【6月】ブラジルゲートボール連合創立30周年記念の国際親善ゲートボール大会が連合ゲートボールスタジアムで開催され、ブラジルをはじめ、日本、中国、パラグアイ、ウルグアイの5カ国から総勢128チームが出場。日本から、「ゲートボール発祥の地」である北海道河西郡芽室町(宮西義憲町長)の混成チームも初来伯し、交流を深めた。 【7月】パラナ州クリチバ市内のグァイーラ劇場で第51回パラナ民族芸能祭が開催。クリチバ日伯文化援護協会コーディネートによる日本の民族舞踊が披露され、喝采(かっさい)を浴びた。聖州ミランドポリス市管内にある第3アリアンサ移住地(富山村)入植85周年記念式典が同会館で開催され、内外から約400人が出席した。県連主催の第15回日本祭りが「共存する進歩と環境」をテーマに開催された。聖州グァタパラ移住地入植50周年記念式典が開かれ、新設した会場で半世紀の節目を祝った。デンソー・ド・ブラジル社第2工場となる聖州サンタ・バーバラ・ド・オエステ工場及びテクニカル・センターの開所式が、約200人の来賓を招待して同工場で開催された。「第10回ブラジルよさこいソーラン大会」がビア・フンシャル劇場で開催され、2回の公演で約7000人が詰めかけた。節目の大会を記念して日本の昨年の優勝チームである「夢想漣(ゆめそうらん)えさし」が初参加し、盛り上げた。 【8月】コロニア・ピニャール(福井村)創立50周年記念式典が行われ、母県から西川一誠知事らが出席した。パラー州カスタニャール市に在住し、絶滅危惧(きぐ)種に指定されているブラジル・マホガニーの植林を行っている岡島博さん(71)が、同州環境局から部分的な伐採許可を得た。第15回日本祭りの関連事業として7月29日に聖市で実施された県連主催の第1回ロードレースの収支報告で約10万レアルの赤字(最終的に約21万レアル)が計上。会議で紛糾したが、前田ネルソン実行委員長は謝罪を行うことなく、詳細内容説明も不十分のまま年を越すことになった。(株)キリンホールディングスがブラジル大手飲料会社「スキンカリオール」の買収後における最初の大事業としてバイア州アラゴイーニャス市のスキンカリオール工場拡張工事終了に伴う披露式を開催した。 【9月】ブラジル・パナソニックがミナス・ジェライス州エストレマ市で伯国内で3カ所目となる工場を完成させ、開所式が行われた。【10月】市長・市議の全国統一選挙が実施され、聖市議は55議席中、28人の日系候補が乱立した結果、大田マサタカ、野村アウレリオ、羽藤 ジェオルジの3氏が当選。聖市近郊では、モジ・ダス・クルーゼス市議に安部ジュリアーノ氏がトップ初当選したほか、市長選ではスザノ市のトクズミ・パウロ 氏や北伯パラー州イガラッペアスー現職の上杉サンドラ氏が2期目当選。ミナス・ジェライス州ジャナウーバ市長に戦後移民の山田勇次氏が初当選した。東北被災地応援ツアーが岩手、宮城、福島3県の視察を実施。3県に対し、被災者とブラジル日系人の絆を強化するため、被災した若者をブラジルに招待する企画を提案。今後同計画を具体化していく。 【11月】援協の第4回通常評議員会が開かれ、菊地義治会長の続投が決定した。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)予選がパナマで開催され、ブラジル代表は強豪パナマを下し、来年3月の本戦出場を決めた。モジ・ダス・クルーゼス市管内で製茶工場跡(カザロン・ド・シャー)の復元保存作業を行うカザロン・ド・シャー協会の中谷哲昇会長が、来年2月に復元工事が完成することを明らかにした。 【12月】日本の第46回衆議院議員選挙に伴う在外公館投票が行われ、在聖日本国総領事館は今回、投票場所を援協ビルに変更して実施。投票数は09年に行われた前回の衆院選時の半数以下に落ち込んだ。ブラジル日本戦後移住60周年記念祭設立の会が宮城県人会館で開かれ、実行委員長に川合昭秋田県人会長が選出された。(おわり) 2012年12月27日付
Dia: 30 de dezembro de 2012
ダイソー・ブラジル(大野恵介代表)は21日、聖市セントロ区に伯国1号店(Rua Direita, 247)をプレオープンした。事前告知などは一切行わなかったものの、オープンと同時に多くの客が訪れた。当日の天候は雨ながらも一時は入場制限も行うほどの盛況ぶりで、現場からは嬉しい悲鳴が上がっていた。 ダイソー・ブラジルの親会社である大創産業は、店内商品を100円均一で販売する「ザ・ダイソー」を日本国内に約2680店舗運営するほか、世界28カ国に658店舗を展開している(2012年5月時点)。今回の出店は南米初となり、店内の商品はすべて5・99レアル(約240円)均一となっている。 同店はセントロ区の繁華街の中心。床面積600平方メートルの店内には、約5300アイテムが並ぶ。正式オープンは22日だったが、これに先立ち21日午後2時からプレオープンを行った。ダイソーはスタッフ30人体制で臨んだものの、店内は多くの客でにぎわいを見せ、レジにも長蛇の列ができるなど混雑した。 当日訪れたブラジル人の客からも同店はおおむね好評の様子で、感想を聞くとほとんどの人が「この価格は安い」と答えた。特に、プラスチック製品や食器のほか、天候も相まって傘の人気が高く、かご一杯にまとめ買いをする客の姿も目立った。一方、「紙袋やキャンドルなどが5・99レアルは高すぎる」という声があったほか、日本在住経験のある日系人は「日本でダイソーの化粧品を愛用していただけに、ここに無くて残念」と話していた。 大野代表は、出店準備に充てたこの1年を、「特にブラジルの輸入規制や営業認可の手続きなどが大変だった」と振り返った。それでも、当日の盛況を見て「とてもびっくりし、感動した。自分たちの苦労が報われた気がする」と話していた。また、来年はショッピングセンター内など聖市内数カ所に出店する予定のほか、「リベルダーデ区にも必ず出店する」と明言した。 同店は、年末年始は12月31日と1月1日に休業する。問い合わせは、同店(電話11・3101・9905)まで。 2012年12月27日付
東日本大震災から1年がたった2012年、日系社会では一周忌法要を執り行うなど日本の復興を願う一方、県連主催ロードレースでの赤字問題が発生するなど、今年もさまざまな出来事があった。 【1月】聖市のアパートなど不動産価格の高騰により、各県人会が所有する宿泊施設に人気が集まり、どの県人会もほぼ満員の状態となっていた。日本国外で初めて沖縄空手十段を取得した与那嶺育孝さん(71)の認定証授与式が、沖縄県人会ビラ・カロン支部会館で行われた。 【2月】パイロット・ペン・ド・ブラジル社が聖州ジュンジアイ市に建設する新工場の起工式を行い、同市長はじめ招待客約50人が出席た。在サンパウロ日本国総領事館が日本の外務省の指示により、同月下旬から査証業務を民間企業(査証申請センター)に委託実施することについて、聖市日系旅行社などからクレームが相次いだ。その結果、総領事館側からの折衷案により、同センターとともに総領事館窓口でも従来通り、査証申請を受け付けることで問題を収束させた。聖市出身の伯国力士・魁聖(友綱部屋)が入門以来6年ぶりに帰伯し、聖市ボン・レチーロ区の常設土俵場に家族らとともに姿を見せ、合同練習を行う後輩たちを激励した。 【3月】東日本大震災から1周年を迎え文協記念講堂で日系5団体、仏教連合会、岩手、宮城、福島などの被災県人会合同の犠牲者追悼法要と復興祈願が執り行われた。また、サンゴンサーロ教会で日伯司牧協会の協力による追悼慰霊ミサも行われ、出席者たちは震災被害を受けた人々の一日も早い復興を願った。神奈川文化援護協会定期総会が開かれ、10年に偽弁護士に公金約60万レアルをだまし取られた事件で刑事裁判の経過報告などが行われたが、偽弁護士の処分などについては現在も未定。聖市リベルダーデ区の文協講堂の賃貸料の高さで老ク連などが別団体の会館を借りる事態になるなど、日系団体関係者からは「コロニアのひのき舞台」と称される文協記念講堂から足が遠のいている。第3回ブラジル健康表現体操セミナー&フェスティバルが沖縄県人会館で開催され、会場が超満員となる約700人が参加。日本から来伯した全日本健康音楽研究会の斉藤千代子会長が講演したほか、集まった47グループが健康体操のデモンストレーションを披露した。県連定期総会で役員改選が行われ、出席した36県の代表者は提出された単一シャッパを承認し、園田昭憲会長の続投が決定した。聖市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街で営業してきた「明石屋宝石店」(尾西貞夫代表)が閉店し、約40年の歴史の幕を下ろした。同店は、5月下旬から同所で菓子店舗「SDB」として新装開店している。 【4月】パラー州内の各県人会が一つに組織化された「北伯県人会協会」が発足。世代交代で日本語による母県とのコンタクトが困難になってきてい る現状から、同協会が煩雑な事務書類の代行や各県人会活性化のサポートをすることなどが目的で、初代会長には、山本陽三氏(北伯香川県人会会長)が選任さ れた。在聖総領事館が査証業務の一部を民間委託する「日本査証申請センター」(CVJ)が、営業を開始した。08年9月のリーマン ショックによる世界経済危機で失業者が激増し、帰国費用を厚生労働省が負担する「日系人帰国支援事業」実施から3年がたったが、「帰国支援事業の条文は3 年経過したら無条件で解禁すると書いてあるわけではなく、日本の経済・雇用状態を検討する、となっている」とし、日本政府は現在も結論を出していない状況 だ。 【5月】12年世界1周クルーズとして「飛鳥(あすか)Ⅱ」が、サントス港に到着。フリーライターの日下野良武氏が南アフリカのケープタウンから乗船し、伯国ベレンまでの26日間にわたって「ブラジルの日系人の活躍」など講演を行った。ブラジル錦鯉愛好会主催の第31回ブラジル錦鯉品評会が聖市アグア・ブランカ(聖州農業試験場)で開催。65部「大正三色」を出品したスザノ市在住の田邉治喜さん(64、福岡)が総合優勝を果たした。 【6月】ブラジル日本移民104周年の記念行事が各地で開催。聖市内では毎年恒例のサンゴンサーロ教会での慰霊ミサ、イビラプエラ公園内開拓先亡者慰霊碑前と聖市 リベルダーデ区の文協記念講堂でそれぞれ仏式法要が執り行われ、先人が築き上げてきた貢献をしのぶとともに、今後の日系社会及び伯国社会のさらなる発展を 祈願した。国連持続可能な開発会議(リオプラス20)への出席などを目的に、公益財団法人オイスカ会長でオイスカ・インターナショナル総裁の中野良子氏が来伯。日系団体関係者約30人を前に、東日本大震災復興を目的とした「海岸林再生プロジェクト」の取り組みなどを説明した。タボン体育文化協会(木曾光紀会長)創立80周年記念式典が同協会で開催され、創立当初はブラジル学校として始まった日本語学校の継続を強調。先亡者慰霊祭が行われ、先駆者たちが築いた歴史を出席者たちで振り返った。(つづく) 2012年12月25日付
