06/03/2026

Dia: 15 de março de 2013

初の「在外県人会サミット」各国結ぶ「ワールド県人会」を創設  2月5日~8日に福島県で開催された初の「在外県人会サミット」に、サンパウロ市(聖市)からブラジル福島県人会(永山八郎会長)で約10年間事務局長を 務める曽我部威(そがべ・たけし)さん(78)が代表して参加した。同サミットでは、世界のネットワークをつなげ母県の復興支援を目的とした「ワールド福 島県人会」(満山喜郎会長)が結成された。また、今回の訪日ではサミットへの参加をメーンに、地元喜多方ラーメン関係者との懇談によるブラジル進出促進及 び活性化、短期留学制度の復活など収穫も多かったという。  同サミットは、東日本大震災と福島第一原発事故からの復興状況に理解を深め、福島県への支援や在外県人会のネットワーク強化などを目的に今回初めて母県で開催。北米、南米、アジアなど世界9カ国から19県人会代表が一堂に会した。  サミットには佐藤雄平県知事も出席し、福島県の風評被害払拭に努め、国内外への情報発信を強化する考えを示したという。  ブラジル福島県人会代表として参加した曽我部さんは、4日間のサミット開催期間中に1・5メートルの積雪があった中、メンバーと共に南相馬市や飯舘村など各地を訪問。「家だけがあって誰も住んでおらず、津波が怖くて帰れない状況だと説明された」そうだ。  また一行は、がれき処理施設なども訪問したが、日本政府と母県との意見の違いがあることや復興が遅々として進んでいない状況を目の当たりにした。  そうした中、移動中のバス内でロンドンしゃくなげ会(英国)の満山会長の提案で、「ワールド福島県人会」の結成を呼び掛ける意見に参加者全員が賛同。鈴木県知事にも報告され、サミット最終日に正式に決定した。  地元メディアの報道によると「ワールド福島県人会」の結成により今後、各国の県人会をつなぐ連絡調整役が置かれ、福島県復興に向けた連携をはじめ、2年ごとをめどにしたサミット開催、新たな課題への支援策を検討していくという。  ブラジル福島県人会でも今後、各国県人会との情報交換を行い、母県の風評被害払拭に向けた取り組みを行っていく。その具体策として曽我部さんは今回、サミッ ト終了後に喜多方市も訪問。山口信也市長をはじめ、市観光交流課、地元商工会議所関係者のほか、喜多方ラーメンの麺を製造販売する五十嵐製麺や大和川酒造 代表らと懇談した。  その結果、今年7月の聖市での日本祭りに五十嵐製麺、大和川酒造関係者が出席することがほぼ決定し、今後の福島県製品のブラジル進出を目指した活動が行われる予定だ。  また、今回の訪日でブラジル福島県人会にとって大きな「土産」となったのが、短期留学制度(2週間)の来年(2014年)度からの復活だ。約10年前から毎 年行われていた同制度は11年3月11日の震災後、県費留学制度と共に停止され、ここ2年間は母県での受け入れができない状況だった。...
16日(土曜日)◎青葉祭りは、午前7時からサンパウロ市(聖市)リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fa gundes, 152)で。◎作品展覧会「浮世絵ヒーローズ」は、午前10時から聖市ジャルジン・パウリスタ区の間部ジ ョー芸術文化ギャラリー(Av. Brigadeiro Luiz Antônio, 4225)で。 17日(日曜日)◎クリチバ将棋最強者戦大会は、午前9時からパラナ州クリチバ市ウベラバ区のクリチバ文援協(ニッケイ・クリチバ)会館(Rua Padre Julio Saavedra, 598)で。◎こどものそのの牛の丸焼き祭りは、正午から聖市コロニア・イタケーラ区の同施設(Rua Prof.Hasegawa, 1198)で。 2013年3月15日付
 ノロエステ連合日伯文化協会(白石一資会長)は10日、サンパウロ州アラサツーバ市のアラサツーバ日伯文化協会会館で第54回定期総会を開催した。  同会には白石会長をはじめ、ブラジル日本文化福祉協会の木多喜八郎会長や在サンパウロ日本国総領事館の鈴木暁領事、アンドラジーナ市の小野ジャミル市長ら約100人が出席した。同会の冒頭、白石会長はあいさつに立ち参加者たちに感謝の意を述べた。  会計会務報告では、昨年度収入が1万6974・70レアル、支出が1万5205・35レアルで、1769・35レアルの黒字会計であることが報告された。11年度からの繰越金に利子などを加え、4万1538・71レアルが来年度に繰り越されることとなった。  その後、ここ15年間にノロエステ連合は各会員1人当たり1レアルの会費が据え置かれていたが、昨今のインフレなどの影響により、これを値上げしたいとの提案があった。一部反対意見も上がったが、大半の参加者の賛成で可決され、今年度から1人当たり1・5レアルの会費となった。  また、毎年恒例のノロエステ盆踊り大会が8月31日にアラサツーバで開催されること、日にちなどの詳細はまだ未定だが、今年の農事研修会がアリアンサ地区で行われること、そして岡島哲司氏、宮島兄夫氏、佐道喜郎氏、元山光男氏の4氏がノロエステ連合の相談役として新たに就任することが報告された。  閉会のあいさつで白石会長は、自身が立候補する文協評議員選挙への協力、木多文協会長の次期続投への協力を出席者へ呼び掛けた。  同会終了後は文協、援協、県連、日文連の4団体によるノロエステ地域の日系市長、副市長、市議会議員などへの表彰式が行われた。 2013年3月15日付
今年設立60周年を迎える高知県人会(片山アルナルド会長)は3日、サンパウロ市ピニェイロス区の同会館でひな祭りを開催した。初の開催となった同祭には会員らが家族や友人とともに来場し、始終にぎわいを見せた。 会場では童謡「うれしいひなまつり」が流れ、在サンパウロ日本国総領事館が所有する7段のひな人形が飾られた。訪れた来場者は人形を眺めたり写真を撮ったりして、ひな祭りの雰囲気を楽しんでいた。 同祭は片山会長が企画・発案したもので、今年1月の役員会で開催が決まった。片山会長は「たまたま3日が日曜だったから」と初開催に踏み切った理由を説明し、「日本の文化や伝統を知ってもらいたかった。私は2世なので(ひな人形を)初めて見た」と開催を喜んでいた。 ◆新商品販売実現に意欲高知県人会は8月下旬に60周年記念式典を予定しており、ひな祭りはその資金作りも兼ねて開かれた。同県人会の年間行事の中には焼きそば祭りや文化祭があり、婦人部が料理の腕前を披露している。 日本の農林水産省の事業で2月2日まで加工品の研修などのため日本へ行った高知県人会婦人部の東加代子さん(64、2世)は、県人会から初めて同事業に参加した。訪日中、高知や愛媛で研修した東さんは米粉を使った料理を教わったという。 研修先で作られていたのは米粉を使ったケーキやパン。「粉以外は全部一緒。米粉を使ったお好み焼きも食べたが、トリーゴ(小麦粉)より軽い感じがした」と違いを説明。「グルテンを含まないので、小麦アレルギーの人にも」と勧めていた。 片山会長は「母県との交流は今後の県人会にとって意義がある。また行ってもらいたい」と抱負を述べた。県人会は、早ければ5月に予定しているカラオケ大会で米粉のケーキを販売したい考えだ。 2013年3月14日付
 【既報関連】7日から12日までブラジルを訪れた高校生平和大使4人が11日、ブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)を通じてサンパウロ市イビラプエラ公園脇のサンパウロ州(聖州)議会を表敬訪問した。平和大使を代表して佐藤仁彦さん(18、長崎)が長崎市長が聖州知事にあてたメッセージを羽藤ジョージ州議員に手渡した。その後、放射能について考える意見交換会が実施され、ブラジルの鉱山で被ばくしたレイモンド・ピニェーロさん(64)が「ブラジルではあまり知られていない放射能の脅威を被爆国の日本が率先して伝えてほしい」と訴えるなど、放射能の恐怖について考えさせられる会議となった。  聖州議会チラデンテス小講堂には、カルロス・ジアンナジ氏や羽藤両州議員をはじめ、在サンパウロ日本国総領事館の鈴木暁領事、長崎県人会の大川正夫氏も参加した。冒頭でジアンナジ氏と羽藤氏があいさつ。続いて長崎市長のメッセージが州議会側に手渡された。  その後、震災の映像をまとめたビデオが流され、被災した高野桜さん(18、福島)と佐々木沙耶さん(18、岩手)がそれぞれ、被災地の現状を用意した写真を使い発表した。  会は終盤、意見交換が行われ、招待されたサント・アマーロ旧鉱山採掘施設内で放射能を発する鉱山に触れ、被ばくした6人がそれぞれの意見を述べた。  意見は「気付けば被ばくしていた。当時は放射能に関して情報がなかった」「被ばくしても会社・国から一切の補償がない」といった切実なものが多かった。  また、被爆者協会や同議員らの働きかけにより、被ばく者の補償問題や、同鉱山地域のアパートや協会の建設差し止めを行うなどの動きも被ばく者から紹介され、感謝した様子で訴えていた。  本紙の取材に対し、会に参加した聖州立病院のマリア・カステイロ放射能専門医師は「放射能の研究はブラジルでは遅れている。放射能を認知してもらえるように日本と協力して活動を行いたい」と答えた。  同会でブラジルでのすべての日程を終えた大使4人。少し疲れた様子だったが、「『辛いと思うけど伝えてくれてありがとう』と、交流した学生に言われたことが印象に残った」「またいつかブラジルに来たい」など、それぞれが笑顔で感想を語った。なお4人の大使が「高校生1万人署名活動」の一環として、ブラジルで集められた署名数は214に達した。 2013年3月14日付
里帰り訪日使節団本紙の説明会に23人が出席  サンパウロ新聞社と公益財団法人海外日系人協会(山田啓二会長)の主催で実施する里帰り訪日使節団団員に選ばれた人たちの説明会が、12日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区にある本紙社屋で行われた。説明会にはサンパウロ州内在住の団員や付き添い、代理の家族ら23人が出席。日程の説明や諸注意が伝えられた。  里帰り訪日使節団は、東京に本社を置く竹内運輸工業株式会社の竹内政司社長の厚意で資金提供が決まり、昨年9月に団員を募集、同11月に応募者約30人の中から20人が選ばれた。その後、パスポートやビザの取得を行い、航空券の準備が整ったため、12日に説明会が開かれた。席上、団員の自己紹介の後、旅行日程の確認や注意事項などの説明が行われた。  日本にも同伴する夫とともに来場した団員の寺下さよ子さん(64、広島)は9歳で渡伯。夫の悦朗さん(64、2世)は訪日が決まってからのさよ子さんについて、「何を食べたいのかよく聞かされている。お好み焼きがおいしかったことを覚えている」と語った。さよ子さんは「ブラジルでもお好み焼きを食べたが、広島のものとは違った。ソースが違うのだろうね」と話し、久しぶりに本場のお好み焼きを食べることを楽しみの一つに上げた。  寺下さん夫婦の子どもは全員日本在住。訪日中に娘が出産する予定だという。さよ子さんは「胸がドキドキ」と満面の笑みで訪日を控えた心境を話した。  来伯72年目で初めての訪日が現実となる森広秀夫さん(83、岡山)は1人で日本へ向かうが、説明会には弟の雅夫さん(81、同)と参加した。雅夫さんは「兄は日本へ帰りたいと言っていたが、仕事もありチャンスがなかった。パスポートも10年間有効なものを持っていたが、機会がなかった」と、ようやく実現する兄の帰国をともに喜んだ。  秀夫さんは帰国後の予定として「自分が通っていた小学校へ行きたい」と真っ先に思い出の場所を口にした。小学校に6年生まで通い、家族とブラジルへ渡った秀夫さん。手元にある写真には73人のクラスメートが写っているという。「同級生に会う。行ってみないと分からないが、3分の1くらいおるかな」と72年ぶりの再会を待ち切れない様子だった。  加藤藤司さん(81、秋田)に付き添い訪日する娘のカンザワ京子クレオザさん(53、2世)は「父は1回でいいから秋田へ帰りたいと言っていた。私も日本に行くのは初めて。夢だった」と目を細めた。  自己紹介で「妹が申し込んだ」と話した吉永松下文子さん(59、長崎)は、初の帰国を控えやや緊張した面持ちで訪れた。妹も説明会に訪れ、熱心に聞き入っていた。  それぞれの思いを乗せた飛行機は今月31日に日本へ向け出発。団員、付き添いなど含めた合計35人の一行は4月18日まで日本に滞在し、同19日に帰国する。 2013年3月14日付