埼玉県人会(飯島秀昭会長)主催の埼玉県議会「日伯友好議員連盟」歓迎交流会が、5日午後7時から同9時まで聖市内の日本食レストランで開かれた。 同県議会のブラジル訪問団(竹並万吉団長)は、4年前の同県人会50周年記念式典以来2回目のブラジル訪問。8月29日から9月7日までブラジリア、マナウス、リオ、パラグアイのイグアス移住地、サンパウロなどを視察した。今回の訪問団は11人で構成され、そのうち5人が初来伯だった。 交流会には県人会員など約30人が出席し、天ぷらやすしなどが振る舞われた。 飯島会長は「来年、再来年とまた来てほしい」と同団に再来伯を強く呼び掛けた。また、竹並団長(72)はリオ市近郊にある社会教育活動施設で貧困のため教育を受けられない子供たちに対して同県が今後3年間教員を派遣し、教員相互の交流を行ったりする支援が決定したことを報告。「今後のブラジルと日本の発展の要となるのは、教育分野の交流ではないかと考えております」と話した。 以前ブラジルに住んでいた諸井真英同団事務局長(43)は「今回の視察で議員らは色々なものを感じたと思う。議員という立場の人間がブラジルを知ることは大事」との考えを述べた。 同交流会後、飯島会長は「埼玉県の日伯友好議員連盟は、他県と比べブラジルに対して一歩前に出ていて、今回の訪問でさらにブラジルと日本の距離が縮んだ気がする。今後、埼玉県人会の受け入れ体制をしっかりしていくべきです」と日伯相互のさらなる関係強化を望んでいた。 2012年9月13日付
Dia: 13 de setembro de 2012
核兵器の廃絶目指して 南米拠点となる事務所設置へ 平和市長会議(松井一實会長)の田上富久副会長(長崎市長)は4日、リオ市を訪れステリオ・アマランテ大使と同市内で会談した。会談で田上副会長は「五輪など世界的なイベントが予定されているリオ市が同会議の南米の活動拠点として最も適した都市である」と伝え、同会議の職員が常駐できる「南米事務所」の場所の提供を求めた。これに対し、アマランテ大使は「市内の遊休市有物件について無償提供が可能である」との基本的了承を示した。具体的な場所や入居期間、常駐する職員数などは未定。今後、両市は維持管理費の負担などについて整理する。 田上副会長は本紙の取材に対し、「平和市長会議はこれまで加盟都市数を増やすことによって、発言力を高めてきた。今後は活動の質を高めていかなければならない。同時に地域ごとのテーマに沿った活動が必要になっており、非核地帯である南米での活動は重要になる。北半球に与えるインパクトが非常に大きい」と、南米事務所開設の意義を説明した。 平和市長会議は、世界中の都市が連携することによって核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模にまで喚起し、核兵器の廃絶を目指すNGO団体で、加盟都市数は9月1日現在で154カ国・地域の5400都市。このうち、ラテンアメリカ・カリブ海地域では24カ国579都市が加盟している。 同会議は、1982年にニューヨークの国連本部で開催された第2回国連軍縮特別総会で荒木武広島市長(当時)が、世界の都市が国境を超えて連帯し、「核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画」を提唱。広島・長崎両市長から世界各国の市長あてにこの計画への賛同を求めたことが設立のきっかけ。 同会議では2003年、20年までの核兵器廃絶を目指す行動指針「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」を策定しており、世界の都市、市民、NGOなどと連携しながら、核兵器廃絶に向けて活動している。 2012年9月13日付
【一部既報】来年3月に出発するサンパウロ新聞創刊66周年、戦後移住60周年記念事業「ブラジル移住者里帰り訪日使節団」の募集が9月から始まった。同事業のスポンサーとなった竹内運輸工業株式会社(本社・東京都三鷹市)の竹内政司社長(57)の思いを聞いた。 「若い時にお世話になった日系コロニアに恩返しがしたい。祖国に戻ったことのない1世を日本に里帰りさせてあげて、古里を見てほしい」――。 今年4月、久しぶりに東京で会食した竹内社長が切り出した。 「ジャンボ機で移住者のお里帰りができないかなあ」と突拍子のないことを言う。大学を卒業直後の1977年から80年まで約3年間、サンパウロ新聞の社会部記者として働いた経験を持つ。記者時代、ブラジルと日本をJALのチャーター便が飛んでいた。里帰りツアーの移住者たちのうれしそうな笑顔を取材を通して見ていたのだ。だが、ジャンボ機をチャーターし、ブラジルと日本を往復するのに1億円近い費用がかかる。「それは無理。1000万円程度なら」と20人の団員募集が決まった。 「1世の里帰りより、次世代を担う若者たちの交流にしたらどうか」と水を向けたが、頑として首を縦に振らない。「僕がお世話になったのは1世。新聞社もそうでしょう。やりましょうよ」。この熱意には頭が下がった。 竹内社長が記者時代の日系コロニアは1世が中心で活気があり、聖市内だけでなく地方に行っても圧倒されるような人たちと出会い、薫陶を受けた。 「あの時、教えてもらったことが、今の自分の役に立っている」と当時を振り返る。78年6月、「1世最後の式典」と当時の文協会長の中沢源一郎氏が言ったブラジル日本移民70年祭。その会場となった聖市パカエンブー競技場に立ち、埋め尽くした日本人、日系人に鳥肌が立った。裸一貫でブラジルに渡った日本人移民の集大成を目の当たりにしたからだ。今もその光景がまぶたに焼き付いている。 帰国後、祖父が興した運送会社の3代目社長に就任して数年目、窮地に立たされた。だが、迷わず本社ビルを売却。新事業を構築し、数年後には新たに本社ビルを建設するほどの手腕を発揮した。 「移民の皆さんが歩んだ七転び八起きの不撓不屈(ふとうふくつ)の人生を教えてもらったことが役立ったんですよ」。 立て直した会社が今年60周年を迎えた。 「記念パーティーをやるより、もっと有効にお金を使いたい」と社員の理解も得て、帰国以来考え続けていたブラジル移住者の里帰り訪日団の実現にこぎつけた。 社業60周年と戦後60周年が奇妙に一致した。「団員の人たちと東京で会えるのを楽しみにしている。歓迎会で一人一人の歩んだ人生を聞いてみたい」と心待 ちにしている。そして、「これが呼び水になって、日系コロニアや企業がこの事業を継続してくれるきっかけになればいいなあ」。 竹内社長が20年間思い続けた恩返しが始まる。 2012年9月13日付
ニッケイ新聞 2012年9月13日付け 土曜日(15日) アチバイア花といちごの祭典、午後9時、エドムンド・ザノニ市立公園(Av. Horacio Neto, 1030)、日曜日も◎おきなわ祭り、午前11時、クルービ・エスコーラ・V・マンチェスター(Praca Haroldo Daltro s/ n, Vila Nova Manchester)、日曜日も◎七宝作家、岩井和子さん個展「東洋の息吹」、午前9時、オクタヴィオ・カフェ(Av. Brigadeiro Faria Lima, 2996,...
ニッケイ新聞 2012年9月13日付け 鹿児島大学の吉田浩己学長、前田芳實理事、寺岡行雄農学部準教授、同校OBの高原要次さん一行が、先月18日から実施した視察旅行の報告のため来社した。ブラジルでの同校同窓会の出席と鹿児島県人会の視察に加え、伯国各地の事情を視察し、教員の派遣を含めた交流事業の可能性を模索することが目的。視察団は10日間の滞伯で、聖市に加えベレン、トメアスー、ブラジリアのセラード地帯を訪問。ベレンではアマゾニア農業大学を訪れ、施設見学や互いの大学の概要説明を行った。26日にあった同窓会には約50人が出席した。吉田学長は「特にアマゾニア農業大学では充実した時間を過ごせた。学校間協定を結ぶことも視野に入っている」と視察の感想を語り、前田理事らも「共同で地域の活性化につながる研究が出来れば」と今後の積極的な交流に意欲を示した。一行は27日に帰国した。
