06/03/2026

Ano: 2012

ニッケイ新聞 2012年10月5日付け  1959年9月28日サントス港着の「あめりか丸同船者会」が22日、サントスであった。  聖市リベルダーデ広場に朝7時半、同船者とその夫人らを合わせて13人が集合。新潟県人会会員を中心とした旅行好きの人達と共に、総勢28人で観光バスに乗り出発した。遠くレシーフェからは久保洋深さん、クリチーバから来た山内啓三さん夫妻の顔もあった。  サントスに着くと、モンテ・セーハをケーブルカーで上り、27年前はカジノだったサントスの街を360度眼下に眺めた。コーヒー博物館を見学し、昼食をしながら和やかに歓談した。  午後は、移民上陸記念碑や、大竹富江さんによるブラジル日本移民百周年モニュメントを訪れた。旅の道中もサントス市内も、ガイド嬢が親切に説明してくれた。  遊覧船でサントス港を一周した時、細樅良盛さん(91)=聖市=は53年前に下船した埠頭を見た時を思い出し、「感無量。ここが私達のブラジルでの人生の出発点となったのだ」と呟いた。  午後6時サンパウロに向けて出発。リベルダーデ広場で来年の再開を約束して別れた。(金子国栄さん通信)
ニッケイ新聞 2012年10月5日付け  県連・日語センターが共催した弁論・スピーチコンテストは例年を大きく上回る43人が出場したが、県連の代表者会議での呼びかけもむなしく県人会関係の出場者は0。それぞれの会では、しっかりとした広報活動は行われていたのだろうか。当日の会長らの出席もなく、これでは共催の意味がないので は…。 
ニッケイ新聞 2012年10月5日付け  ブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)とブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)が共催する『第6回弁論大会&第33回スピーチコンテスト』が先月23日、広島県人会館で開催され、約200人が観覧に訪れた。  昨年の約2倍となる43人(弁論13名、スピーチA組14名、スピーチB組、16名)が聖州、パラナ州の15の日本語学校から参加し、日頃の勉強の成果を競った。入賞者は次の通り(敬称略、順に1~5位)。  【弁論の部】=滝浪アレックス、奥田デボラ、牧野レチシア、奥田シンジ、サンドロ・ジャジルソン。【スピーチA組】=本田稔、上村晴美、島本由美、松井瑞樹、安藤あきら。【スピーチB組】=滝浪磨輝、田中由貴、鮫島ゆかり、市川多加雄、大河原由美子。  弁論の部優勝の滝浪さんには、賞品として日本への往復切符が贈られた。
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  リベルダーデ区ピラピチングィ街にある山口県人会の会館、サンジョアキン街の文協ビルを含むリベルダーデ区内の10以上の建物が、聖市役所内に ある歴史文化環境遺産保存審議会(CONPRESP)が承認するZEPEC(Zona Especial de Preservacao Cultural、文化保護地区)の指定候補となり、その検討が5月以降進められている。  同会のHPによれば、この文化保護地区に指定されている建物としてセー区役所、コンゴーニャス空港などがある。リベルダーデ区の一部の建物群が指定候補となるのが決定したのは、同会の会合が開かれた今年の2月で、山口県人会をはじめ文協にも5月に通知が届いている。  文協も山口県人会と同じく、長らく建物の改築を検討しているが、改修にあたり同県人会が様々な規制に苦労している中、文協も改修に乗り出せばほぼ間違いなくこの問題に直面すると予想される。  5月の時点で、中島エドアルド事務局長は「通常この審査には何年もかかる。まだ正式には決まっていないため何ともいえない」と話している。
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  山口県人会の臨時総会では、会館の改修と増築に関する明確な目的とビジョンが説明され、「前に向かっている県人会」という感じがした。取材に行 くと「呼んでないけど…」と最初は困惑されたが、全く悪い話ではない。青年部長が来ている総会というのも初めてだった。資金集めに関しては、山口県から進 出している企業が乏しいなど困難さが指摘されていたが、後日、要田会長からは「あれから会員の方から多くの寄付を頂いている」と喜びの声が。順調にプロ ジェクトが進むことを願う。
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け  「85年も続いた会を、ここで分解させるわけにはいかない」―。ブラジル山口県人会(要田武会長)の臨時総会が先月23日に同会会館で開かれ、 部分改修と宿泊施設の増築(総予算107万8千レ)を行うことが満場一致(出席者約20人)で決まった。今後は資金集めを行いつつ来年には着工、2014 年5月のW杯前の落成を目指す。要田会長は「次世代に残す最後のもの。前向きに邁進していきたい」と決意を示した。費用の半分は県、残額は県の日伯友好協 会を通じた県民や県内企業からの寄付、県人会が調達する。工事には様々な規制があり困難が予想されるが、同会は未来に向けた確実な一歩を踏み出した。  同会では20数年来、老朽化が進んだ会館の新築が検討されてきたが、資金の問題で具体化には至らず、2007年から会館建設委員会(平中信行委員長)が新たに検討を開始していた。  ところが今年に入り、聖市役所内の歴史文化環境遺産保存審議会(CONPRESP)から、会館の建物を「文化保護地区」の指定候補とし、5月に同会にもその旨を知らせる通知が届いた。  もともと建物は、サンパウロ市立劇場なども手がけた有名建築家、ラーモス・デ・アゼベードによる設計で、1973年に県庁と県人会の折半で買い 取ったもの。文化財指定候補に挙がった時点で、原則として建物の維持管理や利用に必要最低限の補修や改装しか行えなくなり、取り壊して新築することが事実 上不可能となってしまった。  「このままでは会の運営ができなくなる」と冒頭で要田会長、西村武人顧問は説明。実際に昨年2月の大雨では天井が落ちるほど屋根の材木が腐食し、安全性を考えても改修は必須だ。  またそれ以外に、改修と増築には複数のメリットがある、というのが役員の間で一致した見解だ。会館はメトロの駅から近く立地が良い。近年、周辺には大学や予備校が増え学生が多く、下宿用の部屋を増やして整えれば家賃収入が見込め、伯人の若者との交流の場ともなりうる。  さらに、改修して事務局機能も拡充することで、W杯や五輪に向け日本人へのブラジル情報の発信、伯社会に向けた山口県のPRなど活動の幅も広がり、県と県人会の関係強化も期待できるという考えだ。  事務局長の伊藤紀美子さんは「毎年の日本祭りや85周年式典も、青年が積極的にかかわって手伝ってくれている」と若者の役割の大きさを指摘す る。「今のままのいい形で次世代に引き継いでいきたい。これが私達一世にできる最後のことではないか」と思いを語り、青年部長の脇山マリーナさん(36、 二世)は「会はなくすべきじゃない。特に宿泊施設は絶対やるべき。山口県人会ならではのものを考えていきたい」と応えた。  前半は静まり返っていた会場だが、最後は「今やるべき。お金が集まるのを待っていては始まらない。やっていくうちに自然と集まると信じている」「できる限りのことはしたい」との積極的な意見が続き、結果的に満場一致で承認された。...
ニッケイ新聞 2012年10月3日付け 県連の代表者会議で議題に挙がったロードレースの赤字について、最終的な額は明示されたものの、細かい収支項目が記された事業会計報告書が配布 されることはなかった。執行部は前回の会議で、「委託会社に振り込んだお金の使われ方の明細はわからない」と話していたが、収入内訳を記載したものだけで も作る必要はあったように思う。どんな形でお金が使われただけでなく、どんなお金が入ってきたかもわからないイベントに対し、「積極的に次回も」という姿 勢を見せる人は少ないのでは。 ◎  県内の外国人登録者数としてはブラジル人が最も多く、昨年末で9千人近くが住んでいる滋賀県では、県内在住約3万人の外国人と地元民の交流イベ ント「おうみ多文化交流フェスティバル」が数年前から開かれている。「いろんな文化があってええやんか(すばらしい!)」をテーマに野外ステージ、各種 コーナー、多民族料理などいろいろ。今年は9月30日開催予定だったが、あえなく大型台風で中止に…。これに懲りず、来年はぜひ開催してほしい。
ニッケイ新聞 2012年10月3日付け  【既報関連】赤字17万レなのに来年もやるの――? 今年の『県連日本祭』の関連イベントとして開催された「第1回日伯ロードレース」の収支報 告が先月27日の代表者会議であり、17万5267レアルの赤字だったことが発表された。会長らからは、開催継続に対する否定的な意見が噴出。一方、執行 部は「開催是非は全くの白紙」としながらも「役員内では10対4で賛成」との考えを示している。前回の会議同様、内訳についての言及はなく、会議は執行部 らに対する不信感に包まれた。  「説明責任を果たさないままイベントの開催に踏み切ったことは私のミス。クビになっても仕方ない」。園田昭憲県連会長は会議のなかで、そう発言し、事態の重大さへの認識を示した。  8月度代表者会議で赤字会計となることが明らかとなり会議は紛糾。今回17万レを超える赤字が発表されたことで、同イベントは〃大失敗〃の結果となった言えそうだ。  日本祭りの実行委員長である前田ネルソン氏(三重)は「単体では赤字だが、その補填は日本祭の収益内で収まる」と発言。これに対し、「皆が力を 合わせて作ってきたお金を、こんな形で無駄遣いされてはたまらない」と怒りの声を上げたのは大西博巳氏(広島)。「役員の判断だけで進めるならきっちり責 任を被って欲しい」と不信感をあらわにした。  谷広海氏(宮崎)は「1度の失敗で簡単に止めるのは不本意だが、日本祭の関連とするだけの日本的要素を持ち合わせているとは思えない」、矢野敬 崇氏(大分)も「日本祭が成功を収めるのも理念があるから。ロードレースにそれがなければ、開催すべきではないのでは」とそれぞれ否定的な見方を示した。  会議の進行役を務める山田康夫氏(滋賀)は「改めて決を取った時に開催の意義を見出せない会長が大半であるならば中止とせざるを得ないとは思う。お金の問題ではない」と話すに留まっている。
【既報関連】聖州サン・カルロス連邦大学と姉妹校の提携を結んでいる鹿児島大学の加藤泰久教授と酒井佑輔講師の引率で同大研修生14人が8月30、31 日の両日、ミラカツ、セッテ・バラス、レジストロを訪れた。目的は発展著しいブラジル経済の状況把握と日系人の歴史を知ること。 同25日に着伯した一行は、聖市でCEASA、移民史料館を訪れ、ブラジル鹿児島県人会の歓迎会に出席。イツー市ではSESI(社会工業サービス)機関を見学した。 女子学生の西村さんは、「ブラジルの都市は緑が多く奇麗。ブラジル人は心が温かくて親切で、好感が持てました。ホームステイでお世話になり、日本文化に興味に持っていることを知り、とてもうれしかった」と話していた。(金子国栄) 2012年10月4日付
【福井発】福井県日伯友好協会(前田康博会長)は9月12日、福井市内の料亭で2012年度海外技術研修員の歓迎会を行った。これには同協会の山本達雄事務局長らメンバーはじめ、松井拓夫県議会副議長、栗田幸雄前知事、竹内英男海外移住家族会会長ら約30人が集まった。 歓迎会の対象となったのは、ブラジル出身の小野レナタさん(24、建築業)とアルゼンチン出身の田口マリアナさん(26、英語教育)。2人は8月1日に来日して以来、祖父母の故郷で研修に励んでいる。 「一生懸命に勉強して日本の新しい技術を身に付け、南米へ帰って生かしたい」と抱負を語ると、参加者から「福井滞在中は何でも相談してほしい」「慣れない土地で大変だと思うが、早く生活に溶け込んで下さい」とエールが送られた。 また、この日は歓迎会に合わせて、8月に帰国した福井村開村50周年慶祝使節団の報告会も行われた。使節団だったメンバーが、聖州コロニア・ピ ニャール(福井村)で撮影した写真や当日の式典模様を報道した日系紙を配布し、「ブラジルで暮らす福井県人たちが苦労の末、聖南西地区に文化・スポーツの 中心地となる理想郷づくりを成し遂げた」と報告。集まった人たちを喜ばせた。 2012年10月4日付
青葉健康生活協会(中沢宏一会長)主催の10月度青葉祭りが6日と20日、聖市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fagundes, 152)で開催される。 同祭ではADESC(農協婦人部連合会)などによる恒例の手作り食品が販売されるほか、イビウーナやカッポン・ボニート地域からの新鮮な有機野菜の販売、森山道場(森山雅和師範)による整体、指圧も行われる。 同会館3階の食事処では、6日が天ぷらうどん、ソース焼きそば、餅料理各種。20日が、はらこ飯、さんま焼き定食、イカポッポ焼き定食などが販売される。 開催時間は両日とも午前7時から午後3時ごろまで。 詳細は宮城県人会(電話11・3209・3265)まで。 2012年10月4日付
【ベレン発】歩くすき間もないほどに詰め掛けた観衆で、会場はもはやパンク寸前―。第25回目を迎えたベレン名物の日本週間は、9月15日の最終日だけ でも5000人の人出を数え、前日と合わせて8000人の入場者となり、会場の汎アマゾニア日伯協会施設は一時、歩くのも困難な状況だった。 日本文化の普及並びに地域社会との交流を目的とし、在ベレン日本国総領事館との共催で毎年実施されている同催し。記念祭の折にはパラー州関係の大型施設を利用し、5万人ほどの集客力を誇る北伯最大の日系イベントとなっている。 週初めの10日からプログラムがスタートされ、折り紙、書道、日本料理、琴、生け花、盆踊り等の各種講習会が実施されていた。また、この期間中に合わせて同総領事館では州関係の施設で日本映画の上映も行っていた。 今年はべレン市内の各テレビ局からの取材が相次ぎ、連日のようにこれら講習会の模様をカメラに納めていた。その宣伝効果もあり、14日の開会式と 最終日15日には待ち構えていたように観客が会場に押し寄せ、駐車場のスペースを利用して設けられていた12の屋台の食べ物類は早い時間から売り切れ状態 となっていた。 今年発足した北伯県人会協会も参加し、香川、群馬、広島、北海道等の各県、道人会がさぬきうどんやジンギスカン、お好み焼きなどの郷土料理を販 売。このほか、栃木、福島、宮崎等の各県人会が県の特産物や観光用のポスターを展示し会場をにぎわせていた。また、サンパウロからブラジル日本都道府県人 会連合会の園田昭憲会長も駆け付け、県人会協会会員などとの交流やイベント開会式への参加もあった。 昨年から日伯協会前の道路を使ってのパレードも最終日の午後から実施され、鼓笛隊、盆踊り、よさこいソーラン等のチームが2時間にわたりその踊りを披露。周辺の住民たちも一緒にパレードを楽しんでいた。 2012年10月4日付
宮城県人会(中沢宏一会長)、援協(菊地義治会長)とブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)は9月29日、聖市リベルダーデ区ガルボン・エノ街の街路樹として桜を植樹した。 植樹は昨年から聖市と日系3団体が進めている「リベルダーデ・ベルデ(リベルダーデ緑化運動)」の一環で行われたもの。同運動により植えられた桜は、ファグンデス街やサンジョアキン街を中心に既に約80本を数え、今回は新たに13本の桜が植樹された。 当日は午前7時から10人のスタッフが参加。同運動を推進した元聖市市役所環境教育課係長のアレシャンドレ・シュッチ氏も駆け付け、植樹を手伝った。各参加者とも慣れた手付きで作業をこなしていた。 参加した河村武夫移住者協会理事は、「リベルダーデ区に将来たくさんの桜が花開けば、日系人としてとても喜ばしい」と話し、桜が満開になることに期待を寄せていた。 2012年10月3日付
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け ■今週末の催し  土曜日(6日)  モンチアズール日本祭り、午前10時、モンチアズール・コミュニティ協会・文化センター(Av. Tomas de Souza, 552, Jd. Monte Azul)      ◎  和紙絵展示会、午前10時、サンパウロ商業協会Rua Galvao Bueno, 83, Liberdade)、日曜日も...
ニッケイ新聞 2012年9月29日付け  ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)の9月度代表者会議が27日に開かれ、会場問題により先月末の段階で困難かと思われてい た『県連日本祭』の来年度開催が正式に決定した。実行委員長は前回に引き続き前田ネルソン氏(三重)が務め、新たに副委員長の役職を設ける。大会テーマは 「地球に優しい技術と進歩~移り来て、日本移民105周年~」で、日程は来年7月19~21日となることが発表された。  「開催は非常に難しい」との言葉が園田会長から飛び出した8月度会議から1カ月。執行部は一転して、開催を前向きに検討していることを発表した。  懸念の発端は来年3月に、これまで会場として使用してきた聖市イミグランテス展示場の運営会社を決める入札が行なわれることにある。役員らは現在の「アグロセントロ社」から他社へ運営権が移った場合、大幅に会場賃料が上がる可能性が高いことを問題視していた。  仮に同社が再度、運営権を勝ち取っても、県連の支出額が不透明となることに加え、同展示場に大幅な改修工事が入ることが確実視されることも不安材料となっていた。  執行部役員らはこれらの問題について「調査と交渉により、運営権がどこに移っても賃料が法外な値段になることはないとの感触をえた」と説明。改 修工事に関しても「来年の11月から3月にかけて行なわれることが決まったため、来年度の開催に支障はなくなった」と話し、開催に向けた視野が開けたこと を強調した。  役員らの報告の後にとられた開催の是非を問う多数決では、ほぼ全ての会長が賛意を挙手で示した。明確な反対の意志表明は見られず、正式に来年度の『日本祭』開催が決定した。  これに伴い実行委員長を前田氏が務めることが確認され、負担の軽減の目的で5人の副委員長職が設けられることも決まった。具体的に分担する業務や誰が務めるかについては決まっておらず、予算案や事業案についてもこれからだ。  園田会長は「会長らが一斉に手を挙げる姿に、彼らの安堵感のようなものを感じた。期待に応えられるように精一杯頑張りたい」と意気込みを見せた。  会議の進行役を務めた山田康夫会計(滋賀)も「赤字になる可能性すらある中でも、皆が日本祭の開催の意義に賛同してくれた結果。執行部もしっかりと責任を果たしていく」と話した。
単独の事業会計報告書の公表もなく  県連(園田昭憲会長)の9月度代表者会議が27日、文協ビル1階会議室で行われた。来年度のフェスティバル・ド・ジャポンは、会場となるイミグ ランテ展示センターの経営主変更による値上がりが予想されるため開催が危ぶまれていたが、会議では圧倒的多数の賛成によって開催が決定した。一方、ロード レース赤字問題については各県人会長らが次々と来年度の開催反対を表明。ロードレース単独での予算組みが求められるなどとして継続審議となった。また、今 年開催されたロードレースの事業会計報告書は公表されなかった。執行部によると、ロードレースの最終的な赤字額は17万5000レアルになる見込みだ。ス ポンサーが直前に降りたのが原因だという。 会議で園田会長は「2013年度はイミグランテ展示センターの利用費の値上がりが予想されるが、仮に赤字でも各県人会に負担は求めない」と県連で 負担する意志を示し、山田康夫第2会計が来年度の開催について出席者に是非を問うと、9割以上が賛成の意を示し、開催が決定した。 また、日本祭り及びロードレース実行委員長の前田ネルソン氏(三重県人会長)は「フェスティバル・ド・ジャポンは国際的に評価が高い。マット・グ ロッソ州で行われたフェスティバル・ド・ジャポンでも県連のノウハウが生かされ、成功に終わった。そもそも黒字化に成功したのはつい4年前から。祭りを継 続して開催することに意義がある」と語った。前田氏は来年度も実行委員長を務め、県連はサポート役として副委員長5人を配置するという。 本紙の取材を受けて執行部の1人は「来年度はどうにか乗り越えても、2014年度の開催は厳しくなる」と話しており、問題が1年先送りされただけとも言える。 ロードレース赤字問題に関しては、執行部の責任を追及する声は出なかったが、各県人会長からは強い口調で来年度の開催中止を求める声が相次いだ。 大西博己広島県人会長は「ロードレースを行うなら、独自会計、独自運営にすべきだ。そしてその赤字を県連にかぶせないでほしい。また、開催は役員会で決め るのではなく予算を開示した上で必ず代表者会議で決めるべきだ」と現在の県連の意思決定方法についても苦言を呈した。 川添博長崎県人会長も「県連は、代表者会議と執行部のどちらが権限があるのか分からない」と問うと、園田会長は「ロードレースの予算を開示しな かったのは私のミス。今回の意見は真摯(しんし)に受け止める」と謝罪し、「意思決定の権限は総会、代表者会議、執行部(役員会)の順」と、代表者会議の...