06/03/2026

Dia: 29 de outubro de 2012

マラニョン日伯文化連盟の山田清顧問は日本大学農学部を卒業後、1974年に全国拓植農業協同組合連合会によってブラジルへ移住し、ゴイアスにあった全寮制の農業高校に入学。語学と農業について学んだ。その後、フランス系の鉱山会社に就職。野菜を生産するための潅水設備の計画を依頼され、50町歩の潅水設備を4年かけて完成させた。 山田氏が日本を飛び出し、ブラジルに抱いた夢は「トランスアマゾン計画」に携わりたいというものだった。世界の食糧危機を救うであろう、アマゾンを開拓していく仕事にあこがれていた。結局、同計画に携わることはできなかったが、「このまま帰るわけにはいかない」と思いサンルイスで日系社会の手伝いを始めた。 山田氏は早速、文協設立の発起人となり、同地の日系社会をまとめていった。日本人が少ない分、「日本人だということを強く意識させられる」という。また、サンパウロで日本人だらけの町には住みたくないという気持ちも少なからずある。同地で日本語と少林寺拳法を教え続け、日本の精神をブラジル人にも伝えているそうだ。 夕食後、山田氏は一行を歓迎し、マラニョンの伝統芸能「ブンバ・メウ・ボイ」を行う地元のメンバーを呼び寄せ、ホテルの中庭で踊らせた。団員は色とりどりの衣装やカーニバルとはまた違うリズムに魅了され、露出の高い女性のダンスをカメラに収めていた。 「ブンバ・メウ・ボイ」は北部及び北東部ブラジルで行われる祭りで、大がかりな音楽パントマイムの形で行われている。 大きな音が鳴り響いている中でインタビューに答えてくれたのは、山田氏と一緒に日本語を日本語会館で教えている川岡ミリアさん(56)。川岡さんは聖州ツッパン市生まれの2世。85年の結婚をきっかけにサンルイスにやってきた。 昔は北部を日本人が歩くと珍しがられたという。10年ほど前からビルが増え、車も人も増えた。「だんだんとサンパウロと同じになってきている。私は昔の自転車だらけの町が好き」。そういうと川岡さんは少し寂しそうに笑った。管楽器と海からの風の音が強く鳴っていた。(つづく、植木修平記者) 2012年10月27日付
本日付社会面に報じたようにブラジル日本都道府県人会連合会の10月度代表者会議で来年行われる第16回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の関連事業として企画されたロードレースが否決された。審議の過程を聞き、大多数の県人会が良識を持っていることに安堵(あんど)した。だが、席上で今年行われたロードレースの収支が明らかにされなかった。これは、次回必ず開示し、今後の反省材料とすべきだ。役員会が責任を持ってほしい▼ ロードレースが否決された直後、園田昭憲会長は、県連会長就任時に述べた自らが会長の任期中は拡張路線を採らないことを改めて強調した。これは何を意味するのか。県連が日本祭りの規模拡大を続けてきたことに対する警鐘だ。年々費用がかさむ中で利益を追求するあまり、県連本来の目的を見失っていることに対する反省でもある。規模を拡大すれば出費が多くなるが、それに見合った収入が確保されるとは限らない。谷広海宮崎県人会会長が「身の丈にあった活動をすべきだ」と席上で述べたが、園田会長も同じ考えだろう▼ 県連は利益を追求するための営利団体ではない。公益法人としては他にやることはいくらでもある。県連は、150万レアルあまりの手持ち金がある。これは、日本祭りで蓄えたものだが、そのほとんどは基金として留保している。日系主要団体の歴史を振り返ると、基金を取り崩したケースが多い。これを繰り返してはならない。県連はこの基金を有効に使うよう執行部だけではなく委員会の強化を図る必要に迫られている。アリが砂糖に群がるように金のあるところにはおかしな人たちが集まってくる。会員である県人会はその監視も強めなければならないだろう▼ 日本祭りのマンネリ化を打破するには規模を拡大するのではなく、内容の見直しをするべきだ。来年は戦後移住60周年なのだが、記念行事の話は聞かない。ぜひ、県連が中心となり、日本祭りで記念式典を実施してほしい。来年は周年事業を計画している県人会が多いが、戦後移住50周年の時のように日本祭りに併せて来伯してもらうことは、県連しかできないことだ。日本とのパイプが最も強い県連ならではの企画を立案することを期待する。(鈴) 2012年10月27日
日本祭りは約4万レアルの黒字か 県連(園田昭憲会長)は25日、懸案となっていたロードレース赤字問題について10月度代表者会議で話し合い、多数決の末、圧倒的多数で来年度の開催を中止した。なお、今年のロードレースの事業会計報告書の開示はなかった。また、併せて今年7月に開催された第15回日本祭りの収支報告書(仮)が明かされ、2012年度の同祭は4万1202レアルの黒字になるという。今後、若干の収支が見込まれており、山田康夫第2会計は「誤差はプラスマイナス5%未満。11月には正式発表ができる」と明かした。 ロードレース赤字問題については8月度代表者会議から継続して話し合いが持たれてきたが、来年度の開催については意見がまとまらず、もし来年度も開催するのであればスポンサー確保の問題もあるため、今月度の会議で決議することが迫られていた。 会議では、先月までの会議と同様に「開催意義を感じない」「日本祭りとは別に単独会計で行うべきだ」「県連は県人会のための行事を行うべきだ」などといった反対意見が多くを占め、多数決の結果でもほとんどの県人会長らが反対に挙手した。これによって来年度の開催中止が決定された。 中止の決定を受けて園田会長は「失敗の原因はすべて私にある。執行部はよくやってくれた。県連は拡張主義ではいけないと思う」との考えを述べた。 また、同会議では第15回日本祭りの会計報告書(仮)の発表も行われ、収入は228万8332レアル、支出は224万7130レアル。現在の段階で、収益は4万1202レアルが発表された。今後は若干の収支が見込まれ、最終報告金額との誤差は5%以内を見込んでいる。 加えて、2013年度の同祭は273万2800レアルの予算を計上する予定。支出は258万5000レアルで、予想収益は14万7800レアルを見込んでいる。 来年度は会場費の値上がりが予想されるため、県連では各県が負担する郷土食のスタンド代を2500レアルにし、ガス代の値上げも行う計画だ。 なお、ロードレース赤字問題についての事業会計報告書の開示はこの日の会議では行われず、第15回日本祭りの会計報告書の中で収入が7万4723レアル、支出25万レアル(差し引き17万5277レアルの赤字)であることがわずかに触れられただけだった。 2012年10月27日付