21日に行われた大分県人会創立60周年記念式典。とてもめでたい行事だったのだが、幾つか残念な点があった。まずは、式典に先立って行われた先亡者追 悼供養でのこと。午前9時からの開始であったにもかかわらず、席は当初半分程度しか埋まっていなかった。供養が始まってからも、会場入口からは話し声が絶 えず、途中入場者も多かったことから、とても先人を追悼する雰囲気ではなかった。式典の内容が良かっただけに、後味の悪い印象となってしまった。
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もう一つ気に掛かったのが、安部順二下議の祝辞。わざわざ母県から来た二日市副知事や志村県議長らも10分程度にまとめてきた来賓祝辞を、同氏は 約30分にわたり日本からの人たちが理解できないポルトガル語で延々としゃべり続けた。日系社会へのアピールチャンスととらえたのかは分からないが、まる で選挙演説でも聞かされているような気分になった。主役が誰だか履き違えていたのでは。
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聖市リベルダーデ区で知人と立ち話をしていた時、ガルボン・ブエノ街とバロン・デ・イグアペ街の交差点で「ドスン」と鈍い音がしたと思ったら、 60~70代とみられる日系男性が車に当てられ道端にうずくまっていた。すかさず、周りのブラジル人が助け起こし、同氏にぶつけた非日系女性も車から降り て安否を気遣っていたが、謝罪の言葉は無かった様子。高齢になると視界が狭くなりがち。横断歩道を渡る時でも、車には十分気を付けていただきたい。
2012年10月23日付
