06/03/2026

Dia: 7 de outubro de 2012

ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  リベルダーデ区ピラピチングィ街にある山口県人会の会館、サンジョアキン街の文協ビルを含むリベルダーデ区内の10以上の建物が、聖市役所内に ある歴史文化環境遺産保存審議会(CONPRESP)が承認するZEPEC(Zona Especial de Preservacao Cultural、文化保護地区)の指定候補となり、その検討が5月以降進められている。  同会のHPによれば、この文化保護地区に指定されている建物としてセー区役所、コンゴーニャス空港などがある。リベルダーデ区の一部の建物群が指定候補となるのが決定したのは、同会の会合が開かれた今年の2月で、山口県人会をはじめ文協にも5月に通知が届いている。  文協も山口県人会と同じく、長らく建物の改築を検討しているが、改修にあたり同県人会が様々な規制に苦労している中、文協も改修に乗り出せばほぼ間違いなくこの問題に直面すると予想される。  5月の時点で、中島エドアルド事務局長は「通常この審査には何年もかかる。まだ正式には決まっていないため何ともいえない」と話している。
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  山口県人会の臨時総会では、会館の改修と増築に関する明確な目的とビジョンが説明され、「前に向かっている県人会」という感じがした。取材に行 くと「呼んでないけど…」と最初は困惑されたが、全く悪い話ではない。青年部長が来ている総会というのも初めてだった。資金集めに関しては、山口県から進 出している企業が乏しいなど困難さが指摘されていたが、後日、要田会長からは「あれから会員の方から多くの寄付を頂いている」と喜びの声が。順調にプロ ジェクトが進むことを願う。
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  「85年も続いた会を、ここで分解させるわけにはいかない」―。ブラジル山口県人会(要田武会長)の臨時総会が先月23日に同会会館で開かれ、 部分改修と宿泊施設の増築(総予算107万8千レ)を行うことが満場一致(出席者約20人)で決まった。今後は資金集めを行いつつ来年には着工、2014 年5月のW杯前の落成を目指す。要田会長は「次世代に残す最後のもの。前向きに邁進していきたい」と決意を示した。費用の半分は県、残額は県の日伯友好協 会を通じた県民や県内企業からの寄付、県人会が調達する。工事には様々な規制があり困難が予想されるが、同会は未来に向けた確実な一歩を踏み出した。  同会では20数年来、老朽化が進んだ会館の新築が検討されてきたが、資金の問題で具体化には至らず、2007年から会館建設委員会(平中信行委員長)が新たに検討を開始していた。  ところが今年に入り、聖市役所内の歴史文化環境遺産保存審議会(CONPRESP)から、会館の建物を「文化保護地区」の指定候補とし、5月に同会にもその旨を知らせる通知が届いた。  もともと建物は、サンパウロ市立劇場なども手がけた有名建築家、ラーモス・デ・アゼベードによる設計で、1973年に県庁と県人会の折半で買い 取ったもの。文化財指定候補に挙がった時点で、原則として建物の維持管理や利用に必要最低限の補修や改装しか行えなくなり、取り壊して新築することが事実 上不可能となってしまった。  「このままでは会の運営ができなくなる」と冒頭で要田会長、西村武人顧問は説明。実際に昨年2月の大雨では天井が落ちるほど屋根の材木が腐食し、安全性を考えても改修は必須だ。  またそれ以外に、改修と増築には複数のメリットがある、というのが役員の間で一致した見解だ。会館はメトロの駅から近く立地が良い。近年、周辺には大学や予備校が増え学生が多く、下宿用の部屋を増やして整えれば家賃収入が見込め、伯人の若者との交流の場ともなりうる。  さらに、改修して事務局機能も拡充することで、W杯や五輪に向け日本人へのブラジル情報の発信、伯社会に向けた山口県のPRなど活動の幅も広がり、県と県人会の関係強化も期待できるという考えだ。  事務局長の伊藤紀美子さんは「毎年の日本祭りや85周年式典も、青年が積極的にかかわって手伝ってくれている」と若者の役割の大きさを指摘す る。「今のままのいい形で次世代に引き継いでいきたい。これが私達一世にできる最後のことではないか」と思いを語り、青年部長の脇山マリーナさん(36、 二世)は「会はなくすべきじゃない。特に宿泊施設は絶対やるべき。山口県人会ならではのものを考えていきたい」と応えた。  前半は静まり返っていた会場だが、最後は「今やるべき。お金が集まるのを待っていては始まらない。やっていくうちに自然と集まると信じている」「できる限りのことはしたい」との積極的な意見が続き、結果的に満場一致で承認された。...