13年度限りの条件付きで
創立100周年記念事業も発表
ブラジル鹿児島県人会は、24日午前11時からサンパウロ市パカエンブー区の同会館で定期総会を開催し、31人が出席した。役員改選では、会長続投の進退が注目された園田昭憲氏が条件付きでの会長就任が承認され、続投が決まった。園田会長は「4期連続の会長は同県人会に前例がない」と述べる一方、「今年は県人会創立100周年の大切な年。乗り越えたい」と引き締まった表情で続投への思いを表明した。
小森廣氏が議長を務めた定期総会ではまず、2012年度の事業・会計報告、13年度の事業計画案審議、予算案審議が行われた。12年度の会計報告は収入14万193・89レアル、支出9万2688・25レアルで、12年度基金利息(6850・92レアル)を差し引いた4万654・72レアルが次年度に繰り越し。13年度予算案は、10万7600レアルがそれぞれ承認された。
引き続き役員改選が行われた。会長を続投する園田氏だが、新役員シャッパの名簿が配られた冒頭で「会長職は長く務めてはいけないもの。長期同じ会長だと県人会は沈滞化する」と述べた。しかし「県人会未到の100周年。また県連会長として今年のフェスティバル・ド・ジャパンも節目の年になる」と今年の重要性を説明した上で、会長を続投するにあたり二つの条件を会員に提示した。条件の内容は
(1)13年度は会長を務めるが、14年度以降は第3副会長の松村滋樹氏に会長代理を委ねる
(2)15年度以降は県人会役員に再選されない、というもの。
さらに承認者10人に署名を求めた。署名書の1枚は園田会長自身が保有、もう1枚は県人会に保管され、署名を終えた時点で正式に会長続投が決まった。
あいさつで園田会長は「衰退する日本を薩摩藩が中心となって『明治維新』を行ったように、県人会も会そのものを変えなければならない。具体的には会館の売却が私の最後の仕事になる」と力を込めた。新役員は次の通り(敬称略)。
会長=園田昭憲。
第1副会長=山下譲二。
第2副会長=楮畑孝男。
第3副会長=松村マキシミリアーノ滋樹。
書記=谷口雅治。参与=井料堅治。
第1会計=中原田ルイス・ジュニオール。
第2会計=吉原豊治。
◆本格始動した100周年記念事業
新役員発足後、創立100周年記念式典予算案が発表された。予算合計は32万5000レアルで承認された。同時に具体的な催しも決定。10月11日~13日は、森一浩、豊田豊、若林和男3画伯による「3人画展」を文協貴賓室で開催。同19日に「西郷隆盛記念講演」を文協小講堂で開催。同20日に創立記念式典。さらに記念切手の発行を行うほか、記念誌も来年初旬に発行される。
記念式典の開催場所については現段階では未定だが、サンパウロ州議事堂での開催が濃厚。開催場所については今回、定期総会に初めて参加し、父親が鹿児島出身で西本エリオ・サンパウロ州議員補佐官である折田茂郎氏(64)も協力の意向を示した。
また100周年事業については既に2人の会員から1万2000レアルの寄付金を受けており、県庁が同事業の金銭的な援助をすることも決定していることなど、朗報が園田会長の口から同会員に伝えられた。
総会後の昼食会は終始和やかな雰囲気で執り行われた。その後早速、100周年事業委員が打ち合わせを行うなど、多忙な1年の幕開けとなった。
2013年2月28日付
