平成24年度外務大臣表彰伝達・祝賀式が8月28日午後2時から在聖日本国総領事館で開催され、同領事館管轄地域で今年度受章した松尾治氏(73、福岡、帰化人)、森口イナシオ氏(77、2世)、吉岡黎明氏(75、2世)が表彰状を受け取った。式には受章者の家族や友人、日系社会を代表する来賓が祝いに訪れ、3氏の功績に賛辞を送った。 松尾氏はあいさつの冒頭で「この受章は私個人に対するものではない」と言い、これまでかかわってきた日系団体や関係者の協力によるものだとした。また、「これらの活動が思う存分できたのは、陰で支えてくれた妻と子どもたちのお陰です」と家族に対して謝意を述べた。 援協の事業に27年間携わり、2011年までの2期4年間は会長も務めた森口氏は、「互いに助け合うということを実行できたことに感謝」とあいさつ。「子どものころ両親から『互いに愛し合いなさい』と教えられたことが一番大事なこと」と自身の原点について語った。 最後に表彰状を受け取った吉岡氏は、「受章の理由が見当たらない」と戸惑いながらも、多くの関係者が式に訪れたことに感謝の言葉を述べた。また、日系社会に対する貢献は「1979年に外務省の研修生として日本へ行かせてもらった恩返し。45日間日本で過ごした研修で日本の文化や経済を学べて、とても良い研修だった」と話した。 小林雅彦首席領事から3氏へ表彰状と記念品が授与された後、懇談の場が設けられた。木多喜八郎文協会長の音頭で乾杯した来場者は、表彰状を手にした3氏を囲み歓談を楽しんだ。 2012年9月11日付
Ano: 2012
6 de setembro de 2012, 10:17 A Fundação Japão em São Paulo, em parceria com a Aliança...
Escrito por Kenia Gomes Seg, 10 de Setembro de 2012 18:15 Neste dia 12 de setembro, às...
Escrito por Célia Oi Qui, 06 de Setembro de 2012 14:52 Cerca de 500 pessoas participaram do...
Escrito por Célia Abe Oi Qui, 06 de Setembro de 2012 16:05 Faleceu em Belém, na madrugada...
Implantado pelo Instituto Paulo Kobayashi (IPK) em parceria com a Secretaria Municipal de Participação e Parcerias (SMPP),...
福岡県の特産品や産業を紹介する「福岡プロモーション」が8月30日、在聖日本国総領事館公邸で行われ、同県人会員や日系団体の代表者、伯国の政府関係者約150人が訪れた。同催しは小川洋福岡県知事ら同県庁の一行の来伯に伴い開かれたもの。あいさつに立った小林雅彦首席領事は「日本を紹介する催しを都道府県単位で開催するのは今回が初めて」と開催の喜びを語り、「地方の素晴らしい文化を普及したい」と今後も地域を取り上げ日本を紹介する場を設けたいとの考えを示した。 会場には博多人形や「英彦山(ひこさん)がらがら」といった福岡の工芸品が並べられたほか、同県内にある企業の取り組みを紹介するパネルも展示された。 多くの来場者でにぎわった試食と試飲のコーナーでは、同県産の茶や日本酒、定番土産の「千鳥まんじゅう」や明太子を使ったせんべい「めんべい」、7月に開催された県連主催の日本祭りにも出品した株式会社高橋商店(本社=同県柳川市、高橋努武代表取締役)が製造している調味料YUZUSCO(ゆずすこ)が紹介された。 総領事館を代表してあいさつした小林首席領事は「日本文化は多様性に溢れた素晴らしい文化。多彩な郷土食や芸能、踊りにあるといつも感じる」と日本文化の奥深さについて言及。日本全国の郷土食などを紹介している県連主催の日本祭りに近年は約20万人が来場していることに触れ、「地方の魅力はブラジル人をも魅了していると言えるのでは」と、日本文化に関心が高まっている現状を喜んだ。さらに、「総領事館も手伝い地方の素晴らしい文化を普及させたい」と意気込んだ。 続いて小川県知事が「福岡とブラジルは地理的には遠いが、心の距離は近いと思っている」と話し、移民として渡伯した同県出身の先人の功績をたたえた。また、最近の同県について「自然と都市が調和する大変住みやすい地域であり、食べ物がおいしいと雑誌に紹介されたこともある」と語り、「福岡県が誇る産物や魅力について知ってもらいたい」と締めくくった。 両氏のあいさつの前には、同県について約5分間にまとめた映像が上映。それによると同県は古くからアジア諸国と交流があるという。「アジアの拠点」と位置付けている場面で始まり、観光地や伝統行事、特産品などを紹介。名産品のイチゴ「あまおう」や八女(やめ)茶、ラーメンの映像も盛り込まれ、参加者は同県の魅力に見入っていた。 試飲と試食のコーナーでは、背中に大きく「福岡」と書かれた法被や浴衣を着た同県人会(南アゴスチーニョ会長)会員が活躍。日本酒は吟醸酒をはじめ数種類が用意され、気に入った銘柄の酒を何度も求める人も少なくなかった。試飲を担当した同県人会員は「非日系の人も辛口や甘口の違いで、自分の味を持っていることに驚いた」と話した。 試食のコーナーでゆずすこを勧めていた辻澤清香さん(24、2世)は、「どこで売られているのか尋ねる人がいるほど好評だった」と笑顔を見せた。 2012年9月7日付
日本酒とともに試飲コーナーに並んだのは、福岡県南部の八女市とその近郊が産地の「八女茶」。来場者は、福岡県人会長夫人の南久美子さんらがいれた濃い深緑の茶を手に、豊かな香りや茶の甘みを楽しんでいた。 同地の日本食レストランで茶を頼むと熱湯でいれたかのような熱々のものが出てくるが、南さんに言わせると「最初から熱いお湯でいれるのは台無し」という。 同コーナーで配布していた八女茶の手引きでは玉露は50度、煎茶は70~80度の湯でいれることを勧めている。南さんによると同催しの試飲で提供した茶は、数分間水出ししたものにポットで沸かした湯を注いだ。最後に熱い湯をいれるが、「水出しすることで甘さと香りが出ている」ため、おいしい状態でいただけるそうだ。 試飲した非日系の来場者はブラジルで知られている茶との違いを楽しみ、「とてもおいしい」と満足した様子を見せた。 同日、試飲のための茶葉を500グラム用意したという南さんは、「八女茶は茶葉が上等というだけでなく、いれ方にこだわることでおいしくなる。ブラジルで売られている茶葉も、熱いお湯を使わず焦らないでゆっくりいれることで、よりおいしくなります」と助言していた。 2012年9月7日付
夜空彩る七夕飾りに誘われて 【マット・グロッソ州クイアバ市発・川口裕貴記者】第2回マット・グロッソ七夕日本祭り(伊沢祐二実行委員長)が8月31日から9月2日までマット・グロッソ州の州都クイアバ市にあるパンタナルショッピングモール敷地内特設会場で開催された。同州と同市の後援で、会場には3日間で昨年の2倍となる約6万人が来場した。開催期間中、日中の気温は40度近くになり、夕日が沈んだ時刻から続々と来場者が増えだした。祭りは夜遅くまで行われ、満月の雲一つない夜空の下、七夕飾りが会場を彩り熱気に満ちていた。 同祭初日、午後7時半から行われた開会セレモニーには伊沢実行委員長、尾崎堯名誉実行委員長、州や市からの来賓をはじめ、中山雄亮在サンパウロ日本国総領事館副領事や県連から園田昭憲会長などが出席。それぞれがあいさつを行い、鏡割りで開催を祝った。 昨年初開催の同祭は、予想を大幅に上回る約3万人が来場。会場の同市サントス・ドゥモン広場は安全面や交通の面から運営が成り立たなくなったことを踏まえて、前回の約4倍の2万平方メートルの会場面積、駐車場も充実している今回の開催場所を選んだ。 会場には約50の飲食店と30店舗の企業ブースや売店が舞台を囲み、舞台前には400の客席が用意され、飲食店横にはテーブルが750脚並んだ。3日間とも午後10時ごろになると来場者数はピークに達し、用意された客席、テーブルともに満席となり、会場が手狭に感じる時間帯が続いた。 来場者のほとんどが非日系人で、家族連れを中心に若い学生のグループなど、コスプレやアニメのキャラクターの帽子を被ったりする人が多く見られた。 舞台上では様々な催しが行われ、31日の開会セレモニーで日伯両国歌を演奏したクリチバ大学オーケストラ30人による演奏は圧巻で、拍手喝采(かっさい)での幕開けとなった。太鼓やコスプレショー、アニメソング、カラオケ、ミス日系大会など、日本の文化を余すことなく披露していた。 伊沢実行委員長は「大勢の人が来場し日本文化を知る機会を持てて良かった。成功といえる結果になったが、来年もさらに魅力ある祭りにできるように努力したい」と意気込みを語った。 しかし、6万人もの来場は想定しておらず、開催期間中は駐車できない車が路上に溢れ、交通渋滞を招いたことを反省点として挙げた。 同地域にはイベント用の施設はあるものの多額の費用が必要となるため、州政府側との予算の関係も兼ねて今後どういった方向性で運営するかが焦点となりそうだ。 同祭は後援の同州情報局が広告費だけで6万レアルを出資。会場も無償で提供しており、入場料も無料だった。今後も州政府との良好な関係の下、継続して同祭を開催したいというのが関係者の願いであり、同地域の経済発展と共にさらに成長するイベントになることが望まれている。 2012年9月7日付
ニッケイ新聞 2012年9月7日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)がイベント会社に委託して7月29日に実施した『第1回日伯ロードレース』の収支報告が、先月30日の代表者会議で発表され、現時点で10万レアル以上の赤字であることが分かった。経費の明細説明がないとして、県人会長から不満の声が噴出し、執行部役員が謝罪する事態にまで発展した。ある役員によれば、企業への事業委託料は総額25万レ。収入がわずかであることを考えれば、最終的には20万レ強の赤字を抱える可能性があるようだ。 「こんなにかかるとは聞いていない。どういうことだ」―。収入1万レアル、支出11万3千レという大赤字の報告に代表者会議は色めき立った。執行部の「経費についての説明はしたはず」との発言に対し、大西博己氏(広島)は「具体的な数字の提示はなかった」と反論。「言った」「言わない」の言い合いになり、議事録を確認すると、実は説明していなかったことが判明した。同イベントの会計が『第15回日本祭』の一部で、収支の内訳が不明瞭となっていることにも不満の声があがった。内山住勝氏(群馬)は「独立した事業会計とすべき。何に経費が掛かったのか把握できないのはおかしい」と指摘した。これに対し、役員の山田康夫代表者会議長(滋賀)は「執行部のミスがあったことは事実。申し訳ありません」と謝罪。園田会長も「今後、本会計と事業会計は別々に作成する方針としたい」との意向を示した。執行部は赤字について「最大の原因は、支援を表明していた大口のスポンサーが6月になって急きょキャンセルしたこと。それに対応しきれなかった」と説明したが、釈然としない雰囲気のまま報告の承認が行なわれた。つまり、事前に大赤字になることが分かっていたが、中止にしなかったようだ。本紙の取材にある執行部役員は「支出として記載されているのは、委託金の7月支払額のみ。何にいくら使われたかその明細は公表されないので把握出来ていない。そのうえ、8月支払い分が残っており、来月の収支報告でさらに赤字額が増えることになる」と驚くべき内容を明かした。「詳細は分からない」とその役員は繰り返すがこの事業単体でみれば、20万レ以上の大赤字の可能性もあるようだ。同イベントは『日本祭』のテーマ「共存する進歩と環境」の関連イベントとして7月29日に開催され、約1500人が参加した。募集と運営は民間企業への委託によって行われた。
45年で200人送り出し 母県との懸け橋担う存在に 福岡県人会(南アゴスチーニョ会長)主催のブラジル福岡県人会県費留学生OB会設立記念式典が、1日午後4時から聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで開催され、母県から小川洋県知事(63)をはじめ、新村雅彦県議会副議長(59)、武藤英治海外移住家族会会長(60)など計14人が初来伯して出席した。会場には、留学生OB、県人会員や来賓として菊地義治援協会長、本橋幹久県連副会長たちが顔をそろえ、約100人が一堂に会した。 今年で45周年を迎える同県費留学生制度は1967年に始まり、一年も途切れることなく今までに約200人の留学生を送り出してきた。OBたちにこれからも県人会の中核を担ってもらい、母県のことを県人会員に伝えていってほしいという南会長の思いもあり、今年2月に同会を立ち上げることを決定。今回正式に設立された。 南会長(57、3世)は「ブラジル福岡県人会県費留学生OB会は、福岡県と我々県人会の懸け橋になる存在です」と力強く語り、OB会会長に就任した福永ミルトン氏(49、3世)は「私たち留学生の福岡県への感謝は言葉で表すことができません。現在、ブラジル国内でOBたちは様々な分野で活躍しています。心を込めてこれからも頑張り続けるので、留学生制度を続けて下さい」と今後の協力を呼び掛けた。 小川知事は「日本文化・習慣を知り、日本語を駆使できるOBの方々は交流の要となる存在です。OB会が様々な交流分野において、福岡県にとって非常に心強い応援団であります」と褒めたたえた。 新村県議会副議長は「留学生OBにブラジルで福岡県のアピールをしてもらい、福岡県でブラジルのアピールもしてほしい」と期待している。また、武藤移住家族会会長は「今、産声を上げたOB会を大きく育てなければならない。そのためには、さらなる県の応援も必要で、私たち家族会も全力を挙げて応援します」と強い意気込みを示した。 福岡県から同県人会への祝儀が南会長らに手渡された後、県人会から母県への記念品が寄贈された。 2010年に同制度で九州大学法学部法律学科で学んだ弁護士の中村イアラさん(25、4世)は「日本文化を学ぶことができて本当に良かった。知事が留学生制度を大切にしていることが分かってうれしい」と笑顔で話した。 76年に同大学経済学部経営学科で勉強した仁田原テレジニアさん(61、3世)は「今、OB会の連絡帳を作成中で、これからの活動が楽しみです」と満足した様子。また、同式典で日本語の司会を務めた鹿毛アデマールさん(69、2世)は、68年に同大学工学部冶金(やきん)工学科に留学し、日本の伝統を肌で感じ理解できたという。同氏は「これからもOBとして貢献していきたい」と目を輝かせた。 式典後はホテル内で祝賀会が開かれ、小川知事の音頭で乾杯。その後、サンバショーが披露され、来場者もサンバのリズムに合わせて一緒に踊るなど楽しい時間を過ごした。 今後のOB会の活動は未定で、これからの話し合いで決定されるという。福永会長はOB会の一つの活動として、日本企業のブラジル進出を助けることをしたいという考えを明らかにした。 2012年9月6日付
景気回復期待する観光業界 【一部既報】8月中旬にロンドン五輪が終わり、次は2014年のサッカー・ワールドカップ、16年のリオ五輪と大型イベントが目白押しとなっているブラジル。しかし、今年6月にリオ市で開催された「リオプラス20」(国連持続可能な開発会議)では、会場施設が開会間近まで設置されず同地域ホテル価格の高騰などで各国からの出席も敬遠された。その上、伯国内のインフラ整備や治安問題など課題も少なくない。大イベント開催を契機に日伯間のノービザ協定締結も期待されるが、両国の動きは鈍い。旅行業界関係者に現状など話を聞いた。 EMBRATUR(ブラジル観光公社)が発表しているデータによると、国際線到発着数は2011年上半期(1~6月)の435万7969人から、今年の同時期では462万3689人と6・1%増加している。 日系旅行社の話でもブラジルの経済成長に伴い、特に日本からのビジネス客の伯国入国者が増えているという。 しかし、「ブラジルに目を向けてくれることはうれしい」(日系旅行社)としながらも、欧州の経済危機がいつ回復するのかなども懸念されている。さらに、観光客などを受け入れる準備と態勢が伯側で整っていないことが大きな課題となっている。 6月にリオ市で開催されたリオプラス20では、会場となったバーラ・デ・チジュッカ区域の四つ星五つ星クラスのホテルの価格高騰が目立った。また、交通機関や地元ガイドなどの料金も「最低で平常の40%高(旅行業関係者)」と便乗値上げし、国際会議であるにもかかわらず各国からの出席が敬遠されたほどだ。 本紙8月17日付国内面で「過去最大のインフラ計画」として、今後伯政府が30年間で1330億レアルの投資を行うとしているが、特に14年のサッカー・ワールドカップの競技場となる各会場の建設が思うように進んでいない。 そのほか観光業界筋からは「以前のVARIG(航空)時代なら格安の国内エアバスもあったけれど、今は国内の飛行料金も高く、(W杯開催中)各地の競技場に観光客がどれだけ入るのか何とも言えない。各州知事との関係で各地で大会を開催することに決定したことが裏目に出るのでは」と懸念する声もある。 また、在日東京ブラジル総領事館のマルコ・ファラーニ総領事は、日本人を対象としてビザ発給の緩和を今後の課題の一つに挙げているが、日伯間のノービザ協定実現までは話が進みにくい現状の中、単なるリップサービスで終わるのか、本当に実現できるのかは伯国政府の考えに左右されそうだ。 時事通信によると、メキシコ観光局幹部は13年から本格的な日本の観光客調査に乗り出す。その背景にはアジアからメキシコへの観光客は日本人が最も多いことがあり、積極的な宣伝を行っていくという。 一方のブラジルが距離的な問題があるとはいえ、2大イベントを数年後に控えて日本など海外からの観光客及び企業誘致による経済成長を具体的にどのように見込んでいるのかは分かりにくい状況だ。 2001年9月11日の米国同時多発テロ以来、大きなダメージを被ってきた旅行業界。昨年3月の東日本大震災発生で追い打ちをかけられる中、ブラジルでの今後の大イベント開催に向けて、同業界関係者は景気回復を期待している。 2012年9月6日付
Um dos mais importantes líderes da comunidade acadêmica nipo-brasileira do Japão, professor da Escola de Letras e...
No sábado do dia 15 de setembro, às 9h, o Pequeno Auditório do Bunkyo recebe o público...
ニッケイ新聞 2012年9月6日付け 「来年の日本祭開催は非常に難しい」――。先月30日にあったブラジル日本都道府県人会連合会の代表者会議。園田昭憲・県連会長の言葉に各県人会長はどよめき、賛否両論が噴出、慎重論も強かった。会場となる聖市イミグランテス展示場の使用問題が大きな懸念材料となっている。早々にも臨時会議が開かれ、9月中旬をめどに開催の可否が決定される見込みだ。20万人を集客する世界最大級の日本祭りはもう見られないのだろうか…。 イミグランテス展示場は聖州政府の所有で、経営を民間企業に委託している。その経営権を巡る入札が来年3月に控えていることで賃料の交渉先が定まらず、現時点で予算を確定できないことが主な問題点だ。執行部役員の山田康夫氏(滋賀)は、「仮に所有企業が変わらなかったとしても、賃料の大幅値上げは避けられない」と話し、支出高騰を示唆した。「当初5万レアルで始まった賃料は昨年が18万、さらに今年は25万まで引き上げられた。特殊な条件の中で、上げ幅がわからないまま計画を進めていくことはリスクが高すぎる」との声も出た。同じく執行部役員の本橋幹久氏(鳥取)は「何とかして開催したいが、一旦始めたら、結果としてどれだけお金が掛かることになってもやめられない。感情的にならずに慎重にならないと。他の会場も探しているが中々…」と渋い顔を見せる。一方で、大矢進貞氏(神奈川)は「実質的にコロニアを代表する、世界最大級と言える日本祭をそう簡単にやめることは許されない。やる、やらないといったレベルの話ではない」といった主張もあり、意見の取りまとめは困難を極めることが予想される。入札後の新運営会社の方針によっては、アルキバンカーダの取り壊しや「食の広場」スペースへの新建造物の建築が行われる可能性もあり、会場の設営に大変更が生じる可能性がある。執行部役員らは「10月までに企業に声をかけ始めなければ資金の確保は困難になる」と話す。従来なら8月中に決まる実行委員長と大会テーマも9月初旬時点で未決定。スポンサー交渉も進んでおらず、開催可否の決定は喫緊の問題だ。園田会長は「プラス50万レアルほどのスポンサーで済むなら私が責任を持って集める。やめることも選択肢だが、開催もまたもう一つの選択肢」と会議を締めくくった。
ニッケイ新聞 2012年9月6日付け 日本祭の開催に関して大きく揺れた県連8月代表者会議。この日は終了後の懇親会への出席者も少なく、普段なら県連事務局の会場がぎゅうぎゅう詰めになるのに対し、6、7人に記者2人と閑古鳥が鳴いていた。コロニアの危機とも言えるこの非常事態だからこそ、これまで以上に「懇親」が必要なのではないかと思うのだが、平時より少なくなるとは…。 ◎ 「最低催行人数20人」で進められていた10月14日~11月4日の日程で日本の東北地方を訪問する「県連・被災地応援ツアー」。担当の本橋幹久氏によれば、現在の応募人数は16人ということだが、開催を決定したとのこと。本橋氏は「催行が決まったのは喜ばしいこと。それでもやはりもうし少えて欲しいというのが本音です」とため息。引き続き募集は継続し、9月末まで受け付けると言う。少しでも興味があるという方は、話だけでも聞いてみてはいかが?
ニッケイ新聞 2012年9月6日付け ■今週末の催し 金曜日(7日、独立記念日) 全伯吟剣詩舞道大会、午前10時、北海道協会(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana) 土曜日(8日) アチバイア花といちごの祭典、午後9時、エドムンド・ザノニ市立公園(Av. Horacio Neto, 1030)、日曜日も◎アルジャ花祭り、終日、アフロード展示会場(Av. PL do Brasil,...
ニッケイ新聞 2012年9月6日付け 外務大臣表彰の伝達式で 平成24年度外務大臣表彰の伝達式が8月28日、在サンパウロ日本国総領事館で行われた。今年度の受賞者は松尾治(74、福岡)=ブラジル日本移民百周年記念協会元執行委員長=、森口イナシオ(77、二世)=サンパウロ日伯援護協会前会長=、吉岡黎明(76、同)=社会福祉法人救済会会長=さんの3氏。小林雅彦総領事代理から賞状と記念品が授与された式典には、日系団体関係者に加え、家族・友人ら約40人が出席し、晴れの日を祝った。松尾さんは福岡県行橋市出身で16歳の時に単身で来伯した。ブラジル日本文化福祉協会副会長、ブラジル日本都道府県人会連合会会長、福岡県人会会長を歴任。日本移民百周年関連事業の執行委員長だった。今回の受賞に対し「これからも日系コロニアと日伯交流に貢献しろ、との叱咤としても受け取った。まだまだ頑張る」と笑顔で挨拶した。「援協という組織の中で、神の教えでもある〃お互いに愛し助け合う〃ための活動を行ってこれたことに深く感謝したい」と森口さんは話す。サントス市出身で牧師でもある。1982年から援協の活動に携わり、長く理事、副会長を務め、2007年には会長に就任。09年に完成した援協社会福祉センターの建設にも建設委員長として尽力した。妻のローザさん(72、二世)も「日本でも認められたことは本当に嬉しい。これからも支えたい」と喜びを語った。グアルーリョス市にある老人ホーム「憩の園」を運営する社会福祉法人救済会の会長として4期7年目を迎えた吉岡さんは、帰伯労働者情報支援センター(NIATRE)、文化教育連帯学会(ISEC)の両団体の代表でもある。ブラジルにおける日本人、日系人の教育や就労支援に取り組んでいる。97~2001年には日本の天理大学の客員教授も務めた。娘のレイラさん(46、三世)は「いつでも人のために一生懸命だった。自慢の父です」と誇らしげに話した。式典後には、木多喜八郎文協会長の乾杯の音頭で会食が開かれ、記念撮影や懇談などが和やかに行われた。
