ブラジル政府が2015年までの5年間にわたって約10万人規模で理系分野のブラジル人学生を海外に送り出している「国境なき科学」計画。既に欧米やアジア諸国などで実施されており、日本では国公立と私立大合わせて10校が受け入れを表明しているが、大阪府立大学(奥野武俊学長)でも伯人留学生の受け入れを希望しているという。
故・杉村濬(ふかし)駐ブラジル日本国第3代公使(岩手県盛岡市出身)の曾孫に当たり、同大副学長である杉村延広氏からこのほど岩手県人会(千田曠曉会長)にメールで連絡があり、「日系を含むブラジル人の大学院生の留学先として検討いただくなど、何らかのアクションを取りたいと考えております」と意欲を見せている。
今月から同大副学長として国際交流を担当しているという杉村氏は、2005年5月にブラジルを初訪問し、岩手県人会の千田会長たちの世話でリオ市内にある杉村濬氏の墓参を行った経緯がある。
杉村氏は「(ブラジルとの交流の話も)何かの縁だと考え、失礼ながら千田様に連絡させていただきました」と「国境なき科学」計画を具体化させる考えだ。
今後の具体的な動きはこれからだが、杉村氏はリオ州内の大学との連携も考慮している。
2013年4月18日付
