「サンパウロ・鳥取友好の森」計画
【既報関連】ブラジル鳥取県人会(本橋幹久会長)は創立60周年記念事業の一環として、「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹プロジェクトの記念式典と植樹を17日午後から聖市の聖州環境局森林院森林公園内で行った。
同プロジェクトは「マタ・アトランチカ(ブラジル大西洋海岸林)」の代表的な樹木60品目318本を鳥取県と県人会が合同で公園内に植樹し、さらに県人会と森林院が共同で管理して将来、森林の状態で聖州政府に贈呈する計画。当初、植樹数は200本の予定だったが、同県民の協力が多く118本も増えたという。本数増加に伴い、植樹場所も別にもう1カ所設けられた。
夏の日差しが照りつける中、同院1号館本部前で行われた式典には、母県から藤井喜臣副知事、伊藤美都夫県議会議長、野坂康夫米子市長ら公式訪問団15人と鳥取ブラジル友好協会員を含む民間訪問団11人、本橋会長、山添源二副会長、ミゲル・フレイタス森林院総裁や県人会員ら約150人が出席した。
37年間、同院に勤務した元総裁の山添副会長は聖市の近くで安全な場所という条件の植樹場所を選定することに苦労したが、同院1号館本部の横という絶好の場所を貸してもらえることをうれしそうに報告した。
本橋会長は「私たちが予想していた以上に鳥取県民が協力してくださったことに感激している。きょう植える木と同じように県人会も年の歳月を迎えていきたい」と目を輝かせた。
鳥取緑化推進委員会長も兼務している伊藤県議会議長は「きょうの植樹を迎えるにあたり感謝と喜びを強く感じています」と語った。
式典後、植樹に寄付した人の名前が書かれ同院1号館本部横の敷地に設置された記念石碑と、同県のシンボルである麒麟(きりん)獅子の頭の像が関係者らによって除幕された。植樹に寄付した人の中には石破茂、湯原俊二衆議院議員の名前も記載されていた。続いて、参加者がそれぞれの植樹を行った。
家族17人で17本の植樹をした千田初美さん(58、2世)は「兄弟4人が鳥取県に留学した経験があり、恩返ししたくて参加しました」と話した。
日本在住のいとこと伯国在住の家族の樹木を植えていた好重美甘さん(66、2世)は「ブラジルに少ない木を植えることは重要だと思います」と植樹の大切さを実感していた。
2012年11月22日付
