中部、北東部3団体と交流 県連(園田昭憲会長)主催の第38回ふるさと巡りが9月29日~10月4日にかけて行われ、124人が参加した。今回は首都のブラジリア、ゴイ アス州アナポリス、マラニョン州サンルイス市とレンソイス・マラニェンセス国立公園を巡り、タグアチンガ、アナポリス、サンルイスの3カ所で日系団体と交 流を深めた。一行は、サンパウロとは全く異なる計画都市ブラジリアの美しさを体験し、レンソイス・マラニェンセスの砂丘ツアーや川下りでは大自然のスケー ルに圧倒されていた。木原好規団長はバレリーニャス市内のレストランで今回のふるさと巡りを振り返り、「感動につぐ感動の旅だった」と総括。各地の日系団 体との交流と合わせ、これまで足を伸ばすことのできなかった景勝地を訪ねることで、改めて移住先のブラジルの魅力を発見できた旅になったといえる。(植木 修平記者) 今回のふるさと巡りは、今年2月の時点で既に定員に達するなど変わらぬ人気の高さを見せており、常連客の顔も多く見ることができた。参加者の中で 最高齢は聖州ボツカツ市在住の小原あやさん(91)で、旅行中も体調を保ち、笑顔を絶やすことがなかった。また、車椅子での参加者もおり、誰でも安心して 参加できるツアーであることがふるさと巡りの人気の理由なのかもしれない。 初めて参加した人は15人。リベイロン・ピーレス市在住の小林誠さん(71)は「仕事を少し譲ったので時間ができた。初めての参加で楽しみだ」とコンゴーニャス空港で飛行機に乗り込む前に話していた。 TAM航空3704便ブラジリア行きは1人の遅刻者も出すことなく、午前9時48分定刻通りに団員124人を乗せて大空へと飛び立った。同便の座席数は140人で、そのうち124人がふるさと巡り参加者が占め、ちょっとした「チャーター便」の気分となった。 ふるさと巡りでブラジリアを訪れるのは1995年の第8回、2003年の第17回に次いで3回目となる。同地に住む日系人は約8000人で、60 年にリオからブラジリアへ首都移転が行われた際に「ひと山当てようと」ブラジル各地からやってきた人とその子孫たちだ。入植当時、ほとんどが農業従事者や 仲買人などだったが、現在は公務員など職業は多岐にわたっている。 久しぶりに同地を訪れた人たちからは「昔は道も舗装されておらず何もない首都だったが、今は人も増えてビルも建ち並びびっくりしている」と、その発展に舌を巻いていた。 ブラジリアはブラジル高原の荒涼とした未開の大地(セラード)に建設された計画都市で、ブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計により建設された。...
