「語学指導等を行う外国青年招致事業」(JETプログラム)により、ブラジルの青年たち3人がきょう9日から訪日し、北海道、山梨、静岡の各地方自治体で活動する。
同事業は、日本の地方自治体が世界との交流を目指し、総務省、外務省、文部科学省と(財)自治体国際化協会が協力。1987年に始まり、これまでに約50カ国から5万人以上が参加。ブラジルからは95年に実施され、103人が訪日している。
今回訪日するのは、成田カレン摩耶さん(22、3世)、菊地ダニエラ美和さん(29、2世)、内田アラン英喜さん(26、3世)の3人。
サンパウロ州カンピーナス市在住の成田さんは北海道帯広市の市民活動部親善交流課に勤務する。サンパウロ総合大学で統計学を勉強し、「幼いころから日本で生活することが夢でした」と今回の訪日を喜ぶ。また、写真が趣味だといい、「日本全国を旅行する機会があれば回ってみたい」と笑顔を見せた。
菊地さんは、文部科学省留学生として高知大学に3年在学し、生物科学関連の教科書を作成した経験を持つ。山梨県国際交流協会で翻訳・通訳などの仕事をする予定で、「日本とブラジルの関係を深くし、最低でも2年は滞在したい」と意気込む。
日系企業で経理担当だったという内田さんは、祖母が静岡県出身。「ブラジルのコーヒーと静岡のお茶の多文化共生をし、日本でのブラジルのイメージを良くしたい」と述べ、「できれば富士山に登りたい」と目を輝かせた。静岡県企画広報部地域外交局の多文化共生課に勤務する。
同事業では、海外からの青年と地方自治体が1年ごとに契約を交わし、本人と自治体の希望により最長で5年まで滞在できる。日本語能力試験2級以上の日本語能力が必要。 同事業の詳細など問い合わせはサンパウロ総領事館(電話11・3254・0100)など各地域の公館へ。
2013年4月9日付
