鹿児島県人会の総会中、ある会員が「この会館にも母県からたくさんの歓迎団が来るんでしょ? チンタ(ペンキ)もはげてソファーもぼろぼろ。どうにかならないのか」と園田会長に質問した。園田会長は「会員が賛成ならリフォームをやりましょう」と答えたが、県人会100周年記念行事後、売却を検討している会館だけに難しい選択となりそうだ。
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また総会では、昨年の県連「ロードレース問題」について「赤字の17万レアルを取り返してほしい」と会員から、やぶからぼうの意見があった。園田会長は「鹿児島の名に恥じない運営をする」と冷静に答えた。総会で県連と県人会会長が確定したため、戦後移民60周年記念のフェスティバル・ド・ジャポンと、県人会100周年事業が園田氏最後の仕事となる。コロニアに彗星(すいせい)のごとく現れた鹿児島の「ウルチモ・サムライ(ラスト・サムライ)」が、「明治維新」ならぬ「コロニア維新」を成し遂げられるか。節目の年から目が離せない。
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昨年末に結成され、今年1月下旬に第2回会合を行った戦後移住60周年記念祭実行委員会(川合昭実行委員長)。「7月の式典までに時間がない」としながら、その後の具体的な動きもなく、何の音さたもない様子。また、予算案に上げられた17万レアルもどうやって集めるのかなど不明な点も少なくない。戦後移住者のある団体関係者に「戦後60周年で何か具体的な事業案はあるのですか」と聞いたところ、「特に何もない」との返答が返って来たのには少々、驚かされた。節目の年に自分たちで何かをやろうという自覚がないのか。それとも、同実行委員会の考え方と合わないのかは分からないが。
2013年2月28日付
