今後も関係を強化したい考えを示した。中井市議は親善団の訪問は意義深いものだったとし、「コーヒーやサッカーの文化だけでなく、サントスには投資の機会もあることを知ってもらえたと思う」とのべ、経済面での交流の可能性にも期待した。また、29日にはサントスFCのジュニアユースチームと長崎市の中学生選抜チームが親善試合も行い、30日には人気のネイマール選手らとの交流会も設けられた。(本日付5Pに関連特集)
ユネスコ無形文化遺産に登録されている沖縄琉球舞踊の公演会が旅行代理店インテルバン・ツーリズモ(中宗根勝代表取締役)の主催で8月26日、聖市リベルダーデ区の沖縄県人会本部会館で催された。 同公演はブラジル琉球舞踊玉城流扇寿会の斉藤悟主宰(26、3世)が中心となり、同会員約30人が出演。母県からも宮城流能里乃会の嘉数道彦師範(33)、玉城流翠扇会の阿嘉修師範(40)を迎えて行われた。母県からの参加は18年ぶりとなり、会場は立ち見客も大勢出るほど盛況となった。 午後1時からの部では「琉球の華~組踊の世界」と題し、伝統的な組踊りや嘉数師範が制作した新作の「桃太郎」が披露され、午後5時からの部では「沖縄の情け~沖縄芝居」と題して歌劇が披露された。 また、会場には古いウチナーグチを理解できない人のために、舞台横のモニターにポルトガル語と現代日本語の字幕が映し出され、初めて見る人にも分かりやすい公演となった。 2012年9月12日付
平成24年度外務大臣表彰伝達・祝賀式が8月28日午後2時から在聖日本国総領事館で開催され、同領事館管轄地域で今年度受章した松尾治氏(73、福岡、帰化人)、森口イナシオ氏(77、2世)、吉岡黎明氏(75、2世)が表彰状を受け取った。式には受章者の家族や友人、日系社会を代表する来賓が祝いに訪れ、3氏の功績に賛辞を送った。 松尾氏はあいさつの冒頭で「この受章は私個人に対するものではない」と言い、これまでかかわってきた日系団体や関係者の協力によるものだとした。また、「これらの活動が思う存分できたのは、陰で支えてくれた妻と子どもたちのお陰です」と家族に対して謝意を述べた。 援協の事業に27年間携わり、2011年までの2期4年間は会長も務めた森口氏は、「互いに助け合うということを実行できたことに感謝」とあいさつ。「子どものころ両親から『互いに愛し合いなさい』と教えられたことが一番大事なこと」と自身の原点について語った。 最後に表彰状を受け取った吉岡氏は、「受章の理由が見当たらない」と戸惑いながらも、多くの関係者が式に訪れたことに感謝の言葉を述べた。また、日系社会に対する貢献は「1979年に外務省の研修生として日本へ行かせてもらった恩返し。45日間日本で過ごした研修で日本の文化や経済を学べて、とても良い研修だった」と話した。 小林雅彦首席領事から3氏へ表彰状と記念品が授与された後、懇談の場が設けられた。木多喜八郎文協会長の音頭で乾杯した来場者は、表彰状を手にした3氏を囲み歓談を楽しんだ。 2012年9月11日付
