グループ民舞皿踊り創立20周年
主要メンバー交代で新たに継続
リベイロン・ピーレス文化協会(村木アントニオ会長)の傘下団体として活動する「グループ民舞皿踊り」(川添博代表)の創立20周年記念式典が7日午前10時から同文協会館で開催され、民舞OBや関係者など約300人が一堂に会した。川添代表によると、主要メンバーの世代交代により、今回の20周年を節目に解散する意見もあったという。しかし、メンバーや父兄などから継続してほしいとの声が多く、これまでのように頻繁に各種イベントの舞台に立つことは難しくなるが、民舞の活動そのものは続けていくことになった。
同日午前に行われた記念式典では、デウニッセ・モウラ・リベイロン・ピーレス副市長、宮岡康雄サント・アンドレー日系連合会会長、栗崎邦彦長崎県人会副会長、ABC地区各日系団体代表や民舞を支えてきた婦人たちが来賓として登壇した。
川添代表はあいさつで20年の歴史を振り返り、民舞の目的について子供たちが日本文化を継承しながら自ら日系人としての意識を持ち、「勤勉で正直な大人になってほしいとの気持ちでやってきた」と強調した。また、1992年の長崎県人会創立30周年の時に諫早(いさはや)市から来伯した「皿踊り」メンバーの踊りに引かれ、その後、同年12月の文協日本語学校終業の際に踊りを披露したことが民舞の始まりとし、翌93年に正式結成。これまでサンパウロを中心に遠方ではレシフェ、ゴイアニア、マリンガ等の各地の日系イベントに招待されて出演したほか、97年の天皇皇后両陛下ご来伯時での踊り、98年の移民90周年でサンバチーム「バイバイ」の行進に一緒に参加したことや、2008年の移民100周年で250人のメンバーを募って「南中ソーラン」をサンボドロモで披露したことなどにも言及した。
そうした中で、「20年もたつと子供たちも大人に成長し、仕事、学校の勉強や恋愛・結婚等と忙しくなり、この20周年を機会に『有終の美』を飾って解散してもいいとの意見があった」ことを明かした。しかし、「会議で改めて話し合ったところ、『せっかくここまで来たので何とか続けてほしい』との声もあり、今までのようなアプレゼンタソン(舞台披露)は減ることになるが、継続することで意見が一致した」とし、今後も活動を続ける上で関係者への協力参加を呼び掛けた。
村木文協会長、栗崎長崎県人会副会長、モウラ副市長の祝辞に続き、記念品贈呈が行われ、民舞指導教師の川添敏江夫人などから創立メンバーたち一人一人に手渡された。
お礼の言葉として登壇した川添夫人は、この20年間で323回に及ぶアプレゼンタソンを実施してきたことを説明し、「踊りを通して各地の皆さんに感動を与えたいとやってきましたが、皆様方の拍手に支えられながら生徒たちも多くのことを学んできました」と述べた。
創立メンバー代表としてあいさつした小林キヨカさん(36、2世)は、「手の出し方、足の運び方、声の出し方など生徒全員がそろわなければ演技は成り立たなかった。また礼の大切さや多くの友達ができたことは、これからの人生にとって大きなプラスになると思う。これからも夫婦そろって元気に頑張ってほしい」と川添夫妻への感謝を込めた。
引き続き、主要メンバーの大坪由美子さん(29、2世)、中村リカさん(26、2世)、沢田メグミさん(27、2世)が、川添夫妻への感謝の言葉を述べた。
昼食後には、舞台上で民舞による踊り「大村音頭」を皮切りに、新生ACALや健康表現体操メンバーによる体操など約20演目が披露。躍動感溢れる生徒たちの踊りが観客の目を引いた。
最後は、遅れて出席した西本エリオ、羽藤ジョージ両州議も参加して会館内で出席者全員による盆踊りが行われ、フィナーレを飾った。
2013年4月11日付
